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【16卒】朝日新聞社の面接の質問がわかる本選考体験記 No.839 (2017/6/13公開)
株式会社朝日新聞社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。
2016卒株式会社朝日新聞社のレポート
公開日:2017年6月13日
選考概要
- 年度
-
- 2016年度
- 結果
-
- 最終面接
- 職種
-
- 不明
投稿者
- 大学
-
- 慶應義塾大学
- インターン
-
- 未登録
- 内定先
-
- 国立研究開発法人科学技術振興機構
- 日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー
- 入社予定
-
- 国立研究開発法人科学技術振興機構
選考フロー
企業研究
朝日新聞を日ごろから読むことは必要。面接の中でも、最近気になった記事は何?とストレートに聞かれた。私はやらなかったが、他紙も読んで比較した上での朝日新聞の優位性を話せると、より説得力が増すと思う。
志望動機
いつも身近な存在だったから。貴社の販売管理部でアルバイトをさせていただいており、社員の方を間近で見てきた。『「朝日新聞」を作っている』という気概を感じ、自分もそのような誇りをもって働きたいと考えるようになった。また、朝日小学生新聞、朝日中学生ウィークリー、朝日新聞を購読し、朝日新聞を通して様々なことへの理解を深めてきた。いつも興味の幅を広げてくれた朝日新聞に貢献したいと考えている。
1次面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 15分
- 面接官の肩書
- 校閲記者
- 通知方法
- メール
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。
校閲記者に求められる素質を見られていると感じた。具体的には瞬発力や興味の幅広さ、冷静さ、集中力など。色々な角度からの質問をポンポン聞いてきたので、切り替えの早さや柔軟性も見られていると思った。逆質問で「どのような人と仕事をしたいか」と聞いたところ、このような素質がある人と働きたい、今日のあなたからはそれを感じた、と答えていただいた。
面接の雰囲気
和やかな雰囲気をもった方だったし、雑談もしてくれたのでリラックスできた。ひとつの質問に対してそれほど話を広げることはなく、広く浅くこちらの考え方を知りたいのでは、という印象を受けた。
1次面接で聞かれた質問と回答
校閲記者には、どのような能力が必要だと思いますか。
たくさんあると思いますが、大きく5つあると思います。旺盛な好奇心、冷静さ、集中力、配慮ややさしさ、愚直さです。新聞には様々な内容の記事があります。校閲記者は取材記者とは異なり専門の分野をもつ訳ではないので、自分の関心を広げ知識を広げる努力をしなければならないと思います。新聞は毎日発行されるものであり、常に時間とのたたかいだとお聞きしました。何度も何度も記事が書き直される中で、いつも冷静に正しさを追求する姿勢が大切だと思います。短時間で膨大な量の記事を読み、間違いのないように目をこらす力、すなわち集中力は非常に重要だと思います。また、校閲記者は新聞が世に出る前の最後の砦です。その自覚をもち、どの人が読んでも傷つかない、ひとりひとりの読者の気持ちに思いを馳せることも必要だと思っています。自分がなぜそのように考えたのか、を自分の言葉で伝えるようにしました。その考えに至る経験も、語れるように用意しておきました。
なぜ校閲記者になりたいのか。
自分に備わっている「好奇心の強さ」と「冷静さ」を生かすことができると考え、校閲記者になりたいと思ったからです。校閲記者は、社会の様々な事象に対して知識や理解を深め、どんな記事に携わる時でも冷静に対処する必要があると認識しています。私は、物事に幅広く関心をもち、かつ物事を俯瞰的に捉えることが求められる校閲記者を目指したいと考えました。校閲記者は新聞制作における最後の砦として、大きな責任が伴う役割だと理解しています。いつでも冷静に、どっしり構えて仕事ができる記者になりたいです。そして、朝日新聞の信頼を担う一助となりたいです。これがしたい、だけでなく、「私にはこの能力がある。だから向いている。」という言い方をして、説得力が出るようにした。朝日新聞でアルバイトをしており、社員さんは「今は愛社心が試されている」と言っていたので、会社への情熱も語るようにした。
2次面接 通過
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官3
- 面接時間
- 15分
- 面接官の肩書
- 校閲センター長、次長など管理職
- 通知方法
- 電話
- 通知期間
- 即日
評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。
