1次面接
【面接タイプ】対面面接【実施場所】中央不動産鑑定所東京本社【会場到着から選考終了までの流れ】会場に到着すると面接室に案内された。入室時に面接官に挨拶し、自己紹介や志望動機について問われた。面接終了後は、社員の方にお話を伺う機会があり貴重な生のお話を聞けた。【学生の人数】1人【面接官の人数】2人【面接官の肩書】人事採用担当/不動産鑑定士【面接の雰囲気】面接の雰囲気は非常に良い。雑談も交えながら機械的に対応するのではなくこちらが話やすいように配慮してくださったのが伝わった。【不動産鑑定業界の問題点を教えてください。】1つめは、不動産鑑定業界全体が既得権化し、業界が「待ち」の姿勢になっているという点である。鑑定士の代表的な仕事の一つである地価公示や路線価、競売評価等の公的評価は自治体や裁判所から発注するものであり、鑑定士は既得権的立場にあるといえる。また、同様に主要業務となりつつある証券化対象不動産に対する評価も制度によって守られているといえるだろう。他業界を見ても分かるように、既得権に守られ、それだけに頼っているようなモデルは廃れていくことは明白である。 2つ目は、業界全体が閉鎖的で人材の流動性が低く、特に若年層の流入が著しく少ない点である。その要因には様々なものがあると思うが、大きな要因としてそもそも不動産鑑定士に対する知名度が他の士業と比べ著しく低く、普段不動産に携わっていない人が認知していないということがあげられるだろう。知名度を上げる為には、メディアやSNSで鑑定について発信したり被災地復興や空き家問題等社会的に関心の高い分野へ積極的に不動産鑑定士が関与し、社会貢献を行うことが必要である。人々に認知してもらう為には、このような地道な活動が必要であり、一朝一夕で解決するものではない。【アルバイトはしていましたか。】鑑定士試験に合格してからは、資格の学校から採点のアルバイトをしていました。1年生の頃からは派遣会社で主にイベントの運営のアルバイトをしていました。また、これは短期ですが3回生の頃約2か月間農業の住み込みバイトをしたことがあります。<追加質問>イベントの運営の仕事は主に何をするのですか。最近多いのは、ワクチンの接種会場やプロスポーツ、資格試験の試験監督をすることが多いです。ワクチンの接種会場の運営では、予診票の確認や誘導、また被接種者が不安に思っていることがあれば専門家の先生に案内したりこちらで解決できそうなものであればお答えする業務を行っておりました。また、プロスポーツのイベントでは会場の設営から始まりお客さんの誘導や案内等をしました。どの仕事も普段あまり見ることのできない裏での仕事だったので、非新鮮でしたし、そこで働くプロの方々とお仕事をする機会は良い経験になりました。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】自分の過去の経験から鑑定士が向いていること、業界の将来について詳細に展望を考察できたことや自分のキャリアプランについて一貫して話すことが出た点が良かったと思います。
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