18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 筑波大学大学院 | 女性
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Q.
大学での専攻、学位論文等
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A.
大学院では、文化人類学の分野で修士論文を進め、国際文化論のゼミに所属しています。テーマは「在日外国人のアイデンティティ」で、日本以外の国にもルーツを持つ私の当事者の視点を生かしたいと思い、テーマに選びました。現在はテーマに関する文献調査と対象となる学生にインタビュー調査をしています。その結果から、新たな視点の提供を目指し、日本の「多文化共生社会」の発展のあり方の考察をしていきたいです。 続きを読む
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Q.
趣味、スポーツ等
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A.
海外に出ること:日本と違う空気、違う文化背景・価値観を持つ人に触れるのが何よりも楽しく、長期休暇の度に、海外に出ていました。在学中に、アジア7か国、ヨーロッパ13か国、北米2か国、計22か国を訪れました。 バドミントン:始めたのは大学からでしたが、3年間練習に励み、大学内のスポーツ大会のアマチュア部門で2位を獲得しました。 続きを読む
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Q.
自己の性格
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A.
私は好奇心旺盛で、やりたいと思ったことには、たとえアウェーであっても飛び込むチャレンジ精神があります。今まで知らなかった世界を知り、視野を広げることが、人間としての成長につながると思うためです。在学中は、他学部の国際関係の授業をほぼ一人で、36単位分受講し、カナダへの語学研修に行き、留学生センターでのアルバイト、大学の国際交流カフェの学生スタッフという活動につなげてきました。また、唯一の文系として宇宙系サークルに参加、電話が苦手なのにコールセンターのアルバイトを開始等、幅広い活動に挑戦しました。一方で、全てをやりきろうと抱え込んだ結果、中途半端になるときがあるので、時期に合わせて優先順位をつけて取り組むよう意識しています。 続きを読む
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Q.
これまで最も大変だった経験を具体的に話してください
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A.
国際関係へ専門を変えて大学院を受験したことです。入学後の経験により、志向が変わり、学部の同級生112人中私だけがその道を選んだため、一人での準備に限界がありました。そこで、知り合いのネットワークを通じて紹介してもらった、専攻の先輩に研究計画書を何度も添削してもらい、ほぼ初対面の先輩方に面接練習をしてもらいました。「自分だからこそもつ視点を生かして、新たな知見を生み出し、同じような境遇の人たちに貢献したい」というビジョンを持つことで、最後までモチベーションを保つことができました。その結果3倍の倍率であった希望の専攻に進学することができました。この経験から、自分に足りないものを自覚し、それを埋める努力をすることと、ビジョンをしっかり持ち続けることが重要だと学びました。 続きを読む
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Q.
国際交流基金を志望する理由
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A.
私は国際交流事業を通じて、国内外の人々の世界観や視野を広げ、相互理解を促進することに貢献したいと考え、貴基金を志望しています。相互理解をすることによって、少しでも先入観から生じる誤解や差別、そして偏見をなくし、お互いが対等な関係を築くことに繋げていきたいと思うからです。そのためには、人と人が実際に交流することや、文化の一側面だけでなく、多様な側面について伝え、受け入れる必要があると思います。貴基金は、交流プログラムを企画・運営し、その「人」に近く関わることができ、かつ文化芸術交流、海外における日本語教育、日本研究・知的交流といった多様なフィールドからアプローチをすることができる点で、真の相互理解を達成できると感じました。 私が視野を広げることになったきっかけも、国際交流でした。高校生の時、友人が「外国人の多くはがさつだし、マナーがなっていないから、嫌いだ」と言われたことで、ショックを受け、自分のルーツの一部が外国にあるということを、なかなか友人に言うことができませんでした。しかし大学に入り、国際交流カフェのスタッフとして活動してから、日本人学生と留学生が仲良くなるのが早い姿を見て、先入観は、実際に交流することで簡単になくなり、対等な関係を築くことができると実感しました。また、日本の包括的な文化イメージが、まだ伝わり切っていないと感じた経験は2回ありました。1回目は、KAKEHASHI projectに参加し、現地の高校生へプレゼンを行ったときです。私たちの予想に反して、彼らはアニメにそれほど興味がなく、書道や浴衣に関心を持っていました。2回目は、大学の実習TAとして今年の3月にスロベニアのリュブリャナ大学を訪れたときです。そこでは学生の9割がアニメや漫画がきっかけで日本語を専攻していました。同じ日本語を勉強していても、そのきっかけとなる興味関心が全く異なり、海外において日本文化の様々な側面を知る機会の少なさを感じました。 以上の経験から、私は貴基金において、お互いの文化や価値観に触れる機会を作り出すことで、日本と海外の人双方の視野を広げ、対等な関係を築く場や機会の提供をしたいと思い、志望いたします。その中で、日本の文化の多様な側面を伝えるために、あるひとつのフィールドに新たな視点を加えていける職員を目指します。 続きを読む