私にとって働くとは、「傍を楽にする」ことです。諸説ありますが、「働く」の語源は「傍(はた)を楽にする」だともいわれています。「はた」というのは他者のことです。他者の負担を軽くしてあげる、楽にしてあげる、というのがもともとの「働く」の意味だったのです。「働く」って今は賃金労働のことを指していることが多いですが、昔はもっと広い意味で使われていました。家族を楽にすることも「働く」であり、地域のために雪かきをするのも「働く」。お金をもらってももらわなくても「働く」で、山で獲物を捕ってくるのも「働く」ことだったのです。働くっていくつもある。そう考えると働くって楽しいなと思います。だから「何ができるか」ではなく「何がしたいか」を大切にしています。でも何をすべきか、だと少し強迫観念みたいなので、ちょっとでも興味を持っているものとか、好きなものとかで選んでいます。私にとって貴社ウェザーニューズがそれでした。誰もが確固として「こうなりたい、これをやるんだ」なんていうものを持てるほうが不思議だと思います。スキルなんて本を読んだり、人に会ったり、現場で実践したりして積み上げていけばいいのです。また、とにかく社会の役に立ちたい、みたいなのが流行っていますが、やっぱり大切なんです。キャッシュを多く生み出すがいい企業である時代は終わりました。貴社のビジネスはソーシャルビジネスであると考えます。社会の課題を解決することを目的とするビジネスです。手段としてビジネスがあり、利益は目的ではなく、道具なのです。そういう面でウェザーニューズとは「傍を楽にする」企業だと思い、志望する理由であります。
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