ダンスサークルで公演のための準備を進めるライブ運営という役職に就き、公演を成功させたことです。公演を行うにあたって、問題が二点ありました。一点目は、舞台上でマスクを外すか、という問題です。他の運営のマスクを外したいという考えに対し、私は喋らずともマスクを外す状況に不安がありました。自分の考えは少数派なのではないかと思い、なかなか意見を言い出せずにいました。しかし、これは全体に関わることなので、同じように不安を感じる人のために、意見を発することが私が役職に就いた意味なのではないかと考えました。そのため全員にマスクを外すことに関して聞くべきだと提案し、不安がある人が半数いることがわかりました。話し合いの結果、中間策であるマウスシールドを付けて踊ることになりました。二点目は、大学から観客を入れないよう指示があったことです。どうにかして入れる方法はないか運営内で考えましたが、三年生とのミーティングの結果、観客を入れないことに決まりました。人に直接見てもらうことで公演が完成すると考えていたため、最初は悔しくなり、モチベーションが下がってしまいました。しかし、三年生が自分たちの気持ちを優先するのではなく、今後のサークルのためを思って辛い決断ができたことを受け、彼らのために自分ができることで貢献しようと考えるようになりました。オンライン配信を導入していたため、少しでも多くの人に見てもらえるように知り合いに1人ずづ連絡を取ること、クラスターが発生して公演ができなくなることを防ぐために、アルコール消毒や検温を徹底するよう声かけをしました。その結果、想定人数より多い500人の方に見て頂き、クラスターを発生させることなく終えることができました。少数派でも自分の意見をしっかり伝えられたこと、何かを我慢しなければならない場合でも、その中で自分を納得させ、良い方向へ持っていけたことに成長を感じました。
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