20卒 インターンES
記者
20卒 | 東京外国語大学 | 男性
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Q.
記者職のインターンに参加を希望する理由(200くらい)
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A.
記者になって新しい視点を読者に提示したい。インドネシアの邦字紙「○○新聞」のインターンをした時、「○○」という記事を書いた。日系企業の経営者は過激な労働運動を恐れるあまり地元労働者と距離を置いていると知り、記事で経営者との対話を通じて待遇改善を図るインドネシア人を取り上げた。取材先で会った読者の経営者から「関係を見直してみる」と直接言われ、世の中が動くきっかけを作れる記者になりたいと思った。 続きを読む
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Q.
自己PR(250くらい)
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A.
長所は粘り強く話を聞き出せることだ。ドヤ街の横浜市寿町で週に2日、路上生活者への生活相談のボランティアに参加している。11月に出会った男性はサンダルを履き、道で縮こまっていた。「何かお困りですか」。温かいスープを持って話しかけると、うるさいと怒鳴られた。何か力になりたいと何度もそこに通った。「対等」になるよう膝をついて相手に目線を合わせて話した。スープも食べてもらうよう「お願い」し、体の具合も「聞かせてもらった」。1か月が経ったクリスマスの夜、男性はついに「年末だけでも寝れる場所はないか」と相談してくれた。 続きを読む
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Q.
作文「気になること」
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A.
先の国会で問題になった外国人労働者の実態はどうなのか。気になった私は昨年12月に宮城県を訪れた。石巻市の漁業が108人の東南アジア出身技能実習生に支えられていると共同通信の配信で知ったからだ。記事にあった受け入れ団体に電話をかけた。漁師の○○さんに頼み、実習生の仕事を1日体験した。 午前4時、○○さんが網を開くとカレイなどの底魚が甲板を埋め尽くす。実習生と私は獲れたての冷たい魚を素手で仕分けていく。「すぐ慣れるよ」。実習生の○○さん(○○)はそう話すが手は霜焼で赤黒く腫れていた。実習生の仕事はこれを繰り返す単純労働だった。 一方で漁業の担い手不足は深刻だ。「今春は3人雇ったんが、一週間で皆辞めんだぁ」。東北弁混じりに○○さんが話す。震災後は若者が市外に出ていき、担い手不足が益々深刻になった。実習制度の形骸化は確かに問題だ。しかし、石巻の漁業の現場を知ると単に受け入れ側を批判する気持ちにはなれなかった。 続きを読む