18卒 本選考ES
総合職
18卒 | 学習院大学 | 男性
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Q.
志望動機を教えてください。800
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A.
キュレーションサイト問題やフェイクニュースが記憶に新しいように、このネット社会では誰でも気軽に情報発信が出来るようになった弊害が頻繁に起こっている。特に私は2ちゃんねるから無断転載されて成り立つまとめサイトの存在が若い世代を中心に浸透している点を問題視している。自身の書き込みが情報を改変され掲載されたことがきっかけである。 情報発信がどのような形で行われるか関心を持った私は大学の雑誌編集委員会への加入とオンラインサイトの記事編集アルバイトを行った。大学の機関誌は出版社の方の監督の下、幼稚園からOBOGまで1万人の幅広い世代の読者を持つ。私は企画のリーダーとして班員と連携しながら毎晩遅くまで部室に残りながらも作業を行った。出版社のアルバイトで経済的な情報を配信するサイトで記事のタイトル編集をお手伝いした。Wordpressを使い読者の目につき且つ正確な情報を伝えられるよう記事編集を行った。2つの経験から人に伝えるために時間をかけて情報を整え、発信する苦労を理解したが同時にそれが形に残ること、何より情報を受け取る人間がいることに喜びを感じた。 そこで「責任と信頼ある企業でより多くの人に情報を届ける」を軸としてマスコミ業界を中心に就職活動を行っている。中でもフジサンケイグループという影響力のあるメディアグループに所属している貴社はそういった人に情報を伝える土壌がしっかりしていると考えた。フジテレビ関連書籍だけでなく発売から今に至るまで政治の話題で中心に居続ける『日本会議の研究』など独自の作品を生み出している点からも自身の理想に近いと感じた。 またインターンに参加した際、フォローアップ勉強会や社員の紹介など就職活動中に出会ったどの会社よりも懇切丁寧に面倒を見ていると感じた。この組織でなら自身も成長していけると確信し、志望した。 続きを読む
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Q.
入社後にやりたい仕事を教えてください。800
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A.
販売を行いたい。 自身の所属する雑誌製作委員会では年々雑誌を受け取ってくれる人数が減っている問題を解決するため、人々は興味を持つため何かアクションをする必要があると感じた。団体で話し合い、twitterを開設し企画の内容を一つずつ紹介する、電車の車内広告に似せた宣伝物を学内で掲示する案を企画した。twitterの「いいね!」の数や掲示を行う作業中にも宣伝物を眺め、「こんなのあったんだ」と話す声が聞こえるなど自分達の行動に対する読者の反応に私は心が震えた。そして実際に新しく雑誌に興味を持ってくれる人が前年より増え、残部が少なくなるとこれまでにないやりがいを感じた。そこで自身のやりたい「より多くの人に情報を届ける」がそのような宣伝活動や営業で達成できると気付いた。経済学部として大学で学んだ統計やマーケティング、自身の強みでもある人と対話する力を使って活躍出来るとも考えた。 そこで貴社に入社したら販売として先行きが暗いとも言われる出版業界の未来を切り開いていきたい。特に本を読まなくなった人をもう一度振り返らせるような活動をしたい。本離れが叫ばれてもヒット作は出ていることから人々は本に触れる機会が少なくなっただけで興味は失っていないと考えた。ネットサービス、リアルイベントを敵対視するではなくそれらと融合、連携する形で本への窓口を切り開いていきたい。例えば『日本会議の研究』を用いたセミナーや『孤独のグルメ』を体現できる地図アプリなど貴社の持つコンテンツ性豊かな作品を活かし、より幅広い層を開拓出来ると考えた。これまで情報を一方的に受け取るだけであった読者が自ら参加して作品に触れる機会を作ることが理想だ。そうやって人々に「読むだけではない本の姿」を届ける仕事が出来たらと思うようになった。読書家だけではなく、“にわか”本好きを生み出していきたい。 続きを読む
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Q.
『わたしを変えたもの』をテーマに、600文字から800文字の作文をお書きください。
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A.
「素晴らしいですね」この言葉は中学校の学級担任の口癖だ。国語を担当教科に持つ先生の下、『走れメロス』の読解をしていた。当時なまじ成績が良かった私は授業そっちのけでノートにクイズを書き、後ろの友達に解かせて遊んでいた。当然先生から叱責を受けた。しかし彼女は否定するだけではなく「想像力を働かせ、会話の道具を作り出せるのは素晴らしいですね」という言葉も付け足した。驚きと同時にその評価に応えたいと感じた。『走れメロス』の単元が終わる回に感想文を書く機会があった。私はクイズを考える情熱を感想文にも向けた。稚拙ながらも太宰のバックボーンや元ネタとなったギリシャ神話を調べ、それらに触れながらメロスの揺れ動く心情について、裏紙に至るまで用紙をびっちり埋めた。見て下さいよ!と自信満々に提出した作文は先生を喜ばせた。再び、「素晴らしいですね」の評価を貰った。それだけでなく私の作文を学年全員に印刷し配布した。街に辿り着いたメロスのように照れ臭く思いながらも先生を更に喜ばせようと私はより熱心に授業に取り組むようになった。それからの授業でも生徒による優れた作文は学年で共有し、第二の教科書として各自の解釈を発表する材料となった。 今自分が向き合っている人間の優れた所を見つけ、褒める。言われた相手は嬉しくなると同時に期待に応えようとする。それがやがて成長に繋がる。相手を頭ごなしに否定することは簡単だが、良いところはきちんと向き合っていないと見つけられない。そうやって見つけた相手の良いところを互いに、あるいはみんなで共有し集団をより成長させていく。彼女の言葉で私の他人への姿勢は大きく変わり、今に至るまでその精神でコミュニケーションをしてきた。これはきっと学生生活だけでなく社会人になっても通用するという確信がある。このことに気づかせてくれた先生に「素晴らしいですね」という思いを伝えたい。 続きを読む