21卒 本選考ES
総合職
21卒 | 早稲田大学 | 女性
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Q.
あなたをよく分かってもらうため、自分自身にキャッチフレーズをつけよ
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A.
頑張る“同志”に気を配る、「剛毅木訥! アンサン(UNSUNG)サンボ(参謀)ー」 続きを読む
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Q.
学生時代、打ち込んできたもの
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A.
アルバイト@駅ナカ雑貨店 約2年半続けた接客業。当初はお客様からの要望に狼狽えるばかりだった私。「早くしてよ」という指摘は日常茶飯事。時には根拠のないクレーム対応に追われることも。自身の未熟さに納得がいかず、店員としての在り方を考え直した。同僚の動きや他店での接客対応、家族・友人からの助言を参考に「来店者の困り事や悩みを真摯に伺い、共に解決する姿勢」に改めた。冬のある日、ギフト選びに迷う女性を発見。販売側の都合ではなく、贈り相手の年代や普段着の色味を聞いた上で、複数の商品をご提案した。「またお願いするかも」――購入後にいただいた言葉が胸に沁みた。接客で培った相手の思いを酌む想像力を編集業務で活かしたい。 続きを読む
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Q.
休日の過ごし方
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A.
①都内の展覧会を梯子する。優れた芸術に触れ、美術館建築も味わう。②本屋B&Bや文喫、青山ブックセンターなどを巡回。③上野の東京都美術館でアートボランティアに従事。④祖父のお墓参り+美味しいランチを愉しむ。 続きを読む
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Q.
子どもの頃から現在まで継続している習慣
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A.
伝達チャイルド→クリッピングオタク&メモ魔 幼児期は、読んだ絵本の内容を周囲の大人に逐一解説していた。小学生以降は、書籍や雑誌、新聞で気になった文章表現があれば、記事ごと切り抜いたり、専用の記録ノートに筆写。 続きを読む
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Q.
あなたが読んだ双葉社の出版物とその感想
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A.
『Presents』(著:角田光代先生、画:松尾たいこ先生) 「好きという感情は人と人を遠ざける」――エピソード3「初キス」に出てくる言葉だ。ふと、小学生の頃から12年間想い続けた同級生のことを思い出した。関係は途絶えたが、あの時出会えて良かった。そんな風に、切ない記憶が懐かしさ溢れる思い出へと姿を変えた。 続きを読む
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Q.
志望動機と双葉社でやってみたい仕事
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A.
人情の機微をリアルに描き出す貴社の作品群は、切なくも人肌を想起させる温かみがあり、常に心の拠り所となっていた。祖父を膵臓癌で亡くした直後は『君の膵臓をたべたい』、就職活動でありのままに振る舞うことを不安に思った時は『青に、ふれる。』、両親の不仲を目の当たりにし、自分にとっての夫婦の概念が瓦解した際は『セフレの品格』。これらに強く救われた経験があるため、貴社を志望している。//①タイポグラフィやアートを題材にした小説で、文字デザインやクリエイターの魅力を発信したい。例:フォントを擬人化した密室劇(恩田陸先生・正木香子先生)、装幀家のクリエイティブ奮闘劇、展覧会×恋物語。②青春劇を生み出し、若者の素顔を世に広く届けたい。例:学祭実行委員(朝井リョウ先生)、マイナースポーツ×トランスジェンダー×若手選手。映像化を前提に企画を進め、効果的なメディアミックスを目指す。 続きを読む
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Q.
[ 課 題 作 文 ] 以下の架空の著者の架空の著作から一つ選んで、それはどのような内容でどう読み応えがあり、読者のため になるか、あなたの想像力で紹介文を書いて下さい。(1000文字以内) A「僕とモグラ家族の10日間」(土橋作造 著) B「知力発電所」(熱田謙一 著) C「コミュニケーション能力はゾウに学べ!」(龍野五郎 著)
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A.
(自分はAを選択) タイトル:暗澹としたこの世にも、出会うべき人がいる 土橋作造――皆もご存知の通り、2010年に弱冠高校生にして各社が主催する新人文学賞を総なめにした類い稀な覆面作家だ。性別は諸説あるが、本書の後書きで「小森君に自己投影した」と言及されていることを鑑み、ここでは“彼”と形容することにしよう。 『僕とモグラ家族の10日間』は、彼が10年程前の高校時代を振り返りつつ、感染症によって混沌とした架空の世界を若い男女の視点で描き出した、儚くも力強い青春小説である。 主人公は、共に高校2年生にあたる年齢の清水零と小森挨(あい)。中学生の頃に家出少女となって以降、裕福な家庭の下働きを続ける零。跡継ぎを切望していた両親や親戚の手によって、“オトコ”として育てられた悲痛な過去を持つ。主人やその家族から受ける扱いに歯を食いしばって耐え続ける彼女が、憂さ晴らしに夜の渋谷へと繰り出すときの疾走感。読んでいる側も爽快な気分を味わえる。 ある晩、高架下の壁に向かってスプレー缶を自在に操る零に声をかけたのが、深夜の徘徊をルーティンにしている小森少年だった。ウイルス対策として発令された自宅監禁制度によって、家族全員が重度の引きこもり状態に陥った小森家。互いに鬱屈した思いを抱える2人は次第に意気投合し、想いを寄せ合う。 その後、第1のパンデミックが沈静化した矢先に【最新の生物兵器で東京を破滅させる】という謎の犯行声明が出される。リミットは10日間。残された日々の中で、彼らは何を考え、どう行動し、世界はどこへ向かうのか? 1~4夜《創世》で生み出される数々のクリエイティブ。相反する人生や個々の価値観がテーマの5~7夜《磁力》。 中でも最大の見所は、終盤の《氷霧》に収められた「エピローグ:君は君に捧ぐ」。 そこで用いられているのは、非常に斬新な表現手法だ。まさに、“読者1人1人が参加型で物語の結末を決定できる”没入型のNEO文芸だと言える。 何の変哲もない1文から始まる日常。それが壮大な物語へと展開し、再び元の鞘に収まる。天地創造を彷彿とさせる生命体の循環や、社会、特に若者の素顔を巧緻な文章で可視化する筆致の偉大さが彼の魅力だ。また、自分のありのままを受け入れてくれる他者との出会いが、我々が有する心のシェルターを変容させうることの意義にも本作は触れている。他人を信用できないと悩む人にこそ、読んで欲しい1冊だ。さぁ、あなたも…現実世界とフィクションがリンクする異世界へようこそ。 続きを読む