一次面接と同様、非常に和やかで、面接というより世間話のようだった。「仕事ができるか」ということよりも、「どのような人間なのか」を見られていると感じた。フランクになりすぎないように気をつけたが、あまり堅くならずにその場になじめるような話し方を心がけた。質問が飛んでいたので、瞬発力や切り替えの早さを求められているような気がした。
面接の雰囲気
一次面接とほぼ同じ質問を、同じような雰囲気の中でされた。それほど深堀をすることはなく、ひとつの質問に対して答えたら、2~3のやり取りをする程度だった。そのやり取りも、いわゆる就活の面接のようではなく、普通の雑談や世間話のような感じだった。良い意味で素を出せたと思う。
2次面接で聞かれた質問と回答
校閲記者を目指すきっかけは。
社会に大きな影響力をもつ新聞に対する信頼を、「ことば」の面から支えたいと考えたことです。貴社の販売管理部でアルバイトをさせていただいており、新聞を販売の面で支えている方々を身近に見てきました。新聞はあらゆる人が協力して国内外の情報を社会に発信している、というスケールの大きさを実感し、新聞に携わりたいと考えるようになりました。また、文章を読んでいて誤字や違和感を抱く点を発見すると、それだけでその媒体自体に対する不信感につながることがありました。ましてや、内容の誤りがあればその影響は重大なものとなるであろうと感じています。この経験から、最終段階で新聞の信頼を守る「校閲記者」になり、強い使命感をもって新聞を支えたいと考えるようになりました。一次面接でも同じようなことを聞かれたが、違う視点から、より具体的に話すようにした。面接全体の和やかな雰囲気から、素に近い自分を出した方が良いと思い、自分の経験に則した理由を話した。
これまでの経験と、それをどう校閲記者として生かすか。
オーケストラで意見調整役を担ったことです。楽団では、演奏メンバーについて少数精鋭か全員演奏かで揉めていました。そこで、俯瞰的に判断できる自分が意見調整役に適すると考え、話し合いの場を設けました。楽団に対する想いを共有し「双方の意見を大切にする」という結論を導きました。また「皆で音楽を楽しむ」という楽団目標を再認識させ、全員での演奏を目指すことになりました。ベテラン団員が初心者に個別指導を行った結果、初心者の技術が上がり、全員が演奏に参加できました。取材記者の努力や想いを尊重しつつ、記事を円滑に作るための調整に生かすことができると考えています。校閲記者にとって最も大切なことは「冷静さ」と「調整力」だと思ったので、それを裏付けることができるエピソードを選んだ。
最終面接 落選
- 実施時期
- 不明
- 形式
- 学生1 面接官6
- 面接時間
- 30分
- 面接官の肩書
- 役員
- 通知方法
- 連絡なし
- 通知期間
- 3日以内
評価されたと感じたポイントや、注意したことを教えてください。
本当に入社する意思があるのか、を確認していたような気がした。他のマスコミ、新聞社を受けていないのか、なぜ受けなかったのかをしつこく聞かれ、それに対してうまく答えられなかったために、入社意思が無いと思われたかもしれない。実際、新聞社を受けたのは1社だけで、最終面接までなんとなく進んできてしまっただけだったので、それを見破られたと思う。
面接の雰囲気
二次面接までは打って変わって、かなり深堀された。「今の朝日新聞社の状況についてどう思うか」など、会社に対する考えについて深く突っ込まれた。本当に入社する意思があるのか、を確認していたように感じた。
最終面接で聞かれた質問と回答
朝日新聞の良さは。
取材力と寄稿の多さだと思います。取材力は、ASAネットワークやデジタルなどの先進的な取り組みから得られていると思っています。寄稿によって、色々な立場の意見を目にできる記事づくりに貢献していると思います。「ともに考え、ともにつくるメディアへ」というスローガン通り、多様な意見を尊重し、実際に記事に載せている姿勢が朝日新聞の最大の良さだと感じます。校閲記者として、ただの「手直しをする人」にとどまらず、よりよい記事づくりに参加することを目指して、朝日新聞の良さをさらに高めていきたいです。良さを話すだけでなく、その良さと自分の将来をつないだイメージがあることをアピールした。
印象的な記事は。
戦後70年特集で、戦犯の子孫にインタビューした記事です。これまで、戦争の犠牲者を悼む気持ちはすべての日本人に共通することだと思っていました。しかし、戦犯の子孫は「加害者、主導者」に近い立場にいることで、犠牲者を悼むことに複雑な気持ちや「自分が悼んでよいのだろうか」という思いを抱えていることが分かりました。普段生活している時には関わらない人の考え方を知ることができたり、影響力のある新聞社が取材することにより普段は明かすことのない気持ちを語ってくれたりすることがあると感じました。自分の価値観を聞かれていると思ったので、素直に気になった記事を答えました。最後に新聞の良さ、朝日新聞の良さにつながるような答え方をしました。
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A.
