【駅空間を魅せる】【22卒】大阪市の夏インターン体験記（理系/総合職技術系）No.15073（大阪大学大学院/男性）（2021/5/28公開）

鉄道企業のまちづくり、都市開発に興味を持っていたため、民営化後、都市開発等の沿線まちづくりに注力しようとしている点に惹かれ、インターンに参加しようと思った。大学では都市計画と建築を学んでいたため、専門性も仕事に活かせるのではないかと感じ、技術系建築部に応募した。

インターン選考はエントリーシートの提出のみだったた。そのため、文章の構成が論理的になっているか、何度も友達や先輩に添削してもらった。

面接選考はなく、ESのみで参加ができた。ESは人間性を問う質問だったため、自己分析をしっかりする必要があると感じた。

地下鉄の駅ナカ空間の新規提案/個人ワーク

1日目に社員の方から課題についての説明がある。2日目以降に自宅で個人ワークをし、3日目の昼にオンラインによる発表会があった。

駅空間への企画提案

地下鉄森ノ宮駅の改札口の空間を魅力的な空間にする提案をしてください。

1日目にやったこと

インターン参加者全員に対しての大阪メトロについての説明。その後、各部門に分かれ、詳しい業務内容の説明があり、インターン中にこなす個人ワークの説明が最後にされ、解散。

2日目にやったこと

ほぼ一日中個人ワークを自宅で取り組んだ。1日に数回、社員の方とオンラインで進捗状況をチェックする時間があり、そこで社員の方と話す機会がある。ほぼ徹夜でワークに取り組んだ。

3日目にやったこと

昼から成果物の発表会がオンラインであった。技術系の社員の方数名と学生の中での発表だった。順位発表はなく、各発表に対してのフィードバックを社員の方からいただいた。

不明

なし

1日目は対面での開催だったため、仕事のことなど気になっている点を気軽に質問できた。また、若手社員の方との座談会もあり、ざっくばらんな話ができた。二日目や三日目はオンラインでの開催だったのもあり、あまり社員の方との会話はなかった。

個人ワークはほぼ二日目に行う。課題の内容も駅ナカ空間を魅力的にしてくださいというざっくりしたものだったため、とても悩んだ。二日目はほとんど無睡で作業し、そのまま三日目の発表をした。A3シート一枚とパワポ発表だったため、作業量が多く大変だった。

個人ワークだったため他の学生とはあまり関わりがなかった。提案はロジックがしっかり構築されているものの評価がよかった。

1日目は本社にて対面での開催だっため、社員の方の人柄や社内の雰囲気などが分かった。また、ネットの情報では得られない部門ごとの詳しい業務内容を聞くことができたため、企業研究にもなった。本選考でもインターンで得られた情報は活用することができた。

質問する場面があるため、インターン参加前に事業内容や経営計画をあらかじめ勉強しておき、気になるところを見つけておくことが必要だと感じた。

実際の仕事内容を体験するというよりは、企業側が学生の発想力や企画力を判断するためのインターンだと感じたから。またコロナの影響も非常に大きいと思うが、インターンのほとんどがオンラインでの開催だったということや実際の職場を見学する時間も非常に少なかった。

インターン参加者は皆、高学歴の人が多かった。インターン生を評価するポイントはほぼ個人ワークの成果物であると言っても良い。対象地の読み込みや自分の体験談を盛り込んで具体的な空間提案ができたことが評価された。フィードバックも手応えを感じたため。

大阪メトロは民営化して間もないため、鉄道事業以外の事業を今後注力していくということが業務紹介でもとても理解でき、面白そうなことができると感じた。特に森ノ宮開発や夢洲開発など大規模複合都市開発が若手のうちから挑戦できる環境があることが魅力的に感じたから。

インターン参加者の中で特に優秀な学生はリクルーターがつくときいた。本選考開始の前段階で人事部から電話があり、個別で座談会が開かれるようだった。そのため、インターンには参加しておいた方がいい。

インターンに参加することで、大阪メトロの詳しい業務の内容を理解することができた。技術系であっても、鉄道部門だけではなく、都市開発やリノベーションまちづくりなどにも携われるということを聞き、できる仕事の幅が広いことを知ることができた。また、民営化して間もないため、会社として様々な事業に挑戦していることも知れたから。

公務員気質の硬いイメージをはじめは持っていたが、どの社員の方々も気さくで柔らかい雰囲気を持っていてイメージとの違いがあった。また、鉄道部門の建築部は駅建築の保守管理業務が多い印象だった。しかし、そのような業務も含め、都市開発やエリアリノベーションなどの多彩な事業にも技術系でも携われることが知れた。さまざまな業務に挑戦できるところに魅力を感じるようになった。