【未知なる技術の世界へ】【20卒】太平洋セメントの冬インターン体験記（理系/土木建築系学生向け2dayインターンシップ）No.5639（大阪大学大学院/男性）（2019/4/9公開）

研究室のOBで太平洋セメントで働いている人がいたため，どういった仕事をしているか興味を持った．また，自分の専門分野である土木の中でも様々な業界への理解を深めたいと思い，材料系としてインターンへの参加を決めた．

インターンには選考が無く，特に準備はしなかった．それは，自分自身がセメントやコンクリートに関する知識などを持っていたからである．

会社説明と座談会，研究所見学が開催された．テーマなどは特になかった．

1日目にやったこと

本社にて会社概要のプレゼン（企業説明会をより濃くした内容）があった．その後は仕事紹介として様々な部署の若手社員のプレゼンがあった．最後に座談形式で技術営業の社員への質問コーナーが用意されていた．晩にはインターン学生の懇親会が開催された．

2日目にやったこと

2日目は技術研究所の見学だった．東京駅集合でそこから貸し切りバス1台で研究所まで移動．到着後，午前中は研究所での各開発チームの研究内容などのプレゼン紹介が行われた．社員食堂で昼食を食べた後，午後からは班ごとに振り分けて館内のツアーが実施された．

なし

研究所で研究開発を行う社員の人は，地頭が良い人たちであるといった印象を受けました．研究では学術的な論文などの発表もあるためか，とても論理的な話し方が特徴的でした．
営業所などで技術営業を行う社員は，営業マンのように体育会のような雰囲気の社員が多かった．

特に大変だったことはなかった．参加学生の人数が多いという事もあり，壇上の社員の人の話を聞くという時間が長かったからだと考えられる．インターンシップを通して大変だったことは，強いて言えば初日の懇親会の解散時刻がやや遅かったことと，慣れない東京での移動である．

技術研究所の施設案内をしてもらえたことが，インターンシップを通して参加してよかったと思えました．技術研究所の施設内を見学できるのは非常に珍しいことで，さらに現役の研究員に各部屋の器材などの実験設備を説明をしてもらえたのはとても良かったです．

太平洋セメントは基本的にはBtoB企業であり，顧客の殆どは企業や法人などであり主力商品がセメントであることは明確であるものの他の商品などの知識は得にくい．よってホームページなどで商品のラインナップを確認しておけば更に良かったと思う．

正直社風が合わなかった．また業務内容でも差異があった．自分は技術営業はやりたくないと考えていたが，どうやら研究職でも行かされることがあるそう．また技術営業は体育会系の集まりで，そこになじめる自分が想像できなかった．研究だけしたい人は向かないかも．

内定は出ないと思う．ただしインターンシップ参加への熱意を多く聞かれたことからも，志望度の高い学生が求められているのではないかと感じた．自分はそこまでの意識はなく，半分興味本位だったので，本選考を受けるつもりはないし，また求められても受けるつもりはない．

自分のしたい仕事とそこまでマッチしてなかった上に，営業職にもつかされる可能性があることは大きなデメリットだといえる．また社員の方と雰囲気が合わないので，志望度が上がることはない．雰囲気は人それぞれなので，何とも言えないが，営業職が嫌な人はやめた方がいいかも．

ならないと思う．というのも募集人数が土木系技術職5人という少ない上，会社側もそこまで熱心に学生を集めようとしていない．もしかしたら熱意ある学生は有利に働くのかも．

自分は土木を中心にするか，それ以外の業界にするか悩んでいたこともあり，太平洋セメントやピーエス三菱，JR東日本，西日本，東海などと，不動産業界いわゆる三井不動産や三菱地所を志望業界と考えていた．夏からこれらの企業を中心にインターンシップに参加し，なぜこの業界はないのか，この業界では自分のしたいことは出来ないのか，深く考えていた．

これまでは自分のやりたいことを中心に企業を選別してきたが，この時期になり，人の重要性を再認識した．また同時期に参加していた他の業界の方が自分には合っていると感じる部分が多かったので，今後はそちらを軸に，太平洋セメントなどの土木が色濃い企業は第二志望群として企業の選別をしていこうと考えるようになった．