化学メーカーを志望した理由は、人々の暮らしを幅広く支える貢献度の高さです。直接関わることがなくとも、実は様々な製品に不可欠なモノを作っている、暮らしの発展に寄与できる縁の下の力持ちとしての役割に魅力を感じました。加えて、化学メーカーは各社が独自の強みを持っています。参入障壁の高さは収益性の高さを生み、それが新たな研究開発の投資に繋がる好循環を生み出しています。そして研究者が生まれていく限り、化学という分野はこれからも発展し続けていく将来性の高い分野であると考えております。 その中で貴社を志望しました理由としましては、1つ目に大きすぎない会社であることです。自分が会社の一部であることを実感できる、社員の結束が高まる、そして若い頃から責任ある仕事を持てるという利点があります。2つ目に、こうした規模の小さい会社の取る経営戦略として何が適切かを考えた際に、貴社の高収益の得られるニッチ市場、特に環境分野に焦点を当てるという戦略が私の考えに合致していたからです。経済学部に入学し学んできた中でも感じることですが、価格競争に加わってしまうのは収益性の悪化に繋がりますし、模倣しやすい素材であれば新興国に価格競争に打ち勝つのは困難です。そして、こうした新規の分野を開拓していくにあたって、現在オキソケミカルという収益を維持できる強みがあることも戦略の実現性を支えていると感じました。
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