【専門的な分析の挑戦】【23卒】ＬＳＩメディエンスの夏インターン体験記（理系/分析検査職インターンシップ）No.26968（東京医科歯科大学大学院/男性）（2022/6/6公開）

研究職や技術職など、専門的な仕事に興味があったからです。特に非臨床CROはいろんな製薬会社から依頼を受けて研究を行っているのは知っていたのですが、その実態や業務内容について全く知らなかったので、参加しました。

事前にアンケートを書く形式だったので、インターンシップに何目的で参加するのかを明確に示すようにしました。

アンケートのみで参加できたので、基本的なこと(誤字脱字が無い、文章構成など)ができていれば選考は通過すると感じました。

分析検査業務に関する課題解決型のグループワーク

企業の事業説明→分析検査職についての説明→グループワーク

業務内容の詳細、実際に使用している実験機器、分析業務における思考

ある試料検体の分析結果を元に、考察や分析課程の改善を立案する。

1日目にやったこと

まず最初に企業の事業内容や業務内容についての説明があり、その後分析検査職の社員さんが業務の説明をしてくださり、そのままグループワークに移行しました。また最後には全体を通しての質問タイムがありました。

研究員の方

なし

分析業務の中での改善点を提案するワークでは、かなり専門的な内容にグループメンバーが困っていた際にヒントを提示してくれたり、こちらの質問に丁寧に答えて下さることがありました。

分析化学や分析機器を熟知していなかったため、課題に出てくる一つ一つの専門用語や、分析の原理が分からず、苦労しました。また「分析が専門でない社員も活躍している」というお話を伺ったが、かなり専門的な分析業務に本当についていけるのかについて疑問が残りました。

意見を出し合う際には、自身の専門外の意見を聞くことができ、とても視野が広がった貴重な機会になりました。

医薬品を創出するためのデータとして、試料の分析は非常に重要であり、そこに間違いがあっては絶対にいけないということを学ぶことができました。特に非臨床CROはお客様(製薬会社)から依頼を受ける立場なので、クライアントが満足できるような分析業務を行わなければならないということを実感しました。

分析関連の教科書を軽く読んでおくと、インターンシップで学べることが更に増えるのではないかと思いました。

受託業務であるため、分析方法の改良や方法などについて議論・立案する機会はあるものの、創薬の根本的な部分に関しては提案・議論する権利がないため、製薬企業の研究職の方が自分には合っていると感じたからです。また異動も多く、営業職へ異動された方もいらっしゃるとのことでしたので、自分が営業をしている姿は想像することができませんでした。

「製薬企業ではなく、何故非臨床CROを志望するのか」という問いに対して明確に答えられる自信がなかったからです。インターンシップに参加したことでより一層製薬企業への志望度が高まってしまったので、本選考を受けても志望度の低さが露呈して内定はもらえないのではないかと感じました。

「クライアントから分析依頼を受けて、分析してデータを提出する」という流れの業務では、創薬の根幹には携わることができないと知ったからです。そのデータを駆使して創薬を行うのは製薬会社自身であり、肝心な部分で携わることができない所に面白さを感じませんでした。

恐らくインターンシップの選考に落ちた人はほとんどいないと感じたからです。志望度の高さをアピールすることはできると思いますが、それで本選考でも優遇されることはないと思いました。

自身が生命科学(遺伝子や細胞などを対象とする学問)を学んできたということもあり、専門性を活かすことができればどんな仕事でも構わないと考えていました。そのため製薬会社や非臨床CROなどの医薬品業界に加えて、化学業界や診断薬業界など幅広い業界を志望していました。その中でも特に「健康に携われるか」を重視して企業を選んでいました。

受託業務は自分には向いていないなと痛感しました。専門性を活かせればなんでもいいと考えていましたが、「自ら提案する機会が豊富にあること」や「プロジェクト(創薬)の中核を担えること」こそが自分のやりたいことだと気づき、受託業務への志望度が低下しました。また非臨床CROは他の企業との差別化が難しく、何を強みにしているのかがわからないところも、志望度が低下した要因の一つです。