- Q. 志望動機
- A.
株式会社毎日新聞社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
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2021卒株式会社毎日新聞社のレポート
公開日:2020年7月21日
選考概要
- 年度
-
- 2021年度
- 結果
-
- 内定辞退
- 職種
-
- 一般記者職
投稿者
- 大学
-
- 慶應義塾大学
- インターン
-
- 日本ガイシ
- 国立研究開発法人科学技術振興機構
- 一般社団法人共同通信社
- 日本放送協会
- 住友林業
- 国立研究開発法人産業技術総合研究所
- 国立研究開発法人海洋研究開発機構
- 日産化学
- 内定先
-
- 一般社団法人共同通信社
- 毎日新聞社
- 日本放送協会
- 入社予定
-
- 一般社団法人共同通信社
選考フロー
企業研究
記者が記事の中で「経営が危ない」と記してしまうほどの新聞社なので、それでも毎日新聞に行きたいという明確な理由が必要だと思います。準備として私が行っていたのは、新聞を読み比べて、毎日新聞の独自性と、自分のやりたいことの整合性を図る作業です。私が毎日新聞の説明会や新聞を読む中で感じたことは、「間違っているものには間違っていると言う」という、報道機関の根源的な理念が深く浸透していることです。新聞社には社論、社のスタンスというものがあり、なかなかそれに反するものを書けないことも多いです。ただ、私が毎日新聞を読んで感じたことは、社のスタンス以上に、記者個人が何を言いたいかということが大事だということです。基本的に現政権の政策に対しては懐疑的な目を向けていますが、一方で正しいと思う部分は評価するような記事も見受けられます。そのような根源的な報道機関としての存在意義を追求していると思います。
志望動機
会社が記者ひとりひとりの実力に支えられていると強く思うから、そして報道機関としての役割を果たしている会社だと思うからです。私は記者として、自分の視座をもって社会問題と向き合い、いろいろな立場の人の声が届く社会を実現したいと思っています。一人一人の実力を重視する毎日新聞という環境で、自分の個としての力を磨き、夢見る社会の実現に寄与したいと思いました。また、おかしいと思うことにおかしいという声をあげられる毎日新聞の社風にも惹かれていました。特に、国立競技場の建設に使われた建材が熱帯雨林からの伐採材であったという大みそかの報道、オリンピックの理念と大会の中身が合致しているかという視点、こんな視点を自分も学んでいきたいと思いました。
エントリーシート 通過
- 実施時期
- 2020年01月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
ESの内容・テーマ
当社へ就職を志望する理由と、当社のどの部署でどのような仕事に取り組みたいかを書いてください。/あなたの長所と短所を具体的な体験を交えて教えてください。/2019年の春以降に報道された事柄を取り上げ、あなたが考えたことを書いてください。/「私が大切にしていること」について800字の作文を書いてもらいます。
ES対策で行ったこと
自己分析と企業分析の論理的な合致を意識した。こういう経験をしてきたから、毎日新聞に入りたい、と。添削は複数人にしてもらった。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2020年02月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
筆記試験対策で行ったこと
前年11月に、なんとなく記者職に興味がわいたころにニュース検定を受けていた。公式問題集を何度も繰り返しやること。
筆記試験の内容・科目
ニュース検定2級。受験済みだったため、免除された。
1次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官2
- 面接時間
- 10分
- 面接官の肩書
- 不明。男女。
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
