【夢と感動を世界へ】【16卒】アミューズの本選考体験記 No.1322（関西学院大学/）（2017/6/13公開）

「東丸亭」の社長は京都にて、手作りの和菓子を中心に展開し、有名な和菓子専門店として成功している。ある時、有名な食品会社から東丸亭の看板商品である「しずく」を全国展開したいとの依頼が入った。同時期に、社長から息子が跡を継ぐことに決まっているのだが、息子は東丸亭の知名度を拡大させる良い機会だと考え、その企画に賛成し、また手作りのみでなく大量生産の出来る機械での和菓子作りも視野に入れ経営をしていきたいと考えている。京都という地で手作りの和菓子を売りに経営してきた社長にとってはあまり納得のいかない話である。このような状況下、双方が納得出来、かつ経営の安定を保つにはどのように結論を導きだせば良いだろうか。

アイデアを出す事、意見を言う事、時間を把握する事、グループで出たアイデアをまとめ結論へと導きだす事、これらのことを全体で進めていかなくてはならない中で、最も見られていると感じた点は、自身がどのポジションを確立し、前へ進めていく手助けが出来ているかという部分です。それだけでなく、斬新なアイデアや聞いていてなるほどと思えるアイデアを提案すること、話の進み具合が滞っている際に、前へ進めるような発言をすることによって高い評価を得られていると感じた。

質問は大変オーソドックスなものでしたので、１次面接では雰囲気や印象、また受け答えがしっかりできているか、そして単に所属アーティストのファンだからとの理由で選考を受けていないか、といったことを中心に見られていると感じました。また「となりの方の印象を教えて下さい」といった質問に関しては、アーティストを実際に発掘する際の素質、またはどのような部分を日頃見て判断するのかといった点を見られているように感じました。

面接官の方がすごく優しくニコニコとしていて、一瞬で私達学生の緊張を解いてくれたので、自分をしっかりと出す事が出来ました。質問の内容はエントリーシートからの質問が多いように感じましたが、どれも簡単で答え易い内容だったので、自身が日頃から考えていた事、言おうとしていたことをそのまま伝えることが出来ました。

あなたから見て、今となりに座っておられる方（学生）の印象を教えて下さい。

まず初めに感じたのが、背筋が伸びていてとても凛としている方だと感じました。また初めてお会いしたのですが、面接が始まる前に声をかけてくださり、大変気の遣える方だと感じました。その点で自身には無い良さを持っており、大変魅力的だと感じています。また１つ１つの質問にも分かり易くて丁寧に答えており、聞いていて頭に入り易いです。その方の印象と言う事で、見た目や第一印象で感じた事、そして話を聞いて感じたことそれぞれを話すよう心掛けました。

エンターテインメントには良く触れている方だと思いますか？

はい、触れていると思います。これまでの人生において映画、演劇、ライブなどのエンターテインメントは私にとって生活の糧となってくれている為、ライブや演劇には年に４、５回は足を運んでいます。映画に関しては、１人で映画館に足を運び鑑賞することも趣味の１つである為、月に触れる回数はとても多いです。面接の時間があまり無かったため、数字や回数を取り入れ、端的で分かり易く話す事を心掛けました。

やはり、アーティストを育てていくマネージャー希望という点で、どれほど忍耐力、柔軟性、アイデア力があるかを問われているように感じました。実際に自身が受けた質問ではありませんが、同じグループで面接を行った方が「これから新しくアイドルチームを作るとしたらどんなアイドルチームを作る？」のような質問をされており、やはりアイデア性は必要不可欠であると感じました。

雰囲気自体がとても緊張感のある雰囲気といった訳ではありませんが、質問内容に関しては、かなり深堀されるような印象でした。エントリーシートに書かれている内容に沿って話が進められ、その内容を更に追求するといった感じでした。

アミューズでやりたいことは何か。

私には入社したら実現したい事が２つあります。１つ目に世界で通用するアーティストをマネジメントし、エンターテインメントを通して日本と世界をつなぐ架け橋を作る事、そして２つ目に自らの発掘育成するアーティストを通して日本映画の魅力を今以上に正解に広め、より日本の映画ファンをふやしたいと思っています。

マネージャーとして大切なことは何だと思いますか。

学んだことを全て吸収し、それを自らで行動に移し、発信していくことのできる柔軟性が大切だと考えます。またアーティストを発掘し、そのアーティストの個性を十分に理解した上でアーティストにあった売り方をしていく点において、柔軟性、即決力、判断力は必要不可欠と考えます。○○力という言い方をする場合、どのような点でそれらの力が重要なのかということを明確にするよう心掛けました。

３次面接では、マネージャーとしての素質があるのかを重点的に見られている印象を受けました。また３次面接と同日に筆記テストもあったので、印象と実力、知識など幅広い分野にて評価されるように感じました。会社のことよりも、私自身どのような人物なのかを深く知りたいと感じる質問も大変多かったです。その後、実際にマネージャーをされている社員の方から、会社の方針とどのようにマネジメントしているのかというお話を伺い、やっていけるかの意志を問われました。

ほとんどはエントリーシートの内容からの質問でしたが、その中でも３つほどの内容に関してみっちり聞かれるといった印象でした。それだけではなく、マネージャー志望という事で、マネージャーに必要なことは、などとどれほどその職業と向き合っているのか、熱意などを見られている印象を受けました。

