【学生の人数】1人【面接官の人数】4人【面接官の肩書】人事2人、技術2人【面接の雰囲気】雑談を交えながら、非常にフランクな雰囲気だった。基本的にはエントリーシートに記載していることや、Webに登録した情報の深堀や志望動機についての簡単な面接だった。【就活における軸を教えてください。】私にとっての就活における軸は、新規事業に挑戦させていただけるかと、やりがいを感じられる企業か、です。まず、「新規事業に挑戦させていただけるか」については、そもそも私が就職活動を行おうと考えたきっかけがここにあるからです。博士二年の時、私は、同学の博士課程の学生4人で共同研究を行いました。それが私にとって初めてのグループ研究だったのですが、これが非常に楽しく充実した時間でした。そこから私は、自分はグループでの研究の方が向いているのかも、と思い、企業就職を考え始めました。次に、やりがいに関して。大学で周りの研究者を見ていると、やりがいを感じられず、不登校になる人が散見されました。なので、ここから数十年の働いていく企業では、やりがいを感じながら、楽しく働くことができればと思い、こちらも就活における軸にしています。【学生時代に課外活動で挑戦したことは何かありますか。】学生時代に課外活動で挑戦したことは、子どもの科学リテラシーの涵養を目的とした株式会社を起業し、小学校や地域で体験型の理科教育を行ったことです。設立の動機は、”科学を楽しむ体験的教育”の機会を増やし、理科離れを食い止めたいと思ったことがきっかけで、当学の同期三人と一緒に起業しました。この会社は博士後期課程への進学を機に手放してしまいましたが、この経験を通して、企業家精神そのものに加え、経営のための資金調達、会社経営の浮き沈みを経験し、これらを直に経験することで、事業のリスク分析の重要性も学ぶことができました。「こういう事業をしたい」と夢は持ちつつも、事前にリスクの影響度と発生確率を分析しておくことで、リスク回避や細かな軌道修正が可能になるということを学べたことは大切な経験となりました。これらの経験から得られた自走力とリスク分析の力を、御社での研究開発に生かしていきたいと考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】博士課程卒に求められる、自ら考え自ら行動する力をアピールできたのはよかったと思う。また、研究力だけでなく、マネジメント力に関してもアピールできたのはプラスに働いたと思う。
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