【新聞愛読者の挑戦】【19卒】北海道新聞社の夏インターン体験記（文系/営業職）No.3679（北海道大学/男性）（2018/9/28公開）

記者志望であったが、北海道新聞の記者職のインターンシップに日程がどうしても合わず、止む負えず営業職という形で参加することにした。ただ新報社の営業の仕事についても、新報紙が好きだったこともあり知りたいとは思っていた。

図書館に行くなどして事前に北海道新聞を読んで、北海道新聞社はどんな報道に特化した新聞社なのかを知るように努め、北海道新聞について知識を得るようにした。

営業職の仕事について知ろう

1日目にやったこと

最初に自己紹介を行った後に、新聞の読み方講座を挟み、広告営業部部長による業務レクチャーの後に広告営業に関するグループワークを行った。昼食をはさみ、続いて販売部部長によるレクチャーの後に販売部に関するグループワークを行った。

人事部、営業部と販売部の部長

なし

新聞の読み方講座が思っていた以上にためになった。就職活動においては新聞を活用すべきという話をよく耳にするが、新聞の効率的な読み方については知らない人が多い。なので、リード文と見出しを読んで新聞に目を通す読み方は非常にためになった。

グループワーク中に自分の意見を押し通そうとする人や仕切るのが上手ではないのに仕切ろうとして自滅するタイプの人がいた。なんとか周りの人と協力して切り抜けたがグループワークの人間関係で困惑したのはこの一回限りだった。ただ、どんな人とでもグループワークができるようになるための練習としてはよかった。

新聞は記者だけで創り出すものではないということを営業職のインターンシップに参加することで学ぶことができた。新聞社は職種のデパートと言われるがどうしても記者の仕事に目が向きがちである。技術や営業などの他部署の全員で新聞は作っていくものだということを改めて知ることができた。

質疑応答の時に積極的に質問することができなかったので、事前に質問を考えてインターンシップに臨むべきだった。

地方紙の利点である地域に密着した報道を体現しているなと感じたからです。北海道新聞はとにかく道民に愛さている新聞です。読者がいてこそ新聞社は成り立つのであって、営業職の方の話を聞き、この新聞社なら地域に寄り添う報道を目指す自分とマッチングするなと感じたから。

あくまで仕事体験のインターンシップという形をとっていたようで、インターンシップに参加したからといって何か選考に有利に働くというわけではなかった。新聞社のインターンシップは選考に関係がある場合とない場合があり、そこの見極めをしてインターンシップに参加する必要があると感じた。

地方紙の魅力について社員の話や、業務体験を通して知ることができて非常に有意義な時間を過ごすことができた。また企業が向いている方向と自分が目指す方向が同じかどうか確かめることができ、選考を受ける前に企業と自分との相性を主観的ではあるが判断する材料にすることができた。ただやはり自分は営業職ではなく記者職で新聞社に入りたいと改めて思った。

インターンシップに参加することが企業と自分の将来目指す方向性が同じか判断できるという意味では有利に働くとは思う。ただ、特にインターンシップに参加したからといって、本選考の優遇措置があるわけではないから、有利と思うか否かは参加者次第ではないかと思う。

新聞記者になりたいという夢があり、その夢の実現のため本選考では新聞社とテレビ局に絞ってエントリーしようと決めていた。ただ、夏インターンに関しては志望業界を絞ることなく、興味があった金融、旅行、人材業界などのインターンシップ応募・参加し視野を広く持つ努力は怠らなかった。その一環で本来は興味がなかった営業職についてのインターンシップに参加することにした。

営業職も「新聞を如何に取って、読んでもらうか」を考えるという意味で非常にやりがいがある仕事だとは思った。また営業職が新聞を作る上で非常に欠かせない役割を担っているということを改めて認識することができた。一方で自分はやはり取材して記事を書いて新聞を作る方向で新聞業界に携わっていきたいと改めて思うようになった。