【雑誌編集、感動の一日】【20卒】プレジデント社の冬インターン体験記（文系/編集職）No.7818（早稲田大学/女性）（2019/10/11公開）

出版業界に進みたかったため、1dayだが、雑誌の編集についてワークショップが行われると知り、興味を持った。また自分が気に入っている雑誌の編集部の方が登壇されるということで色々と雑誌について直接聞いてみたいという気持ちもあった。

何か事前に選考があったわけではないので、特別準備したことはないが、質問事項を予め準備したり、発行する雑誌を数ヶ月分アーカイブを読んでおくなどした。

実際にプレジデントファミリーの企画を立て、プレゼンを行う

1日目にやったこと

人事から会社説明が行われたのち、プレジデントファミリーの副編集長を招いて実際に雑誌の企画を立てるというワークショップが行われた。その後は、再び人事による会社見学が行われた。

人事/プレジデントファミリー副編集長

なし

企画自体は面白いが、それをどう具体化していくのか、が大切だと副編集長の方からフィードバックをされた。あとは雑誌を手に取る人の気持ちにとにかく寄り添うことが重要だと頂き非常に興味深かった。

はじめに企画を20個用意しなくてはいけなかったのが個人的に難しかった。また中学受験を控えたお子さんを持つ親御さん向けの教育誌ということもあり、親御さんの目線になって企画を立ち上げる必要があり、副編集長も中学生のお子さんを持つ女性の方でなかなかシビアな目線で評価を受けたのでなかなか通すのに苦労した。

自己の経験をコンテンツとして昇華できる可能性を持っているのが出版業界の醍醐味であると感じることが出来た。実体験に根付いたリアリティある記事や企画を書けると読者もイメージしやすいことが分かったのは収穫だと思う。自分にとって、出版業界への志望度がさらに高まったいい経験になった。

数か月分の雑誌を読んでいったがそれではリサーチ不足だと感じた。それにただ漠然と読むのではなく、この雑誌はどういう人達をターゲットにして、どんな方法でマネタイズして、どんな企画が得意なのかなどを踏まえておくとさらに良かったかもしれない。

やはり、経営者向けの雑誌がメインだということで他の出版社と比べかなり社内の雰囲気も固く、自分とは合わずあまり馴染めているイメージが持てなかった。またオフィスも小さく社員数もかなり少なく採用者もなかなか取らないとの話だったため、風通しも悪そうに感じた。

社内の規模も小さく、あまり新しいものを受け入れる雰囲気ではない為なかなか自分の企画との相性も合わないと感じた。学部的にも、自身が所属する学部よりも経済や政治などに精通している学部の方が企業と親和性があるのではないかと思う。採用人数も極端に少ないということもあり、そこに自分が入れるかというと怪しいと感じた。

出版社ということでやはり編集職への憧れから本選考も受けたいという気持ちと裏腹に、自分が興味持てない雑誌でも出来るのかという不安が残った。また社内の規模も小さく、若い人が少なすぎるところも今後さらにクリエイティブやセンセーショナルが求められるとされる出版社として大丈夫なのか、という思いもあった。

選考無しの1dayだったため。ワークショップなど仕事をより理解してもらうことが目的だとされていたため、特別優遇されることはあまりないように感じた。ただインターンシップに参加したと本選考時に言ったら多少はアドバンテージになるのだろうか。

出版業界に興味は持っていたものの、その門の狭さからなかなか本腰を入れられず、その当時は広く浅く見ていた。具体的には、出版取次や印刷会社、さらにマスコミと広く見て、テレビ業界、そこから転じて広告代理店など、特にこの業界だと縛らずに気になったところから受けていくという形をとっていた。また大手ではなく比較的、中小規模の企業を見ていた。

企業の志望度はあまり上がらなかったものの、出版業界に進みたいという気持ちは高まった。これまでは自分に出来るかどうか不安だったが、より一層業界研究を進めたり、努力できる部分を増やしていくことが重要だと感じた。引き続き、広くみていく予定ではあったが、なんとなく志望順位が固まってきた。また会社の規模や成長度も同時に見ていく必要があると学んだ。