【持続可能な未来への架け橋】【23卒】独立行政法人国際協力機構（JICA）の総合職の本選考体験記 No.36874（非公開/非公開）（2022/7/28公開）

志望動機、ガクチカ、自己PR

採用マイページより提出

Webで入力

自分の体験や気持ちを率直に書くことを最も意識した
ベーシックな内容を問われているため、これに対して誠実に返すことが最も印象が良いだろうと判断した

・論理構成が分かりやすくなるようにすること
・HPで見た重要だと思われた単語や要素を盛り込むために自分の体験と照らして考えた

HP、採用HP、リーフレット等

解き慣れる、TG-Webは総問題数が多くないと思われるので対策はかなり楽にできる

TG-Web

言語、非言語、英語

なし

練習としていろんな題材で自分で書いてみた
自分の体験談を盛り込むと論が説得力を持つようになるので自分の体験談ネタ帳を作っておいた

小論文、テーマは3つ用意されており、自分で好きなものをその時に選択することができる

1問　25分

なし

オンライン

志望動機を話したところ、JICAへの理解があるねというコメントを頂いたので、JICAの支援の在り方を詳しく理解できていたことがよかったと思う

柔らかいながらも質問内容は鋭く切り込んでくるようなものだった、ただ、こちらの応答に耳を傾けて理解をしてくれようと対応してくれたのでとても話しやすかった

なし

なし

日本が途上国の支援をするのはなぜ？

国際益と国益の双方の観点から必要だと思います。国際益については、相互依存関係のこの世界で、環境問題やパンデミックなど地球規模の問題解決を達成するためには途上国への支援が必要不可欠であるからです。例えば、新型コロナウイルスの感染を抑えるには、途上国におけるワクチンの支援やその他の医療支援をすることで世界全体が感染状況を良くすることができます。また、海洋プラスチックが話題となっていますが、途上国からプラスチックゴミが沢山流出している問題にアプローチすることで海に漂うプラスチックゴミの量が増加することを食い止めることができます。
国益については、日本の人口が減少する中で企業が海外マーケットに進出することは必要不可欠であり、そのためにも途上国のインフラ整備などの支援は重要です。工場を作るためには水道や電気が通っていることが必要であり、これらの社会インフラを整えておくことで、日本企業がビジネスをしやすい土台を作ることにもつながります。

もしあなたがJICAの職員だとして、日本の高額な支援と他国の安い支援、この二つの選択をどう途上国にせまる？

私ならばその国の相手の選択を尊重します。
ですが、その選択をするにあたって、それら2つの選択肢に対する情報を最大限提示し、それぞれのメリットとデメリットをよく理解してもらうという過程を踏む必要があると考えます。
日本の高額な支援は、相手国にとって一見予算の面でデメリットが大きいように見えます。しかし、とても安全なものであること、そして長期的に使える支援であるということが強みです。製品やサービスについて見込まれる効果や性能を具体的に説明することで、相手国は自国の目指す在り方についてより適切な判断をすることができると思います。
もし、相手国がそれぞれの支援のメリット・デメリットをよく理解したうえで他国の安い支援を選んだとしたならば、それが相手国の目指す国づくりであるとして理解を示すことがその国と長きにわたる信頼関係を保持することにも必要であると考えます。

