【食材魅力を伝える支援】【23卒】千葉県の一般行政の本選考体験記 No.39284（千葉大学/女性）（2023/1/10公開）

　伊藤塾の公務員対策テキストを使って、筆記試験対策を行った。但し、時事対策には速攻の時事を使用した。
　専門試験用には、民法２科目、憲法、行政法、経済学、政治学、行政学、財政学、社会政策の対策を中心に行った。国際関係については、大まかに勉強した。法律科目・財政学は出題パターンが決まっており得点源になりやすいとの話を聞いたので、特に念入りにやった。
　数的処理が苦手だったので、数学が得意な家族に教えてもらいつつ、演習を重ねた。

試験会場の最寄り駅の出口には
自動改札機が１つしかなく
出るだけでも非常に時間がかかる。
最寄り駅を出た後にも困難が待ち受けている。
試験会場内の構造が複雑になっており、目的の場所に着くのに時間がかかる。
余裕のあるスケジュールを組んだ方がよい。

当日９：３０から　　　　説明
１０：００～１２：００　教養試験
　　　　　　　　　　　　（日本語・英語の文章及び数的処理は必須解答）
１２：５５～１４：５５　専門試験
　　　　　　　　　　　　（経済学は４５問中１２問ぐらいを占めていた
　　　　　　　　　　　　　合格を目指すなら経済学の対策は必須
　　　　　　　　　　　　　経済学の対策をしない場合
　　　　　　　　　　　　　非常に広い分野の勉強をする必要がある）
１５：３０～１７：００　論文試験
　　　　　　　　　　　　（A4２枚半ぐらいの大きな紙が配られる
　　　　　　　　　　　　　書き直しが難しいため、文章校正を良く練ってから
　　　　　　　　　　　　　書き始めた方が良い）

問題用紙および解答用紙が回収されたため、
詳しいことは書けない。

伊藤塾公務員対策のテキスト
伊藤塾の過去問公務員試験トレーニング「これで完成　民法」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　憲法」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　行政法」
伊藤塾の公務員試験対策「民法の点数が面白いほどとれる本」
　　　　　　　　　　　「憲法
　　　　　　　　　　　「行政法
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」山崎圭一
　　　　　　　　　　　　　　日本史　　　　」
速攻の時事

※面接日は２日間ありましたが
　セットで２次試験という扱いでした。
　

面接は、２種類あります。
個人面接と集団討論です。
別日に実施されます。
【個人面接】
会場に着いて説明を聞いた後
２つのグループに分けられました。

１つ目のグループは
最初に内田クレペリン検査及び性格検査を行い
次に個人面接を行いました。
２つ目のグループは
最初に個人面接
次に内田クレペリン検査及び性格検査をしました。

性格検査については
あまり見かけない形式だったので
詳しいことはよくわかりません。
マークシートでした。

個人面接の前には
「待機場所で荷物を置き、
面接会場に荷物を持って行かないように」
と指示されるため、
面接対策においてよく言われる
バックの置き方について
気を配る必要はありませんでした。

個人面接は
面接官３人に対して受験生１人で行われます。
内容は
・エントリーシートに書いたこと
・短所の改善方法
・県庁に実際来たことがあるか
・クリエイティブな仕事と定型的な仕事の
　どちらに適性があるか
でした。

【集団討論】
討論のテーマについては
２～３週間程度前に送付される
紙に書いてあるので
テーマについて調べる時間が充分にあります。
加えて、紙には
「討論の冒頭にテーマに対する自分の意見を１分程度で話してもらうので、準備するように」
と書いてあり
スピーチの準備をする時間も充分にあります。

集団討論は
面接官２人に対して受験生６人（８人だったかもしれない）で行われます。

受験生には
それぞれアルファベットが振り分けられており
討論の際には互いをアルファベットで呼ぶよう
指示されます。

A４２枚程度のメモ用紙が置いてあり
討論でメモをとることが可能です。

討論の流れは
１　集団討論の説明（面接官から）
２　簡単な自己紹介（受験生）
３　受験生が一人ずつ
　　討論のテーマに対する意見（１分程度）を言う
４　意見を踏まえ、ディスカッション（７０分）
５　意見をまとめて、
　　テーマに対する最終的な答えを出す
６　ランダムで選択された受験生一人が
　　最終的な答えを発表する

討論で評価されるのは
３・４・５の過程なので
１・２・６の過程については
それほど神経質になる必要はありません。

討論のテーマは抽象的であり
様々な観点から多様な意見を出すことが
可能となっています。
そのため
実際に討論に参加して
冒頭にグループ内の人の意見を聞いたとき
意見の観点がばらばらである可能性があります。
その場合
討論を上手く進行するために
自分が対策した・得意としている観点とは
異なる観点で自分の意見を出す必要に迫られる
可能性が高いです。

このような事態になる可能性を減らすために
討論前までに幅広い分野の基礎的な知識を
身に着けておくのが望ましいと思います。

　相手の目を見て話す。
　誠実な回答を心掛ける。
　マスクのままならば、はっきりとした声を出すことを意識する。
　面接対策本を参考にし、質問想定集を作成し、想定集の内容を覚えるよう努力する。
　面接の入退出及び面接中のマナーについて、何度も練習する。
　　（面接マナーはYoutubeにも詳しく載っている）
　ホームページ等を活用し、千葉県の情報を蓄えるよう努力する。
　討論の際には、自分の意見に固執しない。
　　　　　　　　発言が少ない人に発言を促す。
　　　　　　　　議論の方向がおかしくなったらまとめ役の人に声をかけ、すぐに修正する
　　　　　　　　他の人にない視点に立って意見する。

