【16卒】バンダイの面接の質問がわかる本選考体験記 No.235 （2017/6/13公開）

無人島に行くなら、①猛獣は多いけど食糧の多い無人島②危険はないけど、食べ物もないかもしれない無人島どちらにするか？そして、そこに持っていくものを３つあげよ。

６人中３人が通過していた。リーダシップをとっていた人一人と、ただ全力で課題を楽しんでいた２人だと思う。おもちゃ会社であり、人を楽しませることが好きな人が多い。楽しませるためにはまず自分たちが楽しむべき、という考えを恐らく持っている。なので、グループの中の誰を蹴落とそうだとか、これは就活だから真面目にやらなくては、と考えるよりも楽しむことを優先するべきだと思う。勿論黙っているのは論外なので、積極的に意見を交わすことと、自分しか持っていない考えを押し出すことが大切。グループは６つくらいが同時にやるので、歩き回っている人事の方にどうアピールできるかもポイント。

商品についての質問もされたが、知ったかぶりで語る学生に対しては冷たい反応だったので、相手は自分たちよりも当然商品に詳しいプロであることを忘れない様に。真摯に正直に、且つ等身大で答えていることが大切。商品も、ただ有名なだけだったり、思い出深いから取り上げるのではなく、現在バンダイが売り出したいと思っている商品を取り上げて意見を言うと、好感触だった。

ＥＳの内容については一切触れられなかった。3人の面接官が順にひとつずつ質問をしていった。緊張していて何度も噛んでしまったが、笑って聞いてくださった。緊張をほぐすために最初は笑いながらの雑談なども挟んでくれた。人事の方からも予め言われたが、変わった社員の方が多いので、肩っ苦しい面接はむしろ嫌がられると思う。

自社製品で今一番興味があるものはなんですか？

最近開発されているポケットモンスタータケシの初代のフィギュアです。先日広報のＨＰを見て、その良い意味で個性的で突き抜けている押し出し方に驚き、そしてとても楽しませてもらいました。私たちは丁度初代ポケモンをプレイして育った世代なので、タケシの絶妙なグラフィックにも思い入れがあります。そして、あの公式が堂々とふざけてくれる姿勢は、思わず他の人にも教えたくなりました。少々高額でも、ターゲットはすでに大人になっているかつての子供たちなので、問題がないのだろうと感じました。

海外で働くこともあるかもしれないがそれはいいか。

是非、海外でも働いてみたいです。日本のキャラクターやアニメは世界にも受け入れられているものであり、それをトップ企業である御社が率先して売り出していくのは当然のことだと思います。そして、まだ認知が低い国にも広げていくきっかけは、私自身で担ってみたいと考えています。私自身、旅行が好きでマレーシアやヨーロッパなどの海外に旅行をしたことがありますが、この土地で暮らしながら働けたら、と考えたこともあります。日本とはまた違った価値観を持って働けるフィールドであると思い、そのような機会は大歓迎です。

積極性と、他人を楽しませるトーク力。５人いた学生の中でも、特に面接官を笑わせていた学生は他の人よりも深く質問されて興味をもたれていたように思う。最期に社長自身に会社のことについて質問できる機会が与えられたが、大変貴重な機会なので、そこで自分のアピールも織り交ぜながら、関心を持ってもらえるようにできるとよい。やはり随所に商品ネタは入れると好感蝕。

前回に引き続きだが、挙手した順番に当てられて回答していくので、積極性を見られたい場合は早めに手を挙げたほうがいいのかもしれない。社長と役員がずらりだが、空気は全く重くない。むしろ、社長自身も役員と笑い合っていたり、つっこんできたりと軽やかな雰囲気で進む。

自分の好きな食べ物を、私たち（面接官）が食べたくなるようにプレゼンしてください。

私の好きな食べ物は「卵かけごはん」です。卵かけごはんは、食べるものがないときに仕方ないから食べるものだったり、時間がないときにぱぱっと済ますためのもの、というイメージがあるかと思いますが、本当は違います。私にとってのたまごかけご飯とは、それが食べたくて仕方ないときに選ぶとっておきの朝ごはんです。アツアツのご飯の真ん中をくぼませて、解かずにそのまま卵を中央に割りいれて、味が濃くなりすぎないように醤油をたらします。ちょっとひと手間加えたいときには刻み葱やあじのもとを振りかけて食べます。それからぐるぐると回して一気にかきこむおいしさは、朝から幸せの味で溜まりません。

願い事がひとつ叶うならなにがいいか？

私は、一人で世界中を旅したいです。ですが、今のところ両親の理解を得ることができずに国外に一人旅に行ったことはありません。なので、願い事がかなうなら、一人旅に理解のある世界を作りたいです。ついでに言うと、一人旅が容易になるくらいに世界の治安がよくなればいいな、と思います。なんでもできる時間と体力が溢れているのは、大体が若いうちです。ですが、若い子供の一人旅というと危険がつきまとってしまいます。当然両親は反対しますが、本当はこどものうちにこそ、世界のいろいろなものに触れて視野を広めるべきだと考えるからです。