【輝く才能を発掘】【21卒】日販グループホールディングスの冬インターン体験記（文系/メディアミックスコース）No.12843（愛媛大学/女性）（2021/2/12公開）

出版や、エンタメ業界に興味があって会社を調べていたら、初めて聞く大きな会社を見つけ、それが日販だった。開催が東京だったので迷ったけれど、会社概要を読んでみてもいまいちピンと来ず、行ってみるのが一番だと思い選考に応募した。昔から本を読むことは好きだったので、好きなものに関われる仕事をしたいという気持ちもあった。

選考はエントリーシートの提出だった。項目が多くて指定の文字数は少なめだったので何度も文章を考え直して伝わりやすいように工夫して書いた。マニアックな質問もあったが正直に答えた。インターンシップの内容は詳しく明かされていなかったが、「こんなことを学びたい」という思いをぶつけるようにした。

会社説明/グループワーク&プレゼンテーション（メディアミックス事業を考えて発表）/座談会

1日目にやったこと

午前は会社説明会で会社の概要の説明を受けた。午後は３、４時間という長い時間のグループワークがあり、メディアミックスを利用して新しい企画を立てるのがテーマだった。発表の後は座談会で社員の方からお話を伺った。

メディア関係の部の社員

人気漫画のグッズ

グループワークの発表をしたあと1グループごとに社員の方から細かいフィードバックがあって、発表した内容が社員の方から見てどうだったかということだけでなく、グループワークの最中にグループのメンバーそれぞれがどのような立ち回りをしていたかなど見てくださっていたのが印象的だった。

周りの学生が、立教や早稲田など有名な大学の方ばかりだったので、なぜ自分がそこにいるのかという疑問を持つほどの空気感だったことが精神的にきつかった。また、グループワークのテーマがかなり難しく、会社の方が段階ごとで時間をくぎって進めてくださったけれど話し合いがなかなか進まなかった気がする。

日販は本を全国に流通させているだけでなく、リアルイベントやコミックの実写化の取り組みも行っていると学ぶことができた。社員の方が入社までにどんなことを勉強したのかということや、営業部に配属になったらコミュニケーション能力だけでなく、店舗に商品をどう並べたら売れるようになるかを考える力も必要だと知った。

流行のメディア作品を勉強しておくと、グループワークの際世間にウケるアイデアを生み出すことができるのではないかと思う。グイグイ話したり質問したりできる学生が目立っていたので強い心も必要だと感じた。

何よりも周りの学生とのレベルが違うことばかりずっと感じていたので、一緒に会社で働くイメージがほとんどわかなかった。社員の方のお話を聞いていても、部署によって一日の過ごし方が全く違うので自分がどのように働けるのか想像しにくかった。全国転勤があるということもこの企業で働いている自分をあまり想像できなかった原因かもしれない。

インターンシップの選考だけでもかなり内容の濃いESを書いたので、本選考ではもっと濃いESを書いて個性をアピールする必要があるように感じたから。またインターンシップの座談会で、筆記選考が難しいというお話を伺ったので、そこも自分には突破できないだろうと思った。

志望度が下がったというよりは、説明を聞いたり座談会をして、とても魅力があって働き甲斐もありそうな会社だったが、ユニークな人材が重宝される点や会社の規模が大きすぎる点が自分には合わないのではないか、何年も働くことはできないのではないかと感じた。

インターンシップで得た経験を選考で話し、もっと学びたくなったとアピールすることは十分可能であると思う。早期選考への案内もあったので効率的に就職活動を進められると思う。

エンタメ業界に興味があり、メディアに関わる会社を探していた。メディアといっても幅が広いので、この時期は特に出版関係や放送関係の企業を見ていた。その中に日販があり、インターンシップに参加してみて、出版業界に入るには難易度の高い筆記試験に合格する必要があることを知ったのもあって、出版をした先にある、広告に興味を持つようになった。

日販のインターンシップでは本の流通について学んで、自分は本の流通よりも本を宣伝して知ってもらう方に興味があると感じた。また、会社の規模が大きかったり同じ地域で過ごしてきた人がいない場所に身を置くのは自分にとって精神的にきついことなのだと痛感した。それからはより地元で就職したいという思いが強まった気がする。