【個人面接】
面接官は、全体的に真面目そうな雰囲気だった。
聞きたいことを聞いてくる印象を受けた。
左の面接官から順に２～３つ質問をしてくる。
一番左にいた面接官は、質問をしている最中は真剣にメモをとっていたが
質問が終わると、そっぽを向いて違うことを考えているようだった。

【集団面接】
面接官は厳しめの印象を受けた。
討論をしている間は、じっとこちらを観察していた。

なし

覚えていません。

創造的な仕事と定型的な仕事のどちらに適性があるか。/短所はどのように改善を試みているか。/実際に県庁に来たことがあるか。

【質問】創造的な仕事と定型的な仕事のどちらに適性があるか。
（アドリブ）私には創造的な仕事と定型的な仕事のどちらにも適性があると思います。私の長所は真面目かつ地道に取り組むことであり、これは定型的な仕事に役立つと感じています。また、私はアイデアを出すのが得意なので、これは創造的な仕事に役立つと思います。

【質問】短所はどのように改善を試みているか。
（想定済み）頑固で融通の利かない所があります。中学校で修学旅行の計画担当だったとき、自分の思い込みによって、メンバーが行きたかった場所に行ける機会を失ってしまいました。
その経験から、他者の意見に耳を傾ける重要性を学びました。ドキュメンタリーを見て、自分と異なる境遇にある人々の状況や心情を知り、自分が理解できる考えを増やすことで、自分の頑固さを改善するよう心がけています。

【質問】実際に県庁に来たことがあるか。
（アドリブ）県庁に来たことはありません。ただ、国家公務員一般職の関係で職場訪問をした際、職場の様子を見たので、そこと同じような雰囲気の場所だと予想しています。

※アドリブの答えに関しては、説得力が薄いので
　参考にしない方がいいです。

関心をもった政策はあるか。／その政策についてどうすべきと考えるか。

【質問】関心をもった政策はあるか。
　（想定済み）県の防災政策です。千葉県は、防災対策に力を入れており、県と市町村が一体となって進めようとしています。
　県は、市町村の防災対策を補う役割を担っているので、避難所の整備は、基本的に市町村に任せています。市町村が行っている食糧の備蓄や生活用品の備蓄以外にも、避難所に必要な整備があるので、市町村と連携して整備することが求められています。
　また、県は、食糧や生活用品などの備蓄を独自に行っています。物資は、民間の倉庫に備蓄しています。倉庫のない県南部の物資をどのように確保するかが課題となっています。

【質問】その政策についてどうすべきと考えるか。
　（想定済み）東日本大震災の被災者に対するアンケートによると、避難所に冷暖房設備が必要と感じた被災者が多かったので、千葉県は、市町村に要請して、避難所に冷暖房設備を整備すべきだと考えました。ただし、被災後だと使用できる電気量が減少する可能性が高いので、整備する冷暖房設備は、石油ストーブ、ガス冷房などの、電気消費量が少ないものを選ぶのが良いと考えました。
　倉庫がない県南部の地域については、空いた公共施設を倉庫代わりとして、備蓄を貯める場所として活用するのが良いと考えます。公共施設であれば、防災について考慮されたつくりになっているため、倉庫代わりに新しい建物を建てるよりも、コストが安く済むと考えられます。

千葉県のホームページ

集団討論

【集団討論】
討論のテーマについては
２～３週間程度前に送付される
紙に書いてあるので
テーマについて調べる時間が充分にあります。
加えて、紙には
「討論の冒頭にテーマに対する自分の意見を１分程度で話してもらうので、準備するように」
と書いてあり
スピーチの準備をする時間も充分にあります。

集団討論は
面接官２人に対して受験生６人（８人だったかもしれない）で行われます。

受験生には
それぞれアルファベットが振り分けられており
討論の際には互いをアルファベットで呼ぶよう
指示されます。

A４２枚程度のメモ用紙が置いてあり
討論でメモをとることが可能です。

討論の流れは
１　集団討論の説明（面接官から）
２　簡単な自己紹介（受験生）
３　受験生が一人ずつ
　　討論のテーマに対する意見（１分程度）を言う
４　意見を踏まえ、ディスカッション（７０分）
５　意見をまとめて、
　　テーマに対する最終的な答えを出す
６　ランダムで選択された受験生一人が
　　最終的な答えを発表する

討論で評価されるのは
３・４・５の過程なので
１・２・６の過程については
それほど神経質になる必要はありません。

討論のテーマは抽象的であり
様々な観点から多様な意見を出すことが
可能となっています。
そのため
実際に討論に参加して
冒頭にグループ内の人の意見を聞いたとき
意見の観点がばらばらである可能性があります。
その場合
討論を上手く進行するために
自分が対策した・得意としている観点とは
異なる観点で自分の意見を出す必要に迫られる
可能性が高いです。

このような事態になる可能性を減らすために
討論前までに幅広い分野の基礎的な知識を
身に着けておくのが望ましいと思います。