【衣食に関わる給食業界で成長する】【21卒】ＬＥＯＣの総合職の面接の質問がわかる本選考体験記 No.10388（青山学院大学/男性）（2020/7/20公開）

志望動機/やりたい仕事/学生時代頑張ったこと

ワンキャリアや就活会議のエントリーシートと、企業のパンフレットを利用して自分の体験と紐づけられるような部分を探した。

SPIの対策テキストで勉強したが、この企業はSPIではないテストだった。

言語/非言語/性格診断

一次面接なので、基本的なコミュニケーション能力が受け答えを通して見られていたと思う。難易度はそれほど高くない。

インターンシップでお話した人事の方だったのでリラックスしながら受け答えが出来た。雰囲気もとても穏やかだった。

学生時代に一番頑張ったこと

　2年間継続している家庭教師のアルバイトで、中国人の男の子への日本語の指導に力を入れています。初めは日本語が全く話せなかったので、小学校に馴染めず、日常会話に対して苦手意識を持っている事が課題でした。そこで、「友人との話題になるようなトピックを使って授業を行う」「短期目標を設定して、それを乗り越える事で自信と学習意欲を持ってもらう」点を重視して指導しました。具体的には流行の漫画を用いた教材を作成し、友人との接点を作りました。また、短期目標として百マス計算のタイム短縮を掲げ、目標をクリアすることにより成功体験を積み上げて、モチベーション上昇を促しました。結果として、授業、友人との会話の両面から語学力が向上しました。そこから、相手との関係性を構築し、共に努力する事のやりがいと大切さを学びました。

集団でものごとを成し遂げた経験を教えてください。

ゼミで行った「法廷劇」で、演者として成功まで駆け抜けたことです。私の参加した法廷劇は、映像と演劇合わせて90分という長丁場に加え、上映まで1カ月半の準備期間と、先輩方の就職活動、私たちのテスト期間が重なっていたため、「メンバー間の練習量とモチベーションの温度差」が課題となっていました。そこで、チーム全員が全力で取り組めるように「欠席した人へ練習の進捗、演技方針を当日中に共有する」「時間的制約の中で効率化を図るため、発声練習や台本の暗記を自主練習で完璧にして合同練習に臨む」という2つを徹底しました。その結果、欠席者とも問題意識が共有され、練習に一丸となって取り組む事で上映が成功し、延400人以上のお客様に喜んで頂きました。この経験から、現場に「熱」を作り、お客様に価値を感じて頂くためには、仲間を巻き込んで一体感を作る事が大切であるという事を学びました。

二次面接で、ここで一番削られているような印象だった。論理的に自らの強みを発信して、通す理由を押し出した。

人事の方の年次が上がっていたが、雰囲気は一次と変わらず穏やかで、言葉をひきだしてくれるような面接だった。

あなたの挫折経験を教えてください

　病気でスポーツを辞めざるを得ない状況になり、自分の目標が分からなくなっていた時に、ファッションと出会い、病気の辛さを乗り越える事が出来ました。高校二年次に病気になってしまい、部活動を辞めざるを得なくなってしまいました。高校生活で力を注ぐべき目標が無くなってしまい、夜眠れなくなるぐらいまで追い詰められました。その中で、友人に連れられて行った商業施設で、ファッションの力を知りました。それまではファッションに無頓着でしたが、新しい価値を感じさせてくれる服は、自信を取り戻す強力な後押しをしてくれました。自分に自信がついた事で、病気の現状を受け入れる事が出来るようになり、治療にも前向きに取り組めるようになりました。更に、ファッションという熱中するものが見つかった為、生活に張りが生まれ、精神的に病気に打ち勝つ事が出来ました。

あなたの長所と短所はなんですか

私の強みは、「発想力」と、「発想を実現する泥くささ」です。家庭教師のアルバイトで中国人の子を指導した際も、既存のテキストでは効果を得る事が出来ず、自ら漫画「ドラゴンボール」を用いた教材を自作し、粘り強く指導する事によって生徒との深い信頼関係を構築し、語学力の向上を促す事ができました。反対に、私の短所は大雑把な所で、仲間にフォローしてもらう事が多く、相互フォローできる存在になりたいです。そのために、日ごろからゼミ等でも積極的に二重チェックを引き受けることで、自らの注意不足を改善できるように工夫し、周囲とも積極的にコミュニケーションをとることで取りこぼしをなくすように心がけており、次第に改善しているように思います。

内定前の最終確認といった感覚が強く、ふるいにかけるようなものではないように思った。その中でも、熱意がみられていたのは間違いない。

最終面接だが、かなりリラックスした雰囲気で、落とす面接というよりは、ミスマッチを防ぐための面接であったと思う。

あなたにとって働くとはなんですか

　私にとって仕事とは、「社会に貢献し、共に発展していく為のもの」です。学生時代の学習やアルバイトは、自らの成長のためだけに行う事が許されましたが、社会人として生きていく為には、共同体に対して貢献する事が求められると考えます。学生生活で学ばせて頂いた知識や経験を更に成長させ、ビジネスが社会貢献として成立する事で、仕事の意味ややりがいが感じられると思います。今生きている事や、大学で学問を修める機会を与えられた事に感謝し、次の世代に更に良い環境を提供する義務が仕事を行う上であるように思います。その中で貴社は、オーダーメイドスタイルの給食を通して、社会の発展に貢献しています。この社会貢献度の高い事業に携わりたい、家庭教師のアルバイトで学んだ「相手との深い関係性を構築する力」が活かせると考えて、貴社を志望します。

逆質問で、求められている人材を聞いた。

総合職には、ジェネラリストが求められており、ジェネラリストの資質として、コミュニケーション能力と、他人に相談できる素直さ、決断力が求められていると伺った。オーダーメイドスタイルの営業なので、チームで動くことが多い。そのため、チームワークや、相談できる素直さは絶対に必要な資質で、これは社会人に共通であると伺った。また、管理職やSVになる場合に必要な決断力も、前述のコミュニケーション能力や素直さがないと育たないもので、順番は１．コミュニケーション能力、素直さ　２．決断力で、この優先順位を心にとめておくことが非常に重要であると伺った。ただ、それらは入社してから研修などもあるので、あまり心配しなくていいと言われた。

内定をいただいたあとも自分が納得するまで就活を続けさせてくれた。縛りは全くといっていいほど無かった。

食品業界の中でもなぜ給食業界なのか、給食業界の中でもなぜこの会社なのかを明確にする必要があると思う。また事業領域が多いので、どの仕事が自分の価値観や適性と合っていて、力を発揮できるのか説明できるといいと思う。また、訴求力を上げるためにも、企業研究を徹底的に行って、熱意を間接的に伝えることが出来るようになると、自分に自信がつくし、受け答えもより堂々と行うことが出来るようになると考える。それさえできれば内定は可能だと思う。

スポーツ事業を手掛けているだけあって、体育会系の学生は一定以上の割合で存在すると思う。基本的なコミュニケーション能力や、身だしなみなどの基本的な事項さえできていれば、あとはプラスアルファの強みや未来像がひとつあればいいと思う。

二次面接で大幅に絞られている印象があるので、気を抜かずに企業研究や、友人やOB訪問でも面接練習をするべきだと思う。反対に最終面接は意思確認の意味合いが強く、逆質問の時間が長いので、個性のある質問を用意するべきと考える。