他の戦略系コンサルティングファームにも言えることだが、ESの内容はほとんど関係ない。独自のウェブテストをすることは前提。ルールを把握し、そのルールに従って最適な行動を考えて行う。最大の鬼門はやはり戦略系コンサルティングファーム特有の面接であるケース面接のであり、この出来がほぼ100%選考を左右すると言える。なので、筆者なりのマッキンゼーのケース面接の見解を書きたい。マッキンゼーのケース問題は、他者の単純なフェルミ推定やざっくりとしたお題のケース問題とは異なる。かなり詳細に背景が決まっている。なので、わからないことはどんどん質問しよう。全部で3問出題される。1つ目は、現在を分析する質問。現在与えられている課題を解決するためには、まず現状何を把握する必要があるかを問われる。一般的な常識に従って、論理的にMECEに誰が聞いても最低限の納得感はあるように分析しよう。個人的な感覚でいうと、この問題があなたの第一印象になるので最も大切な問題ではあると考える。2つ目はデータを与えられ、それを元に計算させる問題。これはデータをきちんと理解できれば誰でも解ける難易度。データについて説明してくれる面接官の話をきちんと聞こう。3つ目は、そこから考えられる打ち手を考える。1つ目と2つ目の問題は3つ目の問題を解くためのヒントになっているので、それを元に考える。対策としては、マッキンゼーのホームページにある3つの例題を用いて行うことをお勧めする。なぜ、3つの例題があるのかというと、「政府の課題解決」「企業の新規事業戦略」「企業の合併戦略」の3つに分類されるからだと考える。この3つのテーマから出題されるので、それぞれに合わせた対策が必要だと考える。特に「政府の課題解決」は他の戦略コンサルティングファームでは出題されにくい問題であるので、対策を勧める。
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