
23卒 本選考ES
総合職
-
Q.
志望動機
-
A.
私は世界がより豊かな音楽文化に満ちる未来を願っています。そしてその未来への推進力は全ての音楽プレイヤーの方々の活動だと考えます。私は、願う未来実現に貢献すべく、彼らの創造力を掻き立て、表現活動を下支えする仕事に携わりたいと考えました。 そのきっかけとなった原体験は、私が初めて組んだバンドでの活動にあります。その当時私は少人数のバンドを組んでおり、楽器数の少なさからバンドサウンドの迫力の物足りなさを感じ悩んでいました。そこで私は所有していたマルチエフェクターに内蔵されたエフェクトを逐一試し、私のギター1本のオリジナリティで、その物足りなさを打開できないかと考えました。エフェクトのパラメータや接続順など様々な試行錯誤を繰り返す中で、エフェクターのオンオフや調整ひとつで変化していく音色の幅広さから表現の限りない可能性を感じ、私はギターの音作りに夢中になりました。そこで、私が当時ギターサウンドメイクで感じたワクワク」を、学んできた電気電子系の知識と、研究活動で培った情報調査能力、それを掛け合わせて新しい活路を見いだす力をもって、世界中のプレイヤーに届けたいと考えるようになりました。 そして数ある音楽企業の中でも、特に貴社を志望する理由は、そのユニークな開発手法にあります。貴社ブランド”BOSS”は音楽業界で確固たる地位と信頼を確立していると考えます。しかしながら貴社はその現状に留まらず、築かれた信頼を活かして開発者自身が消費者へのインタビューを行い、優れた技術と機動力をもって世相の真のニーズと捉えた製品の開発が為されています。このような開発手法は貴社でしか採ることが出来ないと考えており、私もその取り組みの中で貴社に貢献したいと強く思い、志望いたします。 続きを読む
-
Q.
自己PR
-
A.
私は、率先して問題を分析し、適したアプローチを考える力があります。 この能力は所属していた軽音楽部でのバンド活動で培われました。活動当初は、各々が自分の楽器を演奏するだけで手一杯で、他のメンバーの演奏に耳を傾けることが出来ませんでした。 そのため演奏の課題を探し、改善していくことが出来ず、練習がマンネリ化してしまいました。そこに問題意識を抱いた私は、この原因は全員がミスのない完璧な演奏に固執している点にあるのではないかと考え、「自分とチームの課題を分離して考える」ことを意識しました。 この意識改革により演奏中の自分のミスに執着せず他のメンバーの音を傾聴する余裕が生まれ、改善案を進言できるようになりました。 その結果、全員の演奏力の効率的な向上に繋がり、部内コンペティションで一位を獲ることができました。入社後もこの強みを活かし、進んで課題解決に取り組み、貴社での活動の一助になりたいと考えます。 続きを読む
-
Q.
趣味・特技
-
A.
趣味は読書です。部活動引退を機にはじめ、約100冊の本を読了しました。最近は、「文化人類学」という学問に興味を持ち、その入門書を好んで読んでいます。 「文化人類学」とは、世界の様々な民族や地域の文化・社会の仕組みや、生活の営みについて調査を行う学問のことです。 その醍醐味は、他文化を学ぶことで、自分が置かれている日本の現代社会を相対視できる点にあると思います。 自分の中の「あたりまえ」が世界のそれでないことを実感し、自分の固定概念や他者理解の基本について問い直すきっかけになりました。 続きを読む
-
Q.
学業、ゼミ、研究室などで取り組んだ内容についてお書きください。 400文字
-
A.
