【面接タイプ】オンライン面接【実施場所】オンライン【会場到着から選考終了までの流れ】オンラインであったため自宅で受験【学生の人数】1人【面接官の人数】6人【面接官の肩書】人事と役員の方【面接の雰囲気】どちらかといえば固い雰囲気。アイスブレイクはなかったです。面接官の方が6人もいて,それを一つのカメラで映しているため,先方の表情がわかりづらく少し不安に感じました。【研究内容について教えてください】針葉樹中に豊富に存在するグルコマンナンは樹木の生育に関わる重要成分です。また我々にとってもこんにゃくを代表する食品や燃料などの化学品に利用できる将来性のある素材です。そのためグルコマンナンの解析は大変意義のあることだと言えます。現在主流な解析法である糖分析は測定までに5時間から8時間の時間がかかり,誤差が大きく,さらに試料を破壊してしまうため,その後の解析に使用できないという問題点が存在します。そのため試料を非破壊かつ短時間で測定できる手法の必要性を感じ研究に取り組みました。私が構築した赤外分光分析による測定は,赤外吸収スペクトルを利用することで非破壊かつ2~3分で測定ができます。現在は,この解析法を用いて樹木年輪中におけるグルコマンナンの濃度分布と堆積機構の解明とグルコマンナンの付着が引き起こすセルロースの結晶構造に及ぼす影響を調べています。この研究結果により産業の効率化に伴うグルコマンナンの利用の促進,木質バイオマス利用によるカーボンニュートラルの実現が期待できます。【学生時代に一番頑張ったことは何でしょうか】昨年12月に国際学会でポスター発表を行いました。先生から依頼されて急遽参加することが決まったため,当日までほとんど時間がありませんでした。私は正直英会話が得意ではないのですが,参加を決めた以上は妥協したくないという思いがあり,出来る限り最後までやり抜きました。具体的には,内容に対しての予想質問を50個以上考えておき,回答を事前に英語で準備しておきました。また先生に協力していただくことで当日まで毎日欠かさず発表練習を行い改善しました。当日は多少受け答えがスムーズにいかない場面もありましたが,多くの方からご評価を頂くことができました。その結果,初めての学会参加で優秀ポスター賞を受賞することができました。この経験から最後までやり抜き努力する力を養うことができました。社会人になったら今よりも多くの壁にぶつかるかと思います。そんな時には私の強みである「徹底した事前準備」を活かして柔軟に対応していきます。【評価されたと感じたポイントや注意したこと】一次面接と同様に継続して学ぶ力がある点が評価されたと思います。また,先生や先輩からの意見を素直に受け止めることもアピールすると効果的かもしれません。
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