【未知の可能性を引き出す】【19卒】くもん出版の冬インターン体験記（文系/教育コンサルティング）No.3054（関西大学/女性）（2018/4/10公開）

当時教育業界に興味があったこともあり、とにかく教育事業に取り組む企業のインターンシップに参加して見みたかったことがきっかけ。また、インターンの場所が大阪のオフィス内で、実際に仕事をしている人の姿も見られるのではないかと思った。

DEiBAという就職活動イベントに参加し、評価をいただけると、別で選考を受けずに参加させてもらえたため、とにかくそのイベント内でのグループワークに積極的に取り組んだ。

教育コンサルティング事業を理解する

1日目にやったこと

「教育コンサルティングとはどのような仕事なのか？」という理解を深めるために、人事の方のロープレの後にグループワークを行なった。グループワークの内容は「自己分析」のような内容。教室に向けて行う面談のように、「相手の想いを引き出し、やる気を高める」「相手の可能性を発見する」ことを目的として行なった。

なし

グループワークは社員の方がそれぞれの班を覗きに来てくれてはいるが、特に班ごとへのフィードバックがあるわけではなかったので、これといって印象に残ったことはなかった。

面談体験では、思った以上に知らない人の本音や体験を引き出すことに苦労しました。また、自己分析の手伝いのようなものだったので、相手の経歴が「いじめられていた」「学校が楽しくなかった」など、どう話を広げていいかわからないエピソードが多く、会話に困った。

教育業界というと「受験」というキーワードに向かって取り組みがちだが、公文では「受験はそもそも考慮しておらず、生徒のポテンシャル、やる気を高めることがゴール」というのがすごく印象的でした。また、仕事の内容としても「フランチャイズ提携している教室の先生のサポート」というのが主な仕事で、一概に教育業界と言っても目指す先や必要な課題は全く違っているのでよく吟味した方がよいということが実感できた。

会社や事業の説明を丁寧にしてくださったので、特に準備して行く必要性は感じなかった。私自身は公文経験者だったのですんなり聞くことができたが、もし経験がなければ少し教材などについて調べて行くといいかもしれない。

学生同士のグループワークが中心で、内容も自己分析の延長だったため、あまり明確なイメージは湧かなかったし、自分自身が人の話を引き出すことがあまり得意でないと感じたため、自分には少し難しい仕事かもしれないと感じた。ただ、公文における営業職のあるべき姿などのイメージは湧いた。

会社の風土として「手を挙げて自分の意見を発信することを求められる」と社員の方が言っていたにも関わらず、インターンで手を挙げて発言している人はごく一部で、発言して自分の意見を述べることに慣れている人であればかなり有利になるのではないかと感じたから。

たくさんの社員の方とお話しする時間をとっていただいたが、どの方も教育に対して真面目で誠実であり、受け答えも非常に論理的で好印象だった。考える仕事がしたいと思っていたので、そういった軸にはあてはまっていると感じ、参加前よりも志望度が上がった。

よっぽど目立って的をいた発言ができればもしかしたら人事の方に顔を覚えてもらえたり、多少は有利になるかもしれないが、開催日程や参加人数もそれなりに多く、冬のインターンに参加するだけで有利になるとは思えなかった。

明確に業界は絞っていなかったが、「人のモチベーションを高める仕事」に焦点を当てていたため、教育業界、文具業界、IT業界は視野に入れていた。参加時点ではほとんど企業を見ることができていなかったため、具体的に見ていた企業は公文とベネッセホールディングスの二つだけだった。当時はこれから視野を広げていきたいと思っていた。

BtoCの事業を中心に見ていたが、自分が最終的に影響を与えている相手があまり目に入りにくいところはあまり自分にあっていないかもしれないと感じた。また、人の気持ちは必ずしも正解がないものなので、仕事としては非常に難しいものであると感じた。一方で、「人のモチベーションを高める」という軸は揺るぎないものであると感じ、その後もその軸は持ち続けた。