私が貴社に入社後、取り組みたいことは2つある。1つ目は立体交差化とそれに伴う沿線の開発である。私は貴社のインターンシップに参加し、新宿線は都心へのアクセスが良い点などから潜在能力が高く、将来的に成長が見込める路線であると感じた。新宿線で立体交差化が予定されている区間は、住みやすさが特徴である石神井エリアを有しており、地域住民の「くらし」に特化した沿線を目指すべきと考える。今後立体交差化に合わせ貴社のグループ力を活かし、Maasを用いたデマンドバスの推進を行うなどDX化を推進することで、先進的で暮らしやすい沿線の創出が可能である。また高架化や地下化に伴い、駅周辺に商業施設に加え図書館やスポーツ施設など利用者が交流できる施設を整備していく。そうすることで、駅が地域の生活拠点・交流拠点として機能できると考える。このような事業にハード・ソフトの両面から携わり、沿線の利便性向上に貢献したいと思う。2つ目はGISを用いた維持管理の推進である。鉄道会社は新型コロナウィルスの感染拡大により安定した運賃収入が期待しにくい中で、固定費の削減が必要となっている。現在、一般的に維持管理は現場の状況をPDFなどにまとめ、それらをフォルダごとに保管する形で行われている。図面・写真やメンテナンス履歴などの情報にGISを通じてアクセスすることが出来れば、大量の情報の中から欲しい情報を探す手間を省けるようになる。さらに異なる部署間での情報共有を容易にし、維持管理業務の効率化が期待できる。これらの取り組みに対して、学生時代コーチ活動や野球を通じて培った共感力で周囲を巻き込み、貢献したいと考えている。
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