コミュニケーションがうまく取れていたからだと思う。質問に簡潔に、わかりやすく答えることを意識すると評価されると思います
面接の雰囲気
あっさりしていてびっくりした。ESに基づいて幾つかの質問をされて終わった。事前にESを読んでいる感じでもなかった。推測だが、記者として、人と話す時の態度を見ているのではないか。
1次面接で聞かれた質問と回答
大学の研究内容について、賛成派、反対派の意見を詳しく説明して。
大学では犯罪を減らすための法制論である○○を学んでいます。私が取り組んだテーマは「○○制度導入の是非」というものです。これは、高齢犯罪やホームレスによる万引きなど軽微な事案において、検察官が起訴猶予裁量に基づいて起訴を猶予する際、条件を科すというものです。賛成派は、被疑者の適切な改善更生のためには条件を科すことが必要だとしています。一方で反対派は、行政官たる検察官が裁判官を差し置いて司法的な判断を行うことに反発していました。私は科される条件の形式・名目よりも実態が重要だと考えています。そのため、名称に対するイメージで刑罰的側面が感じられる当制度ではありますが、科す条件の実態が刑罰に相当しなければ検察の起訴猶予裁量の範囲内だと考えています。
長期インターンの内容と、地域の住民とやっていくうえで難しかったこと
長期インターンは、○○県の○○市で、○○のリノベーション活動に取り組み、地域活性化促進を支えるという内容です。当初私たち東京に暮らす大学生は、自分たちが○○市で実現したいこと、作りたいものを考えていました。でも、現地にもっていくとうまくいきません。地域の人の反発なども受け止めながら活動を進めるうちに、今の私たちの態度はやりたいことの「押し売り」だと気づきました。本当に大切なことは、地域の方々がどういう居場所を求め、何を場に欲しているのかを真剣に聞き、それを実現するために若い私たちの力を使うということです。それに気づいてからは、頻繁に地域の方と交流を進めるように意識し、少しずつ、「共に創る」ことが実現されてきたように思います。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
筆記試験対策で行ったこと
作文練習をした。1月に入ってから、800字の作文を20本書き、本番で使えるネタをひねり出した。ただ、毎日新聞の作文テーマは他社と違い事前に書いてきた作文は意味を成さない。
筆記試験の内容・科目
作文。コラムを読んで800字(70分)
2次面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 20分
- 面接官の肩書
- 男女男
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
面接官は終始私に感心していた。どんな質問が来ても椅子に前のめりに座り、はっきりと自信を持って答えた。準備していない質問が多かったが、食い気味の態度で積極性をアピールした。
面接の雰囲気
厳しくはないが、質問が鋭く掘り下げてくる。気になったことを間髪入れず聞いてくる。それが結構大変だった。
2次面接で聞かれた質問と回答
環境問題に対してジャーナリズムは何ができるか、グレタさんを非難する人をどう思うか。
環境問題に対してジャーナリズムは直接的な作用を及ぼしえないと思います。直接的な作用として解決したいのであれば、NPOや環境貢献製品の再発事業に取り組むメーカー、官公庁のほうが力はあるかもしれません。しかし私は、報道は決して直接的力を持たないが、間接的な作用として社会の中での問題意識や議論を巻き起こせたときは、直接的な作用を持つ機関よりも広く、そして強く人々の意識に影響を及ぼすと思います。マイクロプラスチック問題を解決するのは一人一人の環境意識であって、その意識の形成をうながせるのは、報道を置いて他はありません。グレタさんの批判について、批判は根拠をもってなされなければ成り立たないと思います。論拠が十分な批判がある一方で、頭ごなしに「非難」するような社会風潮が強いと感じます。根拠を持って初めて2者の対立構造が生まれるべきです。しょうじき、準備していなかった
語学資格すごいね、かなり勉強したんじゃない?ずっと日本で?
