【記録に残る時代の空気】【21卒】一般社団法人共同通信社の冬インターン体験記（理系/記者職/夏季インターンシップ）No.8502（東京農工大学大学院/女性）（2020/2/7公開）

報道機関への就職を志望していたから。インターンシップ説明会で人事の方や記者の方とはじめてお会いし、いい会社だと感じた。記者職志望なので、インターンシップではとにかく色々な会社を見てみたいと考えていた。

ESは手書きなので、丁寧に記入した。また、ESは短く、作文も400字と文字数が少なめなので、熱意や志望動機が簡潔に伝わるように書いた。

自己紹介/会社概要説明/社内見学/現役記者による講演/季節の街ダネ取材/記事執筆/講評

1日目にやったこと

午前中、1人2分程度の自己紹介とそれに対する3分の質疑応答がある。会社概要の説明を受ける。その後、3班に分かれて（人事の方が1人ずつ付く）社内見学と昼食。午後は、現役の記者の方による講演会と質疑応答があり、最後に人事の方から、共同通信に対する質疑応答時間が設けられた。

2日目にやったこと

午前中に各自、季節の街ダネ取材を行い、400字程度の記事を書いて正午ごろに本社に集合する。昼食は社員食堂でリッチなお弁当が用意されており、人事の方や記者の方と共に談笑しながら食べた。午後は、取材した記事や写真の講評が一人ずつ行われた。学生も人事の方も意見を出し合う。写真は、写真記者の方が講評してくださる。

なし

「記事はずっと記録に残り、時代の空気を映す」という言葉が印象に残っている。設立当初から継続してスクラップしてある新聞記事を見せていただいた際に、人事の方がおっしゃっていた。

2日目の取材実技・記事執筆が大変だった。取材先には1日目の夕方にアポを取っておいたものの、お店の開店時間が遅く、天気も悪かったので忙しいスケジュールになってしまった。取材が楽しく、時間をかけすぎてしまったことが反省点だ。私は取材を終えてから会社に向かう電車の中で記事を執筆し、〆切ぎりぎりの提出になってしまった。自分の実力では、時間的な余裕がないといい文章が書けないと痛感した。

「子ども新聞」へも記事を配信していることを初めて知った。担当の部署があるという。また「記者の書いた記事が国内外の読者に届く」「全国の加盟社の代表として取材し、記事を書く責任がある」と聞き、共同通信社の使命や役割を学ぶことができた。同業他社との違いを実感した。

新聞を日々読む。取材実技・記事執筆の講評の際、人事部の方が「文章を読めば、普段から新聞を読んでいるかどうかすぐにわかる」とおっしゃっていた。

実際に一人で街に出て取材することで、記者の仕事の一端を体験することができたから。取材はとても難しかったが、それ以上に楽しかった。お世話になった取材先には、自分が記者になったとき、正式な取材として伺いたいと思った。また、社内見学で報道フロアを見せていただいたことから、入社したらいつかここで働くのだとイメージすることができた。

全く自信はないが、期待を込めて「はい」とした。共同通信は説明会やメディア塾で現役の記者の方にお会いする機会がある。私は、そのときに名刺交換をしてOGOB訪問を申し込んだ。また、内定者の方や若手記者の方にお会いする機会があれば、採用フローや面接内容など就活に役立つ話を聞くことができる。

共同通信で働きたいと思ったから。人事部の方も、イベントでお会いする記者の方もとてもいい人が多い。また、自然体でいられる社風だと感じた。個人的に同業他社では、毎日新聞の自由な社風に近いと感じた。若手の頃から、自分なりのテーマで取材させてもらえる点に魅力を感じた。

インターンシップは、人事部の方に顔と名前を覚えてもらえる機会となるので。自分は何者で、どんなことに興味関心があるのか、自然体で飾らずにインターンシップに参加することで、自分の個性を出すことができると思う。人間性や熱意を見られていると感じた。

全国紙、地方紙、NHKなどの報道機関を志望していた。NHK以外の民放テレビ局は総合職採用で必ずしも記者職に就けるわけではないと聞いていたので、夏のインターンシップの段階から応募しなかった。インターンシップ参加前から業界を絞ってしまうのはよくないかもしれないが、無理に色々な業界を見て回るよりは、同業他社を多く見られるという点でよいと思う。

改めて、新聞業界とNHKなど報道機関の記者職として働きたいと思った。もともと業界を絞っていたが、インターンシップに参加してみてもその思いは変わらなかった。一方、自分が記者としての適性があるのかどうかについては不安を感じていた。現役の記者の方や内定者の方に会うこと、また記者を志す学生と交流することで、色々なタイプの方がいるのだと視野が広がった。