【国際協力の舞台で輝け】【23卒】独立行政法人国際協力機構（JICA）の夏インターン体験記（文系/JICAインターンシップ）No.32720（非公開/非公開）（2023/3/10公開）

元々、独立行政法人国際協力機構(JICA)に興味関心があった。その理由として、開発途上国に鉄道やバスの新路線を開通させたい思いがあった点が挙げられる。そのため、OB・OG訪問などの社員訪問を通し、JICAへの志望度が高まったため、参加した。

エントリーシートを執筆する点において、トイアンナ氏の『就職活動が面白いほどうまくいく 確実内定』を読んだ。

WEBテストがなく、基本的にエントリーシートでの選考である。そのため、エントリーシートを推敲した。

政策立案ワーク
(６枚の写真を見て、その中から１枚の写真を選ぶ。そして、解決策としての政策を立案する。)

まず、写真を選ぶ。そして、その写真から分かる「問題」を話し合う。最後に、解決策として、政策提言を行う。

まず、国際協力におけるJICAの役割を知ることができる。特に、JICAは「二国間援助」であり、「多国間援助」ではない点を自身を含めた多くの学生は理解していなかったと思う。その点を冒頭の説明会で知ることができた。また、グループワークでは、カウンターパートをどのように巻き込むことができるのか？を知ることができる。

JICA体験１dayプログラム

1日目にやったこと

冒頭に、JICAに関する説明会が存在する。その後、グループワークが存在する。このグループワークの時間がインターンシップの大部分をしめる。最後に、座談会があり、JICA職員と交流できる。

なし

グループワークの際に、参謀のような形で有益な助言をくれる。しかし、基本的には学生が主体となって、グループワークに取り組む必要がある。また、座談会で３名の社員との交流がある。

全体的にスケジュールがタイトであった。そのため、限られた時間の中で、一定の成果物を出す点は大変だった。また、班員の1名に「あまのじゃく」のような少々、面倒な班員がいた。その点も作業が遅れた原因のひとつである。それらに関連する形で、やはり集団行動の難しさを知った。

６名１班で活動する。そのため、少なくとも６名の学生との交流がある。

インターンシップに参加したことで、都市や交通に関する知識を得ることができた。言い換えると、それらの分野に対する自身の知見を深めることができたと考える。また、選考の倍率の高さからも自明なように、参加した学生のレベルが非常に高かったと感じる。その点もよかった。

事前に、JICAから渡された資料を熟読しておくべきだった。正直に申し上げると、時間がなくすべてを読み込むことができなかった。

私が参加した回は「都市・交通」に関する分野であったためである。それに伴い、自分自身の研究分野や興味関心のある分野であったため、熱意をもって取り組めた。その点が１番の理由である。一方、本来の業務は単純明快なグループワークと異なり、複雑なのではないかと予想している。

JICAの就職難易度は非常に高いと感じているためである。志望度では他の学生に負ける自信はないが、能力面では劣ってしまうと感じる。また、新卒での採用人数が少ない点もネックであると感じている。以上の点から、新卒ではJICAを受検しないことを決めた。

OB・OG訪問の時から感じていたことだが、JICAには本当に「良い人間」が多いと思う。その物腰柔らかい職員が多い点こそ、自分自身の志望度が高まった理由である。インターンシップに参加したことで、その点を再認識した。加えて、自分自身の興味関心の高い「交通」や「エネルギー」に携われる可能性が高いと感じた。

やはり公的な機関であるため、エントリーシート免除やWEBテスト免除などの優遇は聞いたことがない。一方、実際にJICAのインターンシップに参加した経験は強い志望動機の作成につながると思った。

「インフラ」という幅広い軸の下、就職活動を実施していた。さらに詳しく申し上げると、ソフトインフラではなく、ハードインフラである。もともと、民間企業に就職する予定であるが、インフラという点において、公的機関からの視点も知りたいと考えていた。そのため、JICAに限らず、インフラ輸出(主に鉄道の海外輸出)をテーマとした国土交通省のインターンシップにも参加した。

よりインフラに携わりたいと気持ちが強まった。とりわけ、都市や交通に関する業務に携わりたいと考えた。また、今までは「ハードインフラ」のみをインフラと捉えていたが、「ソフトインフラ」にも視野を広げ、知識を吸収しなければならないと思った。加えて、本選考での面接を見据え、志望動機や就職活動の軸を少し考え直さなければならないと考えた。