大学時代、何かをやった証拠を残したいと思い、第二外国語の検定試験に挑戦しました。参考書を買って1年次から継続的に勉強し、1年が終わるころには、大学2年間の範囲を終えていました。昨年、1か月間、○○に行きました。第二外国語の習得度を試したいと思うとともに、言語は文化と密接に結びついていることを言語学の授業で知り、文化についても理解を深めたいと思い、現地の大学の言語・文化プログラムに参加しました。この経験は、私の語学の向上に直接つながったかというと、定着という意味では役に立ちましたが、言語以外にも現地の人々の考え方など、吸収すべきものがあまりに多く、むしろ日本で学んできたものを生かす機会でした。興味はさらに深まったので学び続けています。
筆記試験 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
筆記試験対策で行ったこと
新聞を読んで正しい日本語を知ること。それ以外特にできることがなかった。文章を読むことと、漢字を練習することだろうか。
筆記試験の内容・科目
国語力試験。30分間、新聞記事の校閲。
最終面接 通過
- 実施時期
- 2020年03月
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 10分
- 面接官の肩書
- 役員。会社の重鎮の人たち。
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 1週間以上
評価されたと感じたポイントや、注意したこと
緊張して話が支離滅裂になったり、社会問題への意見が論理的でなくなってしまったりした。でも、この面接もかなりの人が落ちたようなので、正直に答えたのはよかったのかもしれない。
面接の雰囲気
あまり反応が相手の顔に出なかったので、どのくらい響いてるかわからなかった。なので、結構話す量がわからなかった。
最終面接で聞かれた質問と回答
どうして文転して法学部に行ったか。
新しいことを学びたいという気持ちを抱いたからです。私が理系時代に好きだったのは、化学と物理です。なぜ好きだったかというと、自然界の原理法則を根拠に、実験や観察の際目の前で起こった事象を明らかにし、誤差を考察していく学問であり、その過程が楽しかったからです。しかし、数学が少しだけ苦手で、大学で学ぶことへの恐怖の意識があり、ほかにも興味のある学問分野である法律への転向も考えていました。法律は、条文という根拠に基づいて、事件という事例を類型にあてはめ、判断していきます。この過程は、化学と物理で行う誤差考察と全く同じです。新しい「法則」を学び、自分の視野を広げたいと強く思ったため、文系に転向し、前向きな気持ちで法律を学んできました。
他社の選考状況、全部受かったらどうする?
記者以外の職種では就活をしていません。ほかの新聞社は考え方が合わず受験していません。〇〇社は社論が全く私の肌に合いません。○○社は紙面は好きですが、毎日新聞と違い、常にこの立場でいなければいけないという立場が見えてしまい、記者個人の裁量が強い毎日新聞とは性格を異にすると思います。なのでエントリーしませんでした。受験するつもりの記者職の企業は、○○通信社と放送局の○○です。全部受かったとしたら、その後にどこに行くか考えさせてください。志望度ランキングを聞かれたのに、全くウソをつかずに言ってしまった。直後は後悔もしたが、記者として人と誠実にかかわるべき自分が、会社にウソをつくなどとてもできなかった。
内定者のアドバイス
内定後の企業のスタンス
役員面接の時点で、受かっても就活は続けると公言していたし、内定してから入る会社を決めますといったのに合格させてくれたので、そういうことだと思う。
内定に必要なことは何だと思うか
新聞を読む:どの新聞社、どのマスコミ、ひいてはどの業界受けるとしても必要ですね。
「面白い人」になる:求められるのは「記者っぽい経験」ではない。記者の仕事は、自分の発想力をもっていることが大事。その引き出しを増やすために好きなことを極めたほうがいい。
正直に、誠実に:嘘をつくことは失礼だ。「やめ毎」という言葉があるように、会社は傷ついている。
社会を疑う:社会で起こっていることのおかしいところ、政策の問題点に気づける視点がないと毎日の記者はやれないと思う。
わかったような口をきいてすみません。たぶんこんな感じです。
内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか
1人の個人として、地頭の良さだったり、着眼点だったり、今までの経験の面白さがあることが大事だと思う。記者になりたい人には、学生時代にそれらしい経験をしている人も多い。しかしそれが必ずしもプラスとは限らない。みんなそういうのをしてくるから差別化。
内定したからこそ分かる選考の注意点
試験が他社より多く、内容も平易なものではない。ものを書く仕事、社会問題を見る視点を他社以上に大切にしていると思う。だから、作文練習や、新聞の読み込みは怠ることがないようにしたい。面接も、誠実に相手に向き合うこと。辞退者が多い会社だから。
内定後、社員や人事からのフォロー
役員面接通過後に面談がある。私は辞退したのでわからない。
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毎日新聞社の 会社情報
会社名 | 株式会社毎日新聞社 |
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フリガナ | マイニチシンブンシャ |
設立日 | 1872年2月 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 3,000人 |
売上高 | 595億2300万円 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 松木健 |
本社所在地 | 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1丁目1番1号 |
電話番号 | 03-3212-0321 |
URL | https://www.mainichi.co.jp/ |