【22卒】社会福祉法人聖隷福祉事業団の冬インターン体験記（理系/薬学生対象オンラインインターンシップ）No.16915（東北大学/女性）（2021/8/7公開）

特に交流の場面はなかったため、そこから何かを学び得たということも特にはなかった。

インターンシップに参加したことでその病院の特色を掴むことができたと思う。AST専従薬剤師が置かれている病院は現状多くはなく、兼任であることも多いということを含め、病院の(薬剤部の)目指す方向を感じることができたのは良かった。また、些細な疑問点を解消できたことは参加したことの最大のメリットと言えると思う。

各専門領域の薬剤師に求められていることについて自分なりに理解を深めておくと、より深い話ができると感じた。また、自分が将来どのような薬剤師として医療に貢献したいかというビジョンがあると良かったと思った。

具体的な1日、1週間の流れを含めて日頃の業務内容について知ることができたため、実際に働く場合の動きを想像しやすかった。また、ASTに関してのみならず、病院薬剤師一般についての業務についても疑問を解消していただいたため、自分が働く姿をある程度イメージできた。

参加学生に関しては関しては薬学生であること以外に共通項は特にないため、自分が特に有利不利ということは感じなかった。このため、内定が出ないと思う決定的な理由がなかった。また、インターン参加中にいくつか自身のことについても質問を受け、ぜひ入職してほしいという旨をお伝えいただいたので、少なくとも悪い印象は持たれていないと感じたため。

もともと特に志望していたということはなかったが、話を伺う中で、自分のやりたいことを実現できる可能性が高い環境であると感じたのが、志望度が上がった理由の一つである。また専門・認定といった資格の取得に対して薬剤部が好意的・積極的であることを知ったため、自分が明確に目標を持てば高いレベルを目指せると感じたため。

インターンシップに参加したからといって選考で優遇されることはないため特段有利になったというようには思わなかった。一方で企業に対する理解を深めるという意味ではインターンシップへの参加は有意義であったため、捉えようによっては有利とも言えるのかもしれない。

コロナ禍ということもあり現地に見学に行けない日々が続いていたが、状況を見ながら検討してくださり、見学が可能になった際には連絡をいただいた。懇親会などは特になかった。

薬剤師として就職するということだけは決めていたが、ドラッグストア・調剤薬局・病院といったところは決めていなかった。薬学の知識を持ってMRや研究職・開発職といった企業就職の道もある中で、臨床の薬剤師としての就職を志望したのは幼き頃からの夢であったことに加えて、昨今のコロナ禍を生きる中で、医療従事者として少しでも直接的に医療に貢献したいと考えたためである。

民間の病院であることから大学病院と比べて教育や研究よりも日常の診療に比重を置いているイメージが強かったが、想像していたよりかは高いモチベーションで研鑽を積んでいる薬剤師の方がいらっしゃった。また、自分の目標を明確にしていればやりたいことを実現できる可能性もあり、その支援の体制も比較的整っている環境に感じた。