【個性を活かす報道】【18卒】一般社団法人共同通信社の夏インターン体験記（文系/一般記者）No.2652（早稲田大学/女性）（2018/4/6公開）

記者職に就きたかったが、会社ごとの違いがあまり分からなかったので、インターンに参加し記者の仕事内容と共同通信社という会社について知りたかったから。特に共同通信社は何をしているのかよく分からなかったので、仕事内容や社風を知りたいと思った。

作文を重視していると聞いた。そのため、以前書いた就活用の作文を見直してそれをリメイクしたものを提出した。提出前には、先輩に読んでもらい、誤字脱字の確認を入念に行った。ESは重くなかったので、あまり時間をかけなかった。作文・ES共に手書きで郵送だったので、早め早めに準備をしておく必要がある。

実名報道はどのような場合でもすべきか。誰の同意が必要か。

1日目にやったこと

記者の仕事・パナマ文書・実名報道に関する講演、議論。オバマ氏広島訪問に関する記事執筆と議論。社内の見学と、社員との交流会(昼)。全て質疑応答の時間が多くとられており、アピールの時間といわんばかりに質問が続いた。

2日目にやったこと

街ダネ取材と執筆、講評。半日使って街の人に取材をし、記事を仕上げて持ってくるという内容で、これは本採用の３次面接で行う内容と同じ。講評後は懇親会で、人事部の社員数名とインターン生での飲み会があった。

人事部長、人材育成本部部長

なし

「個」を大切にすること。その人個人がこれまでに体験してきたこと、その人だからこそ気づけることをよく見て選考をしようとしている会社だと思った。インターン参加者は総じて人当たりがよく、話していて楽しかったが、それ以上に個性が強くて戸惑いも感じた。

二日目の街ダネ取材が大変だった。知らない人にいきなり話しかけて、記事になるような面白い出来事を探すのは、緊張したし難しかった。時間の制約も厳しかったので、効率良く足と頭を動かしてやらなければならなかった。また、グループではなく個人でのやらなければいけないのも、他の人と被らないようになどといったことを考えなくてはいけなかったので焦りがあった。

通信社の影響力の大きさ。新聞社との違いがあまり分からなかったのだが、インターンに参加して、通信社が新聞社以上に公平性を重視している点や広い視点を持っていなければいけない理由を痛感した。それゆえに通信社が求めている人材とは、記者として強い「個」を持っていることだけでなく、他者の「個」を受け入れられる器の大きさがあるかどうかが重要なのだと思う。

特にないが、とにかく質疑応答が多いので、質問を用意しておくといいかなと思う。また、時事問題はふとしたときに聞かれるので、ニュースを見て自分の意見を持つことは必要。

記者の方の講演を聞いて、やはり自分も言葉の力で社会のためになる仕事がしたいと強く思った。また、自分の個性を受け入れ、型に押し付けようとしない社風にとても魅力を感じた。想像以上に女性社員が多い点もよかった。講演を行っていた若手記者も女性の方で、男性優位の古い体型といわれることが多いメディア業界だが、ここはそんなことはないと感じることができた。

インターン中に、これは評価されたぞと思えるような手応えがあまりなかったから。人事はいつも付きっきりだったが、何をどう評価しているかがよくわからず、少し不安だった。また、参加者も個性的な人が多く、この中では自分は埋もれてしまいそうだなとも思っていた。

記者という仕事の魅力を改めて感じた。また、共同通信社が風通しの良い会社だと感じた。社員も他者に比べて穏やかな人が多く、自分に合っているしここでなら長くやっていけそうだと思った。インターン参加者でも男女の比率がほど同等だった点も印象が良く、志望度が上がった要因。

インターン中は、あまり選考に直結しているとは感じる点はなかった。人事がどこをどう見ているのかも分からなかった。個性的な人が多く、自分は埋もれているのではとも感じていた。

記者職に就ければそれでいいと思っていたので、あまり会社の比較をしていなかった。新聞社もいいが、テレビ局も楽しそうだなと思い興味があった。インターンに参加する予定があったのは、新聞社と通信社だけでだったが、本選考ではそれに加えてキー局全般も受けてみようと思っていた。新聞社も大手はだいたい受けてみるつもりで、地方紙は全く考えていなかった。

インターン参加前後ともに記者職を志望していた。あまり変化はないが、インターンを通じて、映像よりも活字で伝えたいという気持ちが強くなった。NHKは受けてみようと思ったが、民放はあまり受けなくても良いかなと思うようになった。通信社のことはあまり知らなかったが、共同通信社について知れたことで、時事通信も受けておこうと思った。