【価格と機能のバランス】【23卒】カインズの冬インターン体験記（文系/商品開発体験）No.22921（非公開/女性）（2022/4/20公開）

商品開発に興味があったため応募した。マイナビでインターンシップを探している際、「カインズの商品開発について学び、グループワークで実践して考えることが出来る」というインターン内容を面白そうだと感じ応募した。

とくに対策はせずに参加した。ただ、カインズという会社のことを良く知らなかったので、公式ホームページとヒット商品について軽く調べておいた。

新商品立案型のグループワーク、プレゼンテーション

グループごとにエクセルシートが配布される。エクセルには顧客情報（60代・一人暮らし・最近掃除が大変・ペットを飼っている…等）が書いてあり、顧客に合わせた新商品をグループで話し合い、代表者一名が発表する。

カインズが商品開発の際に大切にしている考え方

それぞれの顧客のお悩みを解消できる新商品を提案してください

1日目にやったこと

カインズが商品開発の際に大切にしている３つの考え方について学び、その後にグループワークで新商品の立案・発表を行った。その後、社員の方からのフィードバックを頂いて終了。

人事部の方

なし

基本的に、商品価格を安価にするためにひとつの商品につき機能は１つに絞る必要があるとフィードバックを頂いた。便利にしようと機能を増やしすぎると、その分商品価格が上がりカインズで売る商品としては適さない価格になってしまうのだと学んだ。

思ったよりちゃんとした商品開発グループワークだったなという印象。顧客情報を見てニーズを考えるところから、価格まできちんと詰めて考える必要があったため少々骨が折れた。私は学校で商品開発について少し学んでおり、グループワーク自体も慣れていたが全員がそうではないので、「やや無理があるのでは？」という意見を空気を乱さずに軌道修正していく作業も大変だった。

グループワークに慣れていない学生はあまり意見を出さずに同意してばかりだった印象。状況を見て話を振ってあげることも必要だと感じた。

より良い商品を提案しようと「安くて機能性・オリジナリティの高い商品」を考案したが、機能性・オリジナリティを求めると開発費用がかさんでしまうため、カインズの商品としては適したものにならないという気づきがあった。また、商品開発にはコスト、デザイン、素材など決定事項が多くあり、新商品開発まではハードルが高いのだなと実感した。

カインズで販売されている商品の特徴をもっと詳しくつかんでおくことにより、カインズで販売するにふさわしい商品の提案ができたのではないかと思う。

新商品立案のための考え方を学び、実践できたことで、実際の商品開発は大変なのだろうなと想像することが出来た。また、社内で意見交換をするためのシステムやパートさんも含めて情報共有を行う場があることなどの説明も受けたため、風通しの良い職場環境なのではないかと感じることが出来た。

もともと商品開発ができるインターンシップが楽しそうだったから参加したというだけで、カインズについて詳しくなく、ホームセンター自体にもほとんどいったことが無いので、受けたとしても志望度の低さを見破られると思う。具体的に志望する理由を話せる人だけが選考に通過できるのではないだろうか。

前述のとおり、もともとインターンシップの内容に興味があっただけなので志望度は特に変わりない。ただ、インターンシップ後にカインズを大企業だと知り、志望度と選考に進む準備の大変さを天秤にかけ、選考に進むのをやめようと考えた。企業に対するイメージがマイナスになったわけではない。

インターンシップでは「商品開発の体験を通してカインズのことを知ってもらおう」という、就活生の興味をそそらせる目的のように感じたので、選考にはあまり関係ないと思う。

とくに志望する業界や志望する企業は無く、それを探るためにも興味を持ったインターンシップや好きな商品を扱っている会社に気まぐれに応募していた。そのうちの一社がカインズだった。他には、子供が好きだという理由で子供写真館や、なじみのある商品を取り扱っているという理由でオーガニック系の商品を制作・販売している企業に応募していた。

元々カインズについてまったく知らなかったが、インターンシップを通して初めて大きい企業なのだと知った。カインズの商品開発のコンセプトはとても良く考えられており、好感を持った。いつかカインズのホームセンターに足を運んでみたいと感じた。また、商品開発に興味があったが、体験したことで想像していたよりもクリアしなければならないハードルがいくつもあり大変な仕事なのだなと感じた。