【協力と視野、成長の証】【21卒】双日九州の夏インターン体験記（文系/総合職）No.7422（大分大学/男性）（2019/10/8公開）

商社業界で働いてみたいという思いが強くあったため、商社のインターンを探していた。その中でも、近場で開催されるという点と商社が実際どのような仕事を行っているのかという実態をワークを通して、学ぶことが出来ると知り、最終的な応募に踏み切った。

特にこのインターンには選考はなく、先着順で応募可能であった。しかし、インターン参加にあたって、商社の業務内容や社会にどのような価値創造を行っているのかということを事前に調べていた。

日本産品の中国向け輸出取引について収益を伸ばす方法を考えよ

1日目にやったこと

午前中は、まず商社の仕事内容やその中で双日九州がどのような立ち位置にいて、どのような価値提供を行っているのかについてスライドとともに説明された。また、新卒1年目の方から仕事のやりがいやミスマッチ等の話もあった。昼食では、社員の方が各テーブルに一名ずつ座り、貴重な話を聞くことができた。午後は、商社業務体感ワークということで、どのようなリスクに対応しつつ、どのようにテーマのもと商社の強みを使って収益を伸ばしていくのかについて4人1組のグループで作業を行った。その後、各グループで発表し合い、社員の方からフィードバックをもらった。

人事部の方、新卒1年目の方3名程度

特になし

双日九州という１つの会社だけでは、何も成しえないということが分かった。商材を持たない商社が故に、いかに周囲の企業に協力を得ながら、仕事をしていくかが重要だと感じた。しかも、双日九州は双日グループの会社ということで、他の双日グループ企業の強みを利用することができる点が一番大きいと思う。実際に取り組んだワークも、中国内で収益を伸ばすために他のグループ企業のノウハウや販路、強みを駆使することや双日の持つ海外ネットワークを活かして、市場拡大を行うなどより広い視野を持って、進めることが必要だったという社員からのフィードバックが非常に印象的であった。

ワークは4人1組のグループで、取り組む必要があったが、初対面かつ自分の苦手なタイプの学生ともやりとりをしていかなければならない点が苦労した。グループ内の１人にかなり頑固で自分の意見が正しいと思うひとがいて、他の人が意見を発しても、真っ向から反対される瞬間も多々あった。その人を上手くまとめ上げて、１つの目標に向かって進む大変さを学んだ。商社マンたるもの、社員の方が行っていた「商社は人が財産」という言葉の通り、いかに自分から買ってもらうか、協力してもらうかが重要だ。どんな取引先であっても、自分だから取引してやるといってもらえるくらいのビジネスマンにならないといけないと感じた瞬間だった。
また、１つのことに対してみんなで考えていたので、かなり非効率に進んでいたように感じた。そのため、各々が得意分野で取りかかかる作業を分担して行えば、より進捗状況が良かったかもしれない。

商社と言えば、世界を股にかける総合商社が真っ先に出てくるものだった。しかし、双日九州はローカル商社ということで、地元貢献するために、海外からの材料や商品を九州エリアに運んだり、逆に九州の特産物をアジア等の海外に輸出することを主にしていた。このような商社もあるということを認識出来た。

商社がどのようなプロジェクトを行っていて、どのような強みをもち、それをどのように活かしているのかについて、もう少し学習しておくべきだと思った。そうすることで、当日のグループワークでより良い収益拡大方法について柔軟に考えることが出来た。

実際に仕事で行われた内容をそのまま、ワーク内容として落とし込んでいたため、商社に入って働いているイメージや緊張感をもって、取り組むことが出来たため。また、昼食の座談会やインターン終了後の話から、商社で働く人の実際の喜怒哀楽をきくことができ、商社入社時の覚悟というものが少し認識できたため。

このインターンシップをとおして、非常に商社で働くイメージをもつことができたし、どのような考えや姿勢で臨めばよいのかが結構分かった。そのため、自分のどのような部分が強みとして生かせるのかを伝えることが出来ると思った。しかし、就活の軸として、グローバルを舞台に働きたいという思うがあり、双日九州への熱意が伝わりづらいと思ったため。

双日のグループ会社であったが故に、海外で様々なひとを巻き込みながら、社会貢献をしていけると思ったが、実際は少し違ったためだ。社名にあるように、九州を舞台に働くことになるので、海外を舞台にたくさん働きたいという夢はあまり叶わないと思った。また、与える社会貢献度やインパクト性も少し欠けると思った。

この1Dayインターンでは、抽選制で誰もが参加出来るため、そこまで重要度の高いイベントとは思えない。この後に開催された2DayインターンがESありきのものなので、より本選考に有利に働くように思えた。

インターン参加前から、商社業界を第１志望として見ていた。その気持ちはインターン参加終了後も、変わらなかった。しかし、双日九州は、九州を舞台として働くローカル商社という位置づけであったため、自分自身の就活の軸であったグローバルな舞台で働くという点では、合っていなかった。そのため、より海外で働くことのできる機会の多い商社に入社したいと思った。

双日九州が自分の働きたい会社かどうかは別として、商社で働く魅力や醍醐味がワークや社員の生の声を通して、実感できたことが、より一層商社に入りたいというマインドにさせた。今回のインターンシップを通して、もっとたくさんの商社について調べようと思うきっかけにもなったし、商社で働くためにはどのようなスキルや姿勢が必要なのかが分かったため、それを踏まえた上でも商社業界が良いと思えた機会だった。