【世界を繋ぐ挑戦】【16卒】矢崎総業の本選考体験記 No.881（長崎大学/）（2017/6/13公開）

緊張をほぐすためかもしれないが、自分の家から面接会場までどのような交通機関と経路で来たのかを詳細に聞かれた。面接の質問も一般的なことから、受験者の人間性やコミュニケーション能力に重きを置いて面接しているように感じた。そのため、あまりかしこまって話さず、普段通りに大学の先生と話しているように面接にのぞめば良いと感じた。

１次面接は、一日に１～１０タームほど組まれ、面接を急いで行っていたが、面接官は比較的やさしく接してくれた印象がある。面接の内容も一般的な質問しかなかった。質問に対しても深堀はされず、受験者の雰囲気を見ていると感じた。

夢を達成するために取り組んだことは何か？

常に新しいことに挑戦しながら、より多くの社会経験を積み、さまざまな環境で活躍出来るような土台を作ることが私の大学時代の夢です。携帯販売やケーキ製造など１０種類のアルバイト、地域活動、間伐のボランティアなどの経験を通して、世代や立場の異なる人と多く交流してきました。これにより、今何が求められているのかを察知し、相手のニーズに合った話題を持ちかけることで、いち早く環境に慣れることができるようになりました。

これまでの人生でぶつかった困難なことは何？

私は、どんな問題についても「そのうちなんとかなる」と考えていました。その結果、私は若気の至りで、夜遅くまで遊んでしまい留年を経験してしまいました。これを機に、生活リズムを朝型に変え、この生活リズムを継続するために朝早い製菓業のアルバイトをしました。その結果、講義に出席できるようになっただけでなく、変化のある毎日が楽しいと感じるようになりました。この経験により、些細なことにもきちんと対応することの重要性を理解しました。

二次面接は、面接というよりも企業説明会のような感じであった。面接官が矢崎総業の強み・弱みを再度説明してくれて、入社するにあたってのミスマッチを防ごうとしていると感じた。特に聞かれたことは、発展途上国でも働くことが出来るか？の回答を食い入るように聞いていた。仕事を通して社会貢献が出来ることを矢崎総業の強みとしていれば良いと感じた。

二次面接は、軽く圧迫面接だと感じた。一次面接と同じく一日にたくさんの面接を予定しており、面接会場が慌ただしく感じた。自分の回答の深堀はされなかったが、自分の回答に対してあきらかに興味が内容な返答をされた。この点が、少し圧迫面接だと感じた。

なぜ今の学部・学科を選択したのか？

現在、注目を浴びている環境問題について実際に世界では、どのような事が起きているのかを自分自身でより深く学びたいと考えたからです。この学部では、１つの環境問題について１つの視点から判断するのではなく、さまざまな視点から総合的に判断するということを学びました。これにより、物事を多面的に見ることが出来るようになりました。上記でも書いたが、私が回答しても面接官は「はい」や「分かりました」しか言わなかった。

なぜ多くの会社がある中で矢崎総業なのか？

・社員の方が自社の事を「ＹＡＺＡＫＩ」と呼んでおり、会社と社員との距離が非常に近いと感じました。また、社員の会社に対する愛着が感じられた。この質問で面接官は企業研究をしっかり行っているかを見ていたと感じた。

基本的には、どの面接においても非常に一般的な質問しかされずに面接が終了した感じがした。最終面接では、受験者を落とそうなどと考えておらず、大体受かる雰囲気が面接で出ていたと感じる。お酒の話を詳しくされるために、超体育会なイメージが出来てしまうと思った。最終面接に関しても、普段の教授と話すような感じで面接を受ければよいと思う。

面接の前に、工場見学会があるために、ほかの受験者と仲が良くなるため最終面接の雰囲気は非常に良いと感じた。さらに、社長や役員の方々もやさしく、面接を緊張せずにリラックスして臨める環境にしてくれたと思う。

矢崎総業の悪いところはどこですか？

・ブラジルでカルテル協定の違反があり違反金を支払わなければならないこと。・ワイヤーハーネス以外の主力となる製品が製造されていないこと。・非上場企業のために、会社の風通しがあまり良くないのではないかということ。以上の３つを述べました。この質問は、会社の強みや良い面だけを見て就職活動をしていないかを判断する意図があったと感じた。社長も5人の受験者の回答に一人ずつ丁寧過ぎるくらい、説明をしてもらい会社への安心感が少し湧いた。

卒業研究について

私は、卒業研究で「長崎県森林環境税の現状と対策」について研究しています。現在、長崎県だけでなく、日本各地で森林荒廃が急速に進行しています。その原因としては、林業従事者の大幅な減少や林業の採算性の悪化などから、民有林所有者の負担だけでは森林整備が進まなくなっているという現状があります。森林環境税を導入している各県と長崎の森林環境税との内容・効果の比較・分析などを行うことにより、今後の長崎県の森林機能回復に向けた、より効果的な森林環境税のあり方について提案したいと考えています。社長が卒業論文について深堀してくるので、対策を練って面接に臨む方が良い。