私の強みは粘り強さです。私は中学生の時、塾で数学と英語を教えてもらっていました。この塾では中学3年生のみに課す日曜特訓というプログラムがありました。日曜特訓とは日曜日の朝に塾に集まり、先生が集めた難しい数学の問題を8時間ひたすら解き続けるというものでした。制限時間はなく、1つの問題にいくらでも時間をかけてよかったのです。ある日私は8時間考えても全く解けない問題に出会いました。解けなかったことが本当に悔しくて何としても解いてやろうと問題を家に持ち帰り、ご飯を食べているときやお風呂に入っているときなど空いている時間にひたすら解法を考え続け、最後にはなんとか解くことができました。解法を思いつかない間は苦しかったのですが、何日もかけて粘り強く考えた問題が解けた時の喜びは格別で考えることが大好きになりました。大学院に入ってからもこの粘り強さは健在で、担当教授から非常にチャレンジングなテーマをいただき、日々頭を使って周りの人とディスカッションをし、考えることを楽しみながら研究に取り組んでいます。中学時代の経験から得た、1つの物事に対して粘り強く挑戦し続ける力は会社に入ってから出会う困難な課題を解決するうえで必須であると考えます。
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