【会話からニーズ引き出し】【19卒】ノジマの冬インターン体験記（文系/コンサルタント営業職）No.3309（青山学院大学/女性）（2018/9/13公開）

コンサルタント業務をしたかったので、そうした募集があるところからインターンを探しました。コンサルタント、でインターンを検索した結果、当然多くは経営コンサル、金融コンサルなどが並んでいたのですが、家電量販店でおなじみのノジマがその中にあることに興味を抱き、参加するに至りました。

家電量販店とコンサルタントのつながりが全く見えていなかったため、対策に困ったので、なぜノジマがコンサルタントの中にあったのかについて考え、自分なりの見当をつけることから始めました。

お客様が求める商品を会話から引き出す

1日目にやったこと

まず、パワーポイントにてノジマについての概要が説明された。その際ちょくちょく小さなワークが用意されており、自分の意見を数分間考えたのち、グループ内で共有する時間が設けられた。そして、学生が店員役と客役に分かれ、お客様の希望の商品を会話から引き出すというワークがあった。

なし

お客様に売りたい商品を商品を押し売りするのではなく、お客様が求めているニーズを会話の中から引き出すことが重要であるということ。お客様自身も気がついていない隠れたニーズに言及することで、客と店員を超えた信頼関係を築いていくことができるということ。

ワークでは、参加者が店員役と客役に分かれ、事前に一枚の紙が配られました。そこには幾つかのスマートフォンとそれぞれの特徴が記載されており、客役はワークが始まる前に、客役としてのプロフィール（年齢や家族構成や職業など）と、購入したいと考えている商品を頭の中で決めておき、店員役は会話を通し客役が買いたいと考えているスマートフォンを当てるというものでした。実際にワークを行ってみると、例えば見た目を重視するのか、それとも機能性を重視するのかといった答えを引き出したいのですが、直接的な質問をせず、何気ない会話から求めている答えを引き出そうとすると、どうしても会話がぎこちなくなるし、不自然になってしまい、相手に自然で違和感なく求めている答えを引き出すことが大変でした。

これまで、家電量販店は消費者として利用するのみだったのですが、今回のインターンシップを通したことで、企業側の理念というものを感じることができました。そうした考えを踏まえて、後日ノジマの店舗に足を運ぶと、全く違った視点を持って店を見ることができました。
本格的に就職活動が始まる前に、企業の想いや理念を社員から直接聞いてから、実店舗に足を運んだり、サービスを享受すると、その後のESや面接などでいいネタになると思います。

インターンシップでは発表を求められることが多いため、簡潔で分かりやすく説明できるように練習しておくべきだったと感じました。また、インターンシップでは、その場にいる社員の自己紹介があると思うので、各人の名前と部署、勤務年数などをメモしておくといいと思いました。

部署に関わらず全ての新入社員が現場で行うことがワーク内容であったため、入社後に自分がどのようなことをするのかについての想像ができました。
また、現場も家電量販店という以前からよく足を運んでいる場所ということもあり、その業務内容や、服装といったことまで把握することが容易でした。

インターンシップに参加した際、顧客が抱えている悩みや課題、隠れたニーズに対してアプローチをしていくことの必要性についてのお話をよくされていたので、そうしたコンサルタント要素に強い自己PRを持っているため。また、家電についての知識はほとんど無いものの、現場社員の多くも家電についての知識は入社後に取得しているというお話から、その点はあまり不利には働かないと感じたため。

志望度が下がった理由としては、家電量販店で法被を着てお客様に対して家電の説明をする自分が理想とは違ったためです。
本来コンサルタント業務を行いたいと考えたのは、クライアントと信頼関係を築き上げて課題の解決を提供することだったのですが、一期一会の出会いであるお客様に対して行うのは、少し違うなと感じました。

インターンシップに参加した学生は社長登壇の説明会に招待され、なおかつエントリーシートの提出が免除され、そのまま一次選考を受けることができるからです。まず、書類で弾かれることはないでしょう。

インターンシップ参加前は、とにかくコンサルタント業務がしたく、人材コンサルや経営コンサル、金融コンサルなど幅広く見ていました。
しかしながらひとくちにコンサルタントといっても様々な種類があるので、自分の適性を判断するためにも色々なコンサル企業を志望していました。
最終的には、自身の性格上、自分とあまりにも関わりがなさすぎるものよりも身近なものの方が親身になって課題の解決に携われると考え、主に人材・教育コンサルを中心に見ていました。

このインターンシップを通して、苦手意識のあった営業に対して面白みを感じるようになりました。
実際に商品や自身を売り込むことはとても大変であるとワークを通して実感しましたが、やはり、難しいながらも楽しいと思えることが多かったので、営業職を中心に就職活動を行っていくきっかけにもなりましたし、実際内定先も営業職での採用となりました。