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【市民の声を拾う記者】【19卒】北海道新聞社の記者職の本選考体験記 No.5388(北海道大学/男性)(2018/9/11公開)

株式会社北海道新聞社の本選考における、説明会の参加からWebテスト、エントリーシート、面接、内定までの選考内容や注意すべき点などを公開しています。面接の実施時期や評価されたと感じたポイントなど先輩のアドバイスを見て、選考対策に役立ててください。

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2019卒株式会社北海道新聞社のレポート

公開日:2018年9月11日

選考概要

年度
  • 2019年度
結果
  • 内定入社
職種
  • 記者職

投稿者

選考フロー

企業研究

とにかく北海道新聞を読むこと、これに尽きると思う。なぜなら面接で紙面について必ず意見を求められるからだ。この時北海道新聞の良い点と悪い点を意識しながら読むことをおすすめする。良い点については挙げることができる人は多いが、悪い点、改善点について指摘できる人は少ない、良い点だけ指摘していては、所詮は読者止まりである。改善点を指摘し、入社後のことを考えて、紙面に意見できるようにしておけば、周りと差がつく。私自身は北海道新聞を購読せず、時間がある時図書館で読んでいたが、全国紙は1つ購読するように努めた。筆記試験は全国紙のニュースから作られることが多く、筆記試験の勉強になると考えたからだ。また1つ購読紙を作っておけば、その新聞を基準に新聞の読み比べができ、おすすめである。

志望動機

私が北海道新聞社を志望した理由は、教科書に載ることのない「市民」の声を拾う記者をするフィールドとして北海道を選ぼうと考えたからです。私の夢は日本史の教員になることでしたが、大学3年生の時に行った屋台取材がその考えを変えました。屋台に渦巻く不満を聞く中で、これらの声は私が拾わなければ世に出回ることはないと考え、記者を志望するようになりました。そして、北海道で生活するなかで。その魅力と危機迫る現状に関心を持ち、記者としてこの土地に残りたいと考えるようになりました。私はヒッチハイクやバイトなどで道民の方に親切にして頂くことが多く、北海道の可能性と危険性を肌で感じてきました。バイトでインバウンド専門のレストランで働いていることもあり、観光と北海道の結びつきは間近で感じました。一方で、北海道の多くの市町村が若者や高齢者の流出に悩まされている現状も知りました。北海道の魅力と危機を伝えていきたいです。

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2018年03月

説明会・セミナー

時間
- -
実施時期
2018年04月

WEBテスト 通過

実施時期
2018年05月
通知方法
メール
通知期間
1週間以内

WEBテスト対策で行ったこと

12月頃から対策を始めた。非言語の問題をとにかく何度も解き、パターンを覚えた。

WEBテストの内容・科目

言語(国語、英語)、非言語

1次面接 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生28 面接官2
面接時間
30分
面接官の肩書
部長級
通知方法
メール
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

とにかく北海道新聞社に入社したいという思いを素直に言葉に表せた点が選考通過に繋がったと思う。面接は事前準備で殆ど合否が決まるので、準備は念入りに行うことをお勧めします。

面接の雰囲気

北海道新聞社は時間を空け、面接官を変えて二度面接を行う。一回目は和やかだったが、二回目はうって変わって堅かった。

1次面接で聞かれた質問と回答

やりたい取材とそれを記事にする際のメリットとデメリットはなんだと思いますか?

人の「健康」に関わる分野、特に医療分野の取材をしたいです。
様々な病気について、その患者と世間一般に人々の病気に対する認識の乖離を減らしていけるような記事を執筆していきたいです。メリットは報道によって知識が広く知れ渡る、これに尽きると思います。現在北海道新聞さんの記事は全国へも配信されています、書いた記事が多くの人に読まれ、病気について多くの人に知ってもらえるのは大きいと思います。
一方でデメリットは、患者とそれ以外双方に起こる場合があると思っています。マスコミは時に成功体験だけに目を向けがちな時があります。薬や湯治による症状の緩和は人それぞれです。一定数治らない人もいます。その事例が置き去りにされる場合があります。
また記事が表面的過ぎると、一般人に患者への安易な共感を呼ぶ場合があると思っています。

地元の新聞社に入社したいとは思わないの?

あまり考えていません。それよりも北海道新聞で記者になりたいという思いが強いです。
なぜならば、中日新聞は東京新聞も発行していることもあり、「権力の監視」を前面に押し出していますが、北海道新聞は権力の監視は勿論ですが、加えて、地域に根差した、日本一の地方紙を謳っている点に深く共感したからです。私の記者になりたいと考えた理由は名もなき市民の声を拾いたいという思いがあってこそです。多くの地方紙のインターンや説明会に行く中で取材対象との距離の近さこそが市民の声を拾うのに大切だと知りました。なので最強の地方紙で働きたいという思いが強く北海道新聞を志望しています。また北海道新聞が地方紙としての戦い方のビジョンが見えていると感じました。これからネットニュースがさらに発展すれば、中央の重要なニュースの速報性で新聞社は苦戦を強いられると思います。ただ、地方紙には地方紙の戦い方があります。北海道のニュースは拾うという点においては、北海道に広い取材網を持つ北海道新聞社にしかない強みだと思います。そして北海道のニュースを拾うには、より地域に密着し、道民の声に耳を傾けることができるのは中日新聞よりも御社が勝ると思っています。

