21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 信州大学 | 女性
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Q.
福島中央テレビを志望する動機
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A.
「福島県って原発が有名だよね!」この言葉が私の進路を決定づけました。私は大学進学と共に福島を出て、長野へ移住しました。そこで始めた塾講師のアルバイトの際に、生徒から出身を聞かれ、私の返答に対して発せられた一言が冒頭のそれです。私は虚を突かれたような気分になり、その生徒に対して何も言うことができませんでした。原発をまるで名産品のように挙げるその生徒は私よりも十歳以上年下で、長野県から出たこともありません。あの事故は遠い外国で起きたことのようにしか認識できていないのだろうと感じました。あの凄惨な事故を知らない世代がまた同じ過ちを犯してしまうことを防ぐためにはきちんと情報を伝えていかなければならない、そう思いました。テレビはメディアの中でも最も万人に身近な媒体であると言えます。一番影響力のある媒体を通して福島を伝えていくこと、それがふるさとへの恩返しにもなると考え、私は貴社を志望します。 続きを読む
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Q.
入社後どんな仕事がしたいか
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A.
前に進むことと忘れないこと、この二つを両立させるのは困難なことだと感じます。東日本大震災を忘れないことはもちろん大切です。しかし、「福島=震災の土地」という印象になってしまうのは何だか違う気がするのです。私のふるさとはあの日がすべてではありません。あの一瞬の大波は私のふるさとでの幸せな記憶までは奪っていきませんでした。それを全国、さらに海外へ発信する仕事をしたいと考えます。まっすぐなたんぼ道や耳に心地よい訛り、甘酸っぱい桃の色などの「やさしい福島」の姿を外部へと発信します。そして、外部に向けて製作された「やさしい福島」を打ち出した番組を鑑賞することで、内部の人々にはふるさとへの誇りを再認識するきっかけとなれば良いと考えています。震災があった時期には思い切り悲しみ、悼み、弔うことが必要です。あの日を忘れずに、現在の「やさしい福島」の姿を外部へ伝える、この二つが私が貴社で成し遂げたい仕事です。 続きを読む