高校時代所属していた吹奏楽部において、部員の志を一つにして大会に臨むことで、銀賞を獲得したことだ。私が入部した当時、大会での成績は思わしくなかった。この原因は部員個人の目標が無いことと、それに伴う練習意欲の差であると考え、次の二点に取り組んだ。一点目は個人の目標を設定することだ。部活全体の目標である金賞受賞に向けて、部員個人の目標をできる限り具体的に定め、部員全員に公表することとした。さらに、週に一度その反省を行うことで、現状と目標とのギャップを正確に把握した。二点目は意欲の低い部員ほど重要な役職に就かせることだ。責任の重い立場に置くことで、チーム内での自身の重要性を実感させた。その結果、部員全員の練習意欲が向上し、高いモチベーションで練習に打ち込むことができた。金賞には届かなかったものの、大会では完成度の高い演奏ができたため8年ぶりの銀賞獲得が実現した。私はこの経験から、チームでの取り組みが大きな成果を生み出す達成感を得ると共に、多くの人のベクトルを足し合わせる力が身についた。貴社でも多様なステークホルダーのベクトルを足し合わせ、個人だけでは成し得ない大きな成果をもたらしたい。
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