人生最大の挫折は何ですか。

現役、浪人と2度の大学受験に失敗した事です。高校3年の10月まで部活動に没頭し、苦手な英語を克服出来ないまま受験へと突入、そして浪人が決まりました。浪人時代はひたすら机に向かい、苦手であった英語の偏差値を20引き上げるも全体の効率の悪さが引き金となり、望む結果にはなりませんでした。これまで過程や量が大事であると考えていた私が、いかに結果が重要視されるかを理解した瞬間でした。大学に入学するも、コンプレックスとなった自身に打ち勝つ為、そして一度きりの人生だから望む大学で学びたいとの思いから大学三年次編入の挑戦を決意しました。誘惑の多い学生生活と勉強の両立は大変でしたが、「効率性」に焦点を当て、長期から短期まで細かな計画を立てる事でモチベーションの維持に繋げて行きました。その結果、念願の大学に合格し、自身の力でこれまでの壁を破ることが出来ました。編入後は心から楽しんで学問を学び、ゼミではリーダーをするなど、充実した日々を送っています。挫折体験に関してだけでなく、それをどう乗り越えたかという部分もしっかり伝えるようにしました。

今までで最も心を動かされた出来事は何ですか。

私がこれまでの人生で最も心を動かされたことは、所属するボランティア団体における活動の一環として訪れたラオスでの出来事です。ラオスに教育支援を行う団体であることから日本にて日々、現地の衛星状況や教育環境、また幸福度などを細かく学習していました。しかし実際に現地を訪れた際、現地の人々は今の状況の中でもある程度満足感を抱いていたという事、そして人としての幸せの価値は国によって違うのだという事実を痛感したのです。私がこの体験によって受けた衝撃は大変大きなものであり、これまでの人生において最も心を動かされた出来事でありました。

これまでの面接とは違い、若手社員の方から役員の方まで幅広くいました。どの年代の方から見ても印象が良く、そして熱意があるかどうか、また社員の方が実際に一緒に働きたいと思えるか、など全体的な総評価をされているような印象を受けました。職業上、沢山の人とお会いし、売り込まなくてはならない為、人柄や印象はかなり重要視されていると感じます。

全体的に緊張感のある雰囲気の中、かなり深い部分までツッコんで質問されました。しっかりと企業研究をし、自身がその会社に入社して何がしたいのか、どのようなプロセスで行っていくのか、１０年後どのようになっていたいのかなど、細かい部分まで考えて面接に挑む必要があると思います。

どのようなプロセスで世界に通用する俳優を育成していこうと考えていますか？

世界で通用する俳優を育成する為には、俳優の演技力、柔軟性、そして知名度が必要だと考えています。その為、まずは地方の小さな劇場をまわり演技力や柔軟性をしっかりと身につけます。全国の劇場を周り、地域に密着することで、その土地の人々に知って頂き、また近い距離感を大切にすることで、外枠から知名度をあげていきます。またそうした下積み経験を行う事によって、大きな舞台でも実力の身に付いた表現で魅了出来ると考えています。

もしこの企業に就職することになれば配属先は東京ですが、大丈夫ですか。

はい、全く問題ありません。私自身、現在までずっと実家に住んでおり、また関西なので東京での就職に不安がないと言うと嘘になりますが、自分がしたいと考えている職業につき働く事に関して、不安よりワクワクの方が大変大きいです。そのため、一刻も早く、土地勘を身につけ、環境に慣れるよう頑張っていきたいと考えています。以上のことから東京配属になっても問題ありません。

最終面接にも関わらず、３０分という短い時間の中で８名を審査するというものでしたので、最後までどこを見られているのかという部分に関してあまり理解ができませんでした。しかしながら、やはり熱意、そして最終面接に残っている学生を比較した上で審査をしたと考えています。

最終面接時に残っていたのが２０名程度でしたが、３グループほどに分かれ、7,8名ずつでの集団面接でした。１人あたりの時間が３分程度といった状況だったので、質問内容としては①自己PRと志望理由②最後に何か言いたいことがあれば、のみでした。

自己PRと志望理由を端的に１分程度でお願いします。

編入学試験を通して、私の強みは強い意志を持ち目標に向かってやり遂げる力は誰にも負けないことであると確信しました。貴社の若手でもチャレンジできる環境の下、こんどは人の喜ぶ笑顔のため、生きる活力を届ける為に自身の力を(強み)を発揮できると考えています。私の人生の糧になってきたエンターテインメントを通して人々に夢や感動を与え、心を豊かにすることが出来る、まさにその中核となる企業であると感じたことから御社を志望致しました。私には御社に入社し叶えたい夢があります。それは世界で通用するアーティストを発掘、マネジメントし、エンターテインメントを通して日本と世界を繋ぐ架け橋を作りたいということ、そして日本映画の良さを世界に広め、より日本映画ファンを増やすということです。同業他社は多くありますが、御社は人を心から大切にし、アーティスト一人一人の特性を生かした売り出し方をしている店に多大なる魅力を感じます。またベビーメタルや、ハンサムLIVEのような新たなエンターテインメントを次々に生み出していることから可能性と将来性を感じており、その点が御社でなくてはならないと私が思う理由であります。同業他社ありますが私は以上のことから御社で活躍する気しかありません。東京の説明会にて人事部長、新入社員の方の話を伺い、この会社で絶対にビジネスがしたい、と確信しました。御社に入社したら、全ての経験を自分の中に吸収し、全力で活動していきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いします！！とにかく熱意を伝える気持ちで臨みました。

最後に何か言いたい事はありますか。

御社は東南アジアのラオスへの支援に携わっていると存じています。私自身、大学在学中にボランティア活動の一環でラオスを訪れ、その際に目にした光景、肌で触れた体験を通じて、私のマネジメントするアーティストを通して、ラオスの子供達にも最高のエンターテインメントを届けたいと考えるようになりました。そのような経験からも、同業他社は数多くありますがこの企業ではなくてはならないと考える理由があります。御社に入社したら、全ての経験を自分の中に吸収し、全力で活動していきたいと考えています。どうぞ、よろしくお願いします！！とにかく熱意を伝える気持ちで臨みました。