【学生の人数】1人【面接官の人数】3人【面接官の肩書】社長、技術部長【面接の雰囲気】最初から最後まで緊張感があり、自分を採用するべきかどうかを慎重に見極めようとしている雰囲気だった。特に、社長からは採用後の様々な不安を度々口にされた。【研究施設を支える技術者とは、どのようなものだと考えているのか。】私は、技術者として研究施設を支えるということは、研究者と同等あるいはそれ以上に研究に対する理解が必要とされるということだと考えています。理由は二つあります。一つは、技術者としての役割です。研究施設において研究者が円滑に研究を行える場所を提供するためには、施設の管理者が必要です。施設を管理するためには、施設内にある機器や装置の利用・修理などに関する知識を有し、かつそれらがどのような場面で必要となるのかを深く理解しなければなりません。そして、そのような役割を担う者が技術者であると考えています。二つ目の理由は、技術者としての責任です。一般に、研究施設を利用する研究において、全ての作業を一人で行うことはできません。規模の大きな研究は複数の人々がチームとなって協力し合いながら進行するものであり、技術者も例外なくその一員です。特に、研究施設で得られる情報は、研究の中でも非常に重要なので、施設の管理者たる技術者はより一層の自覚と責任感を持って業務にあたる必要があると考えています。【あなたが今まで学んできたことは、会社でどのように活かせるのか。】私が所属する島根大学●●研究科は、●●と▲▲の知識を共に深めることができるところが特徴です。例えば、大学の授業には物理学実験というものがあり、X線を結晶に当ててその構造を解析したり、顕微鏡を用いて物質の組織観察を行うなど、理学的な考察力だけでなく工学的な技術力も養うことができます。また、進路を就職活動に変更して以降は、材料工学系の研究室へと移り、実際のモノづくりの現場を肌で感じながら技術的素養を深めているところです。私が主に所属していた研究室は理学系で、研究内容は実社会に直接的に役立つものではありませんが、その研究を行うために培ってきた様々な知識や経験は、高度な技術力を必要とする御社の業務においても様々な場面で活かすことができると考えています。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】最終面接であるので、自分の学んできた事が実際の業務に活かせることをアピールすることが重要だと思った。面接は最後まで緊張感があったが、自分の考えを素直に正直に伝えられたことが評価されたのではないかと思う。
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