【世界をリードする革新】【21卒】美津濃の研究開発職の本選考体験記 No.11208（埼玉大学大学院/男性）（2020/12/11公開）

大学・大学院での専攻分野
大学・大学院時代の研究内容と、それを活かしてミズノで挑戦したいことについて、自由に表現してください
大学・大学院であなた自身が「最も力を入れて取り組んだこと」について、その取り組みとあなた自身を象徴する写真を1枚貼り付け、その理由を記載してください

複数の就活サイトに登録して、過去のエントリーシートを参考にして作成した。また、手書きであったため、文字の大きさやペンの太さを変えて見やすくした。

SPIの参考書を繰り返し解いて問題に慣れた。

言語、非言語、性格診断

面接の時間が15分程度と非常に短かったため、話した内容というよりも、受け答えや、はきはきと話したことが評価されたと感じた。

オンラインでの面接であった。厳しい雰囲気は全くなく、スポーツメーカーらしく、明るい感じの雰囲気であった。

研究内容について簡単に教えてください。

私の研究では半導体材料としての利用が期待されている、液晶性を示す有機化合物の合成と、その物性評価を行っています。液晶とは、固体と液体の中間の状態であり、分子がある一定の方向に配列するという特徴があります。その特徴から、分子の積み重なりの方向に電気を通すようになるため、半導体材料への利用が注目されています。しかしながら、この電気を通すという特徴的な性質は温度に依存し、ある一定の温度でのみしか発現することができません。その為、私の研究では、この欠点を克服するため、液晶温度で分子が積み重なった状態で光を当て、重合させ、分子の積み重なりを固定することで、導電性と熱安定性の両方の実現を目指しています。また、目的分子の構造を変化させることによって、液晶特性の変化を調査したり、重合によって得られるポリマーの形態の変化についても調査しています。

現在の就活状況と、各企業の選考具合を教えてください。

現在、15社ほどの選考を受けております。私の大学院での研究分野である化学系のメーカーと、長年続いてきた卓球に関わることができるスポーツメーカーを中心に就職活動を行っております。化学メーカーからはいくつか内々定を頂いている企業もありますが、私自身スポーツに関わりたいという気持ちが強く、中でも近年卓球用具の研究開発に力を入れている御社が第一志望である為、現在も就職活動を続けております。他社の選考は、コロナウイルスの影響があり、一時選考がストップした企業や、選考が全てオンラインになった企業がありました。選考の日程が大幅に遅れる企業もあり、戸惑うこともありましたが、落ち着いて対応するようにしています。

最終面接では、卓球への思いが面接官に伝わったのが良かったと思う。ミズノの製品の良くないところも素直に伝え、意見交換が上手くできた。

面接官が4人と多く、囲まれているような配置であったため、入った瞬間は少し緊張したが、面背が始まると楽しく話すことができた。

部活を通じて得たことは何ですか。

粘り強くチャレンジし続けることがです。大学の卓球部では、リーグ戦での勝利を目標に4年間練習に励み、その過程で二度の挫折を乗り越え目標を達成しました。一度目は怪我で半年離脱したことです。しかしながら、練習ができない期間も、自分自身、またチームの怪我の防止のため、筋トレや栄養管理の勉強をし、時間を有効的に活用しました。二度目はレギュラーから外されたことです。3年かけ掴んだレギュラーを一度は後輩に奪われてしまいましたが、その後、苦手技術の改善に取り組んだ結果、4年最後のリーグ戦で再びレギュラーを勝ち取り、念願のリーグ戦初勝利を挙げることができました。この経験から、挑戦し続ければ努力は報われるということを学び、御社でもこの経験を生かし、粘り強く研究開発にチャレンジしたいと考えております。

ミズノのラバーについてどう思いますか。

私は御社のラバーを長年にわたり使用してきましたが、性能が非常に高いのにも関わらず、他社メーカーと比較すると使用率が低いと感じています。さらに、海外を見ると、御社のラバーを使用している選手は非常に少なく、グローバルな面で考えると他社に大きく後れを取っていると思われます。そこで、世界のトップ選手に使用してもらえる高い性能を持つラバーを開発することで、選手の実力をより一層引き出すとともに、業界におけるシェアの拡大に繋げることができると考えています。また、今以上に商品のPRに力を入れたり、契約選手を増やすことで、多くのプレイヤーに知ってもらう機会が増え、売り上げを大きく伸ばすことに繋がると思っています。