私の派遣された洋菓子店の周りには老舗でリピーターが多い店だったり、試食を積極的に行ている店だったり、当時流行していた韓国料理を取り扱っているお店だったり人が集まる店が多くありました。その中で、洋菓子を買ってくれる人は少なく、足を止めてくれる人もごくわずかでした。そこで私は自分なりに売れ行きが良くない原因を考えました。試食を行っていないこと、賞味期限が短いこと、持ち運びに適さないこと等が挙げられました。この問題を直接的に解決することは困難であるため、問題をカバーできるくらいに興味をもってもらえるようにしようと考えました。そして、休憩時間に他のお店を回って集客の仕方を学んだり、自分がお店の商品を購入して食べた感想を自分の中に持っておくことで興味を持ってくれた人に対して具体的な説明・アピールを行いました。この結果、多くのお客様に足を止めて商品を買っていただき、一時は入荷が追い付かない商品が出てくるほどでした。他のお店で働いていた人や百貨店の催事場担当者の方にも商品を買っていただくことができました。足りない部分はどこかを考え、それを補うことができるようなアプローチを行ったことが販売促進につながったのだと考えます。
問題を正しく把握し、多角的に考えることのできるこの力は、貴社の事業の中のソリューション提供という場面でも活かしていける力だと思っております。
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