グループディスカッション 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生14 面接官不明
時間
20分
通知方法
電話
通知期間
3日以内

テーマ

新聞を読んでもらうにはどうすればよいか

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

司会進行と意見のまとめを率先して行った。一番最初に1人ずつ意見を言ってから討論が始まるのだが、私は上手く意見を言えなかったので、司会進行役でその分アピールした。

最終面接 通過

実施時期
2018年05月
形式
学生14 面接官5
面接時間
30分
面接官の肩書
デスク級、役員
通知方法
電話
通知期間
3日以内

評価されたと感じたポイントや、注意したこと

北海道新聞社でやりたい取材について明確に整理して挑んだことが評価されたように感じた。また、最後の確認なのか今まで再三聞かれてきた、学生時代力をいれたことについて聞かれたので、そこも準備してきてよかった。

面接の雰囲気

北海道新聞社では最終選考で、GDと面接を2回行う。1回目の面接は和やかだったが、2回目の役員面接は重苦しい雰囲気だった。

最終面接で聞かれた質問と回答

あなたの強みと弱みを教えてください

私の強みはニッチなことに興味を持ち、熱中できることだ。高校時代に何か新しい種目を始めたいと考えた私は部員の誰もやりたがらなかった競歩に目を付けた。初心者で右も左もわからなかったが、競歩の練習会に自主的に参加するなどして、コツコツと練習を積んだ。その結果、全国大会に2度出場することができた。その他ヒッチハイクや福岡市の屋台取材など他者が中々挑戦できないことに興味を持ちそれをやり抜く力が私にはある。一方私の弱みは熱中すると周りが見えなくなってしまうところだ。高校時代は競歩に熱中しすぎてしまい、学業に時間を割く時間を上手く捻出できなかった。そこで大学生ではその教訓を元に文武両道に努めた。週6で部活に励む傍ら、学年上位3%の成績優秀者に送られる奨学金を取る為にどんなに練習で疲れても学業を疎かにはしなかった。

学生時代力を入れたことを教えてください。

アトピー性皮膚炎を患いながらも競歩を続け、日本選手権に出場したことだ。競歩をする上で私の障害となったのが、持病のアトピー性皮膚炎だった。練習中、炎天下で大量の汗をかく環境の中で激しい身体の痒みに悩まされたのだ。その痒みが原因で、競歩において失格の有無も左右する非常に重要な「歩型」が崩れ、時には練習の中断を余儀なくされた。私はこの状況を自分の身体的ハンデに合わせ、距離の調整、走練を取り入れる、練習を2回に分けるなど練習メニューを工夫することで乗り切った。結果、目標の日本選手権に出場することができた。この経験から自らの境遇を言い訳にせず、精神的にも身体的にもタフに目標に邁進する大切さを学ぶことができた。

内定者のアドバイス

内定後の企業のスタンス

内定の通知の段階で「就職活動を終える約束をして頂くことが、条件」と言われた。一度内定を承諾してしまえば、それ以後の拘束はなかった。

内定に必要なことは何だと思うか

とにかく作文と筆記試験の対策をする必要があると感じた。作文は添削してもらうだけではなく、他のマスコミ志望の就活生の作文を読むことで吸収できるものがあると思う。私自身、就活解禁の2か月前くらいから、大学内のマスコミ志望者を集めて、作文の勉強会を開くなどして、作文の練習をした。また私自身、OB訪問は殆ど行っていないが、作文やエントリーシートを添削してもらえる社会人と仲良くなる必要があると感じた。社会人の目線を取り入れることはやはり重要なのではないだろうか。

内定が出る人と出ない人の違いは何だと思うか

とにかく事前準備の周到さ、これに尽きると思う。作文も筆記試験も面接も事前に対策しているかいないかで、周りとかなり差がつく。人事の方も仰っていたが、面接官は就活生の準備の度合を見ているそうだ。私自身が事前準備を怠らなかったように、本当に入社したいのならば、事前準備を怠らないで欲しい。

内定したからこそ分かる選考の注意点

北海道新聞社は作文試験では文章力よりも内容を重視しているようだ。例えば涙という題が出された時、如何に他の就活生と内容が被らない様にするかを意識すると良い。また最終面接の倍率が2~3倍であったので最終面接でも気をぬかない方が身のためである。

内定後、社員や人事からのフォロー

内定者懇親会が札幌と東京で突然開催された。

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北海道新聞社の 会社情報

基本データ
会社名 株式会社北海道新聞社
フリガナ ホッカイドウシンブンシャ
資本金 3億4650万円
従業員数 1,326人
売上高 378億1300万円
決算月 3月
代表者 広瀬兼三
本社所在地 〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西3丁目6番地
電話番号 011-221-2111
URL https://kk.hokkaido-np.co.jp/
NOKIZAL ID: 1571048

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