人々の交流する場や建築が、まちづくり、そしてまちの活性化に最も重要だと考えています。しかし、「設計者は、建築の利用者と間接的に関わることが多い」と感じています。そこで、人々と直接触れ合うことで、人々の暮らしとより親身になった発想が得られるのではと思い、東北風土マラソン&フェスティバル(2016.4.23-24)にボランティアとして参加しました。ボランティアではおにぎりを作り、1000人を超えるランナーに配りました。そのおにぎりは、インターンでお世話になった設計事務所の方々と考案した「オリニギリ」でつくったものです。「オリニギリ」とは、「様々な形のオニギリをつくるためにオリ目をつけた1枚の紙 オリガミ+オニギリ=オリ・ニギリ」のことです。この活動が認められ、2016年9月30日 地域・コミュニティづくり/社会貢献活動 部門のグッドデザイン賞を頂きました。知らない者同士が、共に走り、食べ、称えあう。それだけで会話のきっかけとなり、コミュニティが広がっていく瞬間を何度も体験しました。この経験を通して、人々の交流する場がいかに大切か実感し、建築を使う人の生き生きとした活動を生み出す理念を持つ貴社で、人々の生活を豊かにする空間を提案したいと考えています。 「地域・社会を豊かにし、人と社会に寄り添う」近畿大学東大阪キャンパスC館(法学部棟)など、貴社の実績にある地域や歴史の文脈と融合した建築に深く共感しております。そこにはデザインだけでなく幅広い分野を含めたトータルデザインを社会に挑戦していく力が必要だと考えています。その中で、様々な人と触れ合うボランティアや海外での挑戦を活かし、広い目線を持って設計し、社会に貢献したいという想いから、貴社を志望しました。
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