私がコロナウイルスで学んだことは二つあります。一つ目は、「責任」という言葉の解釈です。感染しても無症状の人たちもいて、どこで感染するかわからないことも、不安で怖いと思う原因の一つでした。『STAYHOME』に協力せずにいた人たちの言い分が、「感染するのは自分自身だから自分で責任をとる」ということでした。外出の自粛は、自分の感染を防ぐだけでなく、人にも感染させないという責任も求められていたはずです。時には、自己の責任だけで完結するものもありますが、今回のこの状況では通用しないもので、社会的な責任も果たすべきだと思いました。もう一つは、情報の選択の大切さです。この感染症に対して、「正しく恐れる」ということが言われています。流行初期の段階では、様々な情報が入り乱れ何が正しいのか分からずにいました。飛末感染ならば、マスクの着用だけで防げるとか、インフルエンザより軽く死亡率が低い、持病のある人が催患すると危険、など自分に都合の良い情報だけを鵜否みにし、信じていました。ところが、実際には感染力も強く、短期間で重症化し死に至るとても危険なウイルスです。SNSなどからの情報も含め、根拠の曖昧なものや便乗したものが氾濫しています。このような情報の嵐の中で、正確で真に必要な情報がどれなのかを見極めることがとても大切なことだと実感しました。さらに、ウイルスの感染防止に尽力している方々や日常生活を送れるように支えてくださっている方々の存在です。感染するリスクを負いながら、他の人々のために献身的に尽くしてくださっています。その方々へ、感謝する気持ちを忘れてはいけないと強く感じました。頑張っている人を応援しながら、皆で一緒に、この困難な事態を乗り越えていきたいと思います。
Open esを使用
続きを読む