22卒 インターンES
国家公務員総合職
22卒 | 東京大学 | 男性
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Q.
自己PR(学業や課外活動で力を入れていること、自己分析、海外経験など)
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A.
現在力を入れていることは、法学部のゼミです。経済学部に所属していますが、法学部の中国政治ゼミに参加しています。参加した理由は二つあります。一つ目は、中国の台頭に関心があるからです。中国は経済成長や5G技術などの最新技術によって世界的にプレゼンスを増し、“周辺”地域への圧迫を強めており日本としても対処法を考えておかなければなりません。国家レベルは勿論のこと、ビジネスを行う際にも冷静な対処法を考えておくことが今後の世界を生きる上で重要です。二つ目の理由は、学んできた経済学を具体的な事象を通じて実践知に転換したいと考えたからです。例えば、中国の国営企業改革に対して“規模の経済”や“高原効果”の議論を行うことができ、人民銀行の政策では国際金融のトリレンマの観点から議論を行うことができます。学んだ知識を活用し、思考を行うことで本業である経済学の知見を実践知に転換することができればと考えます。 このように私は、好奇心が強く行動にそれを反映させることができます。 海外経験では、一ヶ月間オーストラリアのクイーンズランド大学のサマースクールに参加し、ホームステイを経験しました。更に、語学力の向上のために昨年の秋学期からオンライン英会話の受講を続けています。 課外活動で頑張ったことは、所属する茶道サークルの副部長として組織改革を推進したことです。サークルでは、毎年執行部内で対立が生じるという問題がありました。対立が生じる原因は茶会時の最終決定権が不明確であったことと、執行部に仕事が集中する環境の二つにありました。特に前者は部長と茶会責任者の対立の直接の要因でした。 課題解決のために、組織図を策定しました。平時、茶会時を2つの組織図で表現し、最終決定権を明確化しました。更に、部員全員平時、茶会時双方で役職を振り分け仕事を分散化させました。 改革実現のために、対立する幹部間で合意を取る必要がありました。そのため、私は部長、茶会責任者双方と話し、検討を重ねました。更に着実な履行のために、部員を招集し目的意識共有と合意形成を図りました。 結果的に、課題が解決されたことで幹部の対立は沈静化しました。次の代でも幹部は協調して運営にあたっています。 このように私は、課題を発見し解決のために実行に移すこと、更にその過程において利害調整を行うことができます。 続きを読む
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Q.
志望動機(インターンシップを行う上での目的、目標など)
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A.
私がインターンシップで学びたいことは、貴省の業務に対する理解を深めたいからです。活力ある民間企業からニーズを汲み取り、発展に繋がる制度設計を他の規制省庁を巻き込みながら行っていく貴省では、複雑な利害調整を行わなければならない機会が多いと思われます。以前、学生団体が主催する政策立案コンテストで2泊3日、政策立案を行いました。テーマが経済に関わるものでなく、倫理的に正しいとされるゴールに向かって施策を立てる必要がありましたが、それでもかなり苦戦しました。本インターンシップでは、再び利害調整の難しさを体感すると主に職員の方々との交流を通じて、如何にしてそれを乗り越えることができるかを学びたいと考えています。そして、そこから貴省の業務への理解を深めることができればと考えます。 私のインターンシップにおける目標は二つあります。 一つ目は、貴省の業務に対する理解です。活力ある民間企業からニーズを汲み取り、発展に繋がる制度設計を他の規制省庁を巻き込みながら行っていく貴省では、複雑な利害調整を行わなければならない機会が多いと思われます。以前、学生団体が主催する政策立案コンテストで2泊3日、政策立案を行いました。テーマが経済に関わるものでなく、倫理的に正しいとされるゴールに向かって施策を立てる必要がありましたが、それでもかなり苦戦しました。本インターンシップでは、再び利害調整の難しさを体感すると主に職員の方々との交流を通じて、如何にしてそれを乗り越えることができるかを学びたいと考えています。そして、そこから貴省の業務への理解を深めることができればと考えます。 二つ目の目標は、貴省の意義について理解することです。貴省の存在意義が刻一刻と変化しつつあることを以前伺ったことがあります。その当時はよくわかりませんでしたが、自分なりに仮説があります。貴省の前身となった通商産業省は「官僚たちの夏」にあるように高度経済成長を産業振興政策によって牽引してきた省庁であると思います。しかし、米中対立からもわかるように特定産業の振興は他国から見れば政府による一方的な肩入れと捉えられかねず、規制緩和の流れに移っていったと理解しています。そして、規制緩和によって“規制官庁としての”通産省の役割が次第に低下したと解釈しております。しかし、私は貴省の意義がなくなったとは考えていません。昨今、国際社会ではGAFAなどの知識集約型、情報集積型の産業が勃興し、日本もキャッチアップを図らなければなりません。まず、イノベーションが生まれる環境整備、またその発展を支える政策的意義は大いに高まっておりある意味従来の産業振興的な側面が再び増してきています。これに加えて、育った産業を適切に統御する必要性が増していると考えます。 情報集積型産業の発展はその利便性の高さから忘れ去られがちですが、恣意的運用による人権侵害、情報流出といった問題点もあり諸刃の剣の側面もあると思います。更には、情報を持つものと持たざるものの間に経済格差が生じる危険性もあります。利便性とこれらの諸問題点はトレードオフの関係にあり、着地点を誰かが定める必要があると考えます。貴省のパンフレットからも他の規制官庁を巻き込みながら制度設計を行う旨の記述があったことから貴省の意義をこのように考えてみました。インターンシップで実務や職員の方々との交流を通じてこの仮説の検証し、今後のキャリア選択に生かすことができればと考えています。 続きを読む