私たちの店舗では、防水スプレーの販売本数が全国50店舗中40位と落ち込んでいるという課題がありました。その原因は、お客様にスプレーの効力を伝えきれていないことでした。
そこで、私は販売本数15位以内を目標に掲げ、ミーティングを開きました。議論の中でほとんどのスタッフは「水をよく弾く」ことをアピールしていることがわかりました。私たちは、上述の情報以外に、なにか伝えるべきだと思いました。そこで、強みである「相手の目線になって考える」事を活かし、お客様は防水スプレーの何を知りたいのだろう?と、考えるようスタッフに促しました。その結果、お客様が防水スプレーを買う理由は「靴を大切にしたいから」であり、お客様が知りたいのは大きく以下の二つであると結論付けました。①靴を綺麗に保てるのか②雨が染み込まないか長持ち
私たちは、この2つを店内で証明するため、2つの動画を企画、作成しました。まず、防水スプレーをかけたスニーカーを用意し、以下の二つの企画を動画で撮影しました。①汚れに見立てたケチャップを塗り、それを水で洗い流す
②雨に見立てたシャワーを10秒間当てる
ケチャップはスプレーの防汚効果により綺麗に流され、シャワーの水はほとんど弾かれる。という内容です。
この動画を店内で1年間流した結果、防水スプレーの販売本数は全国11位へと向上しました。
私は、この経験を通して、チームで成果を上げるには、目標を共有する仲間の意見に耳を傾け、協力して物取り組む大切さを学びました。
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