学部時代には電磁気学やアナログ・デジタル回路学、電気電子計測学、半導体工学などの物理学及び電気電子工学について学んできました。そして研究室では、従来半導体製造プロセスで用いられてきたプラズマと呼ばれる物理現象の新規医療応用のための研究を行っています。現在、先進諸国における人口高齢化の急速な進展により、健康寿命の延伸が課題となっており、その中で要介護となる要因のひとつである骨折の早期回復のための新治療法開発が求められています。そこで私はプラズマを用いて再生医療に用いられる人工の骨移植材料を生体親和性の高い素材に加工するための研究に取り組んでいます。特に私はこの人工骨プラズマ処理プロセスのコスト削減に注力しました。従来一般的に使われてきたプラズマ発生機構では運転コストがかかる問題があったため、その原因を必要としない新たな発生機構を開発し、コストを削減しつつ従来と同程度の処理能力を得られました。 続きを読む
-
Q.
取り組んだ内容を活かして、ローランドに入社後どんなことをしたいですか。(具体的な職種や希望の製品カテゴリーも含めて)500文字
-
A.
貴社ブランド”BOSS”での開発部門のギター関連機器ハードウェア設計を担当したいと考えています。理由は2つあります。1つ目に大学での学業を通し、課題解決のために思案し、実行することで新しいモノが出来上がっていくプロセスを経験し、将来においても自分達の力で新しいモノを創り上げる開発の仕事に就きたいと考えるからです。2つ目に私自身、学生時代からギターを演奏してきたため、貴社で生産される製品カテゴリーの中で、最も興味があり且つ馴染み深い分野がギター関連機器であるからです。もしこの設計に就くことが叶い、将来的に技術を身に付けた暁には「本来のアンプで鳴らさずとも自然なフィードバックを得られるヘッドホンギターアンプ」の開発を行いたいです。貴社製品”WAZA-AIR”からこの着想を得ました。現状ヘッドホンで聞くギターサウンドは、特にハイゲインの際にアンプからのフィードバックがないことで本来の立体感をが損なわれているのではないかと考えています。そこで先製品の音場再現技術をアップデートしフィードバックを再現したいと考えました。これを実現できれば貴社製品に新しい価値を生み出せるのではないかと考えます。 続きを読む
-
Q.
学生時代に最も打ち込んだこと 400文字
-
A.
軽音楽部内でのPAとしてライブの音質改善に最も注力し打ち込みました。大学3年次に軽音楽部のPAリーダーに就位し、ライブ中のPAオペレーションに加え、音響システム構成の設計を担当していました。当時の最重要課題は「他の楽器がボーカルの声を掻き消してしまう」ことで、ミキサーの増幅上限からボーカルの音量を上げることが出来なかったことが、問題解決を阻害していた原因でした。これに対し楽器音量を下げることが解決策として最も一般的な方法だと思います。しかしこれには奏者が目指す本来の音楽的表現から乖離する懸念がありました。奏者個々の表現を尊重したい思いから、ボーカルの音抜けを改善する新たな手段を模索しました。当時の音響システムでは音の調整範囲に限りがあったため、PAとしてのテクニックだけでなく、システム自体の抜本的な改変が必要だと考えました。そこで殆ど前例踏襲で引き継がれてきたスピーカーシステムに着目し、その一組をボーカルのみを出力するように改変することでトレードオフと考えていたボーカルと他楽器の音量バランスを両立することが出来ました。 続きを読む
-
Q.
あなたが最近気になっている新しい技術は何ですか?気になる理由とそれに対するあなたの意見をお書きください。400文字
-
A.
情報技術の一種であるNFTの技術発展が気になります。NFTとは「コピー不可能なデジタルデータ」のことを指し、ブロックチェーンというシステムでそれらの動きを監視することが出来ます。 私が本技術に関心を持った理由は、デジタル空間での音楽データの価値観を転換し得ると思うからです。現状デジタル化された音楽データは簡単に複製できるため、それを数量限定のCDのように「一点物」としての価値を証明することは出来ません。しかしNFTと音楽が組み合わされば、デジタル上であってもCDのようなモノとしての価値創出が期待されます。またそのデータが転売されたとしても、ブロックチェーンによる監視によってその収益の一部を、音楽制作者も得られるようにすることも出来ます。私はこの技術の発展が、昨今指摘されている音楽家に十分な収益が分配されていない問題解決の糸口となり、そして持続可能な音楽活動の一助になれば良いと思っています。 続きを読む