多くの人が見ようとしないことを可視化したい。可視化することによって、問題解決につなげたい。そのように考えるのは、小学生のころに、貧困問題に関する記事を新聞を通じて目にし、自分が今まで知らなかったことを知ることができ、それ以来、社会問題に関心を持つようになったからだ。私にとって、社会問題、つまり多くの人が注目しないことは、何も格差や貧困など「大きな」問題ばかりではない。戦争体験をいかに継承するべきか、消えゆくむらの伝統をどうするべきか、もまたその中の一つである。私は、北海道において、アイヌ民族を取り巻く諸問題に関心がある。彼らは、今も昔も人権侵害に晒されており、また文化の火も消えようとしている。そういった問題に記者として取り組みたい。 続きを読む
- Q. 志望動機
-
A.
私は、神戸のために報道を通して暮らしやすい未来を作りたいです。その中でも御社を志望する動機は2つあります。1つ目は「神戸新聞の7日間」を視聴したことです。被災者でもある記者が、命をかけて報道する姿勢に感銘しました。記者としての俯瞰な視点と被災者としての視点を持った報道は、被災者に大きな希望を与えました。2つ目は、継続的な報道ができる点です。例えば神戸連続児童殺傷事件は少年法改正に至った衝撃的事件ですが、時間の経過とともに風化してしまいます。このような重大事件の継続的報道は、世間の関心を引きつけ被害者が不利益を被らないような法整備へと繋がります。このように、心こもった報道をする仲間がおり継続的報道ができる貴社で、私は地域密着の取材を行い「人」がメインの記事を書きたいです。また、阪神・淡路大震災だけでなく、東日本大震災や西日本豪雨などの災害・防災報道を通して子供達が安全で健康に暮らせる街を作りたいです。 続きを読む
- Q. 志望動機
-
A.
選手のありのままの姿を引き出し、伝えることでスポーツの価値を高めたい、そして価値を高めることで選手や読者の人生をより豊かなものにしたいと思い、志望した。アスリートは結果や輝く姿ばかりが注目されがちであるが、そこに至るまでの弛まぬ努力を決して軽視してはいけない。そこで選手と読者の架け橋となる記者として、選手の裏側に密着し、"結果までの努力過程"に重きを置く取材をしたいと考えている。また、紙面以外でもデジタル面の強さ(担当記者各々のSNS活用技術)や選手に寄り添う取材体制を確立している貴社だからこそ、ファンだけでなくより幅広い人々にスポーツの魅力を届けられると強く感じている。私自身のスポーツ経験や強みを活かしながら、多角的な視点で仕事に取り組み、貴社の更なる発展に貢献したい。 続きを読む
朝日新聞社の 会社情報
会社名 | 株式会社朝日新聞社 |
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フリガナ | アサヒシンブンシャ |
設立日 | 1879年1月 |
資本金 | 6億5000万円 |
従業員数 | 3,939人 ※男性3128人、女性811人 (2023年4月現在) |
売上高 | 2670億3100万円 ※2023年3月期 |
決算月 | 3月 |
代表者 | 中村 史郎 |
本社所在地 | 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島2丁目3番18号 |
平均年齢 | 46.6歳 |
平均給与 | 1147万2705円 ※2023年3月31日時点 |
電話番号 | 06-6231-0131 |
URL | https://www.asahi.com/corporate/ |
採用URL | https://www.asahishimbun-saiyou.com/ |