オンライン

なぜ自分が途上国の方とお仕事をしたいと考えているのかをお話したところ「熱意しっかりと受け止めました」というお言葉を最後にいただけた

柔らかいけど質問が鋭い、1次と同じような雰囲気だった
よく聞いて頷いてくれるので話しやすく落ち着くことができた

なし

なし

学生時代に力を入れたことについて教えてください

サークルで相手を尊重し、信頼関係を築くことに力を入れました。私は20名を率いるチームリーダーを務めたのですが、リーダー就任時は自分さえ目立てればいいという意識が根付いたチームでした。個の魅力を最大限に引き出しながらもチームとして観客の方に感動を与えられる作品を創ることを目標にチームワークを生むための2つの取組を行いました。
1つめに、自分のパフォーマンスの魅力を最大限引き延ばすことができる環境整備です。対面で練習に来れないメンバーや未経験のメンバーなどの個々の事情に合わせた練習環境を提供しました。
2つめに、相手のパフォーマンスの魅力に気づくための制度整備です。通常、年次が上のメンバーや経験者のメンバーが指示する一方的な指導がとられますが、私たちのチームでは年次が下であっても未経験からであっても気づきをメンバーに提供できるように書き込む場所や言える空気を作りました。
その結果、全員がパフォーマンスに関してだけでなくチームを良くしようと努力する気持ちが生まれ、互いを信頼し合っていることが観ているだけで観客に伝わる舞台にすることができました。

リーダーとして特に意識していたことは？

組織の中の一人としてのリーダーの自覚を持つことを意識しました。
先ほど申し上げたように(この質問以前にすでに答えていた内容)、私はリーダーとしての方針として個々を尊重すること、誰一人取り残さないことを重視していました。例えば、コロナ禍で対面で練習に来れないメンバーに対してはオンラインでの対応、未経験で始めたメンバーに対してはマンツーマンでの指導を行うなどの取組を心掛けておりました。
ですが、このように個々の事情に合わせる必要があったため、その分の時間と労力が必要でした。その中で一人ですべてを行うことは不可能であると考え、苦手としていた他の人を頼ることや他の人に仕事を割り振ることを行うことの重要さに気づきました。
やるべきことをリストに挙げてタスクを誰にいつまでに任せるのかを整理整頓し、良いパスをだすリーダーになることでチーム全体としてのよりよいあり方を模索し続けました。

到着、到着の旨を電話する→人事の方に控え室に案内される、待つ→会場に案内される、面接→採用担当の方とお話→帰宅

なぜJICAでなければならないのかを伝えることが大切です、自分は消去法でJICAが一番いいと考えていた節があったのでこの質問に対してうまく答えられなかった自覚があります

お人柄は柔らかい、でも質問などは鋭い
HPで役員全員の顔と名前を憶えてから行ったので少し落ち着くことができた

なし
採用担当の方から今までの面接に対してのFBはもらえました。

なし

首相が食料安全保障について見直しを行っているというニュースをお聞きになったかと思いますが、日本の食料安全保障問題についてどのように考えてますか

相互依存関係の世界において食の側面からも日本は海外に頼らざるを得ないと考えております。そのため、私は有事であっても協力を集めることができるような各国との関係を強化することに力を入れることが大切であると考えています。

追加の「日本の自給率をあげていくということではないということですか」という質問に対して
↓
日本の自給率をあげることももちろん大切なことだと考えています。そして、海外との関係強化に注力することと日本の自給率を上げることは相反するものではないと思います。例えば、JICAが、途上国における農業の支援を行うことで途上国が農業において抱えている課題とその解決に関する知見や経験をためること、そしてこれを日本に持ち帰り日本の農家の方にも共有することは、日本の農業における課題の解決と自給率の改善にもつなげることができます。
海外の課題解決と日本の課題解決に双方向の関係性をもたらすことが、よりよい解決のために必要であると考えています。

他の質問は個人的なものが多いため控え、代わりに以下に聞かれた質問を挙げます

・志望動機
・「なぜJICAでなければいけないの」とその深堀
・「大学では何を専攻していますか」とその深堀
・「あなたの大学に入るまでのライフストーリーを教えてください」とその深堀
・「あなたの強みを他のエピソードで教えてください」とその深堀
・「周りの人から言われるあなたの意外な一面を教えてください」
・最後に言いたいことはありますか

なぜJICAにこだわるのかをしっかりと言語化できるようにしておくことが大切
JICA、外務省、総合商社、その他民間企業、JETROやJBIC、NGOやNPO、それぞれの役割の違いを説明できるようにすること、それだけではなく、なぜその中でもJICAなのか、JICAがいい理由を消去法的にではなく志望動機の中に織り込む