小規模な会社のためOB訪問や目ぼしい口コミも見込めず、会社のHPと企業説明会で配られた資料しか信頼できる情報がなかった。そのため、まずは同業(SIer)に勤める情報系学部出身の知り合いや、文系学部からSEになった知り合いに話を聞いて業界研究を行った。そこで得た知識(業界の多重下請け構造やSE間での技術力の大きな乖離)、説明会で力説された「○○社(某大手SIer)との強いパートナーシップ」「とはいえ独立系なので上流工程も下流工程も経験できる」「研修制度があるためプログラミング未経験でも歓迎」「筆記試験(CAB)はそんなに重視しない」という点を総合して、この会社が求める人物像を類推した。
業界の中では二次受けや三次受けになることが多いポジションの会社だと察せられ、そうなるとプログラミング未経験の私に入社してから求められるスキルは恐らく社内と協力会社との円滑なコミュニケートを図ることだと思ったので、CABの対策は前日にするだけに留め、面接での練習に時間を割いた。
SIerは人手不足で内定がかなり出やすいため、自分にプログラムの適性があるかどうかと、SEと言っても会社によってはプログラミングのスキルが身につくとは限らないため、その会社にいることで転職市場での価値が上がるかどうかの情報収集は必須だと思った。
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