【酒類業界の挑戦】【22卒】有限会社柴田屋酒店の夏インターン体験記（文系/総合職）No.12090（駒澤大学/女性）（2020/12/11公開）

もともと酒類業界に興味があったので幅広く業界を知るために、ワインから日本酒まで扱っている会社を選んだ。大手と比べてどういう仕事の違いがあるのかを知りたかった。また、初めてのインターンでとにかくなれておきたかったので選考がなしのものに参加した。

事前に同業種の他者を調べ当日のグループワークに基礎的な事だけでも理解できるように勉強することをこころがけた。

説明会・セミナー

「世界一の酒屋」戦略を考えてみよう！

1日目にやったこと

最初に会社の説明を人事の人から行われ、その後売り上げ目標にむかってどのような戦略をたてるかというグループワークを実施し、フィードバックもあった。午後は実際にクラフトビールの醸造所に行き、実際の作り方を見学し、最後は懇親会で終わった。

人事

カップ

柴田屋は主に店舗へ商品を売ることが中心のため、個人に商品を売るときには大手に負けないような企画力や季節や記念日にあわせた商品が強みだと学んだ。また、どの世代に的を絞るのかによって展開方法が違うことを学んだ。

初めて行ったインターンシップだったので、グループワークでどう発言して良いのかわからなかった。また、実際に具体的な数字の目標にむかって戦略を考えていたが、普段の勉強と違っているので苦労した。酒類業界を理解するために参加したのに急に具体的なワークをやったので、軸とぶれているのではと思った。

酒類業界の中ではあまり大手とは言えないが、営業などでわかいうちから実績をとりやすいと思った。主に店舗を顧客としているので、信頼関係やこちらの提案力がものをいう世界だということを学べた。一方で一人あたりの仕事量が多く、残業が多いのが気になった。

戦略を考えるグループワークがあったので、普段触れてこなかった経営や経済の勉強をしておけばよかったと感じた。

柴田屋の人事の方々は学生と距離が近く、懇親会でも気兼ねなく話すことが出来た。会社を実際に訪れてのインターンシップだったため、会社の雰囲気やどのような環境にあるのかは理解できた。一方で実際に営業をしている人を見られたわけではないので、どのくらいの仕事量を毎日こなしているのかなどはわかりにくかった。

中小企業といえどもインターンシップには各回約20人ほど参加しており、酒類業界に興味がそんなになくても食品業界という大きなくくりで見ると多くの人が志望していると思ったから。また、インターンシップに参加する前から就活サイトが違うことで既にコネクションが出来ていた人もおり、顔を売ることが大切だと感じたから。

志望度が下がった理由は、酒類業界自体に興味がなくなったから。大手と比べて給与水準や福利厚生があまり説明されなかったため、あまり触れられたくないのかなと感じた。また、自分は店舗への営業よりも個人のお客様を相手にして商売がしたいと気づいたから。

グループワークで良い発表をした人や懇親会で人事と仲良くなれた人は確かに人事の人に顔を覚えられたとは思うが、具体的に選考排除や特別選考などの特典は見受けられなかった。

柴田屋は本社の他に自社の商品をそのまま売っている飲食店を数店舗持っているため、希望すればその店舗でアルバイトして選考に有利になることも可能。

安定した業種を求めていたため、食品業界や酒類業界に興味があった。具体的にはキリンホールディングスやトーホーなど大手か中小企業問わずに見ていた。また、旅行業界を第一志望としていたがコロナの影響で安定した収益を見込める企業は大企業でも難しいと判断し、年間休日や福利厚生に重点をおいた業界を探していた。その一つとしてこのインターンシップに参加した。

実際に会社に行ってインターンシップに参加した結果、ひとくちに酒類業界といってもどのような商品を扱うかや誰に売るかによって働き方がだいぶ変わってくるのだと考えた。個人のお客様に商品を売りたいという事は変わらなかったが、それがお酒でなくても良いのではと思った。また，昨今外食を控える風潮がある中で店舗を顧客とした柴田屋に不安を感じた。