【地域貢献と利益追求】【23卒】良品計画の冬インターン体験記（文系/総合職(経営者コース)）No.25917（非公開/女性）（2022/5/18公開）

このインターンに興味を持ったきっかけとしては、無印良品が好きだったということがある。いち客としてではなく、経営者(ここでは店長や組織の経営層の意味)としてどんな戦略があるのかを知りたいと思った。参加した理由は、本インターンのグループワークにてプレゼン優勝をすると、一次面接と二次面接が免除でいきなり最終面接までコマを進めることができるという参加特典が公式に発表されていたからである。

工夫として、「ただの無印良品のファン」ではなく、就活生として経営戦略を学びたいという方向でエントリーシートを書いた。そのために無印良品へのイメージ(店舗に足を運んで、売り場の構成やスタッフの対応)をエントリーシートに盛り込んだ。企業理念と自分自身の実体験を結びつけて、説得力を増すようにした。また、WEBテストは玉手箱で英語もある。特に対策はしていない。

このインターンは面接選考がなく、ESのみで参加できたので、「無印ファン」ではなく良品計画の戦略を学びたい理由を論理的に説明できればESは通過できると思う。また、WEBテストは学力ではなく性格が重要視されている。

店長としての具体的施策立案グループワーク

まず、参加前の事前課題があった。事前課題の内容としてはインターン当日のお題と全く同じである。インターンは9時〜18時まであり、会社説明→3時間ほどのワーク→全班のプレゼン発表→ブロックマネージャーからの総評→執行役員とブロックマネージャーへの質問会といった流れだった。
グループワークは5人班に分かれて、班の中で事前課題の発表を行い、お題に対して具体的店舗と施策を決定し、パワーポイント作成といった一般的なものだった。

良品計画の使命や社会的意義、実店舗での具体的な地域貢献施策の内容など、また良品計画の今後の出店戦略

具体的店舗を挙げて(もしくは仮想でも可)、あなたが店長ならどんな店作りをするか。①地域貢献②利益追求の2つの観点を意識しながら具体的施策を考えよ。

1日目にやったこと

グループワークのあとに、ブロックマネージャーの前でプレゼン発表をした。他班の発表を聞いた後、ブロックマネージャーからフィードバックを貰った。その後は執行役員とブロックマネージャーへの質問会があり、ご丁寧にお答えしてくださった。

現ブロックマネージャー2名

本選考の一次・二次面接免除

まさか現場のブロックマネージャーが直々にプレゼンのフィードバックをしてくださるとは思ってもいなかった。フィードバックでは、良品計画の使命でもある「地域貢献」の観点から、「なぜその地域施策を無印良品がやるのか」という意義を本当に大切にされているのだと実感した。また、その施策に対する利益も、具体的数字で算出することで高い評価をいただいた。

特に大変だったことはない。全員がガツガツと意見を出すメンバーだと、話が横に広がり論点がずれてしまいがちだが、自分の班は控えめな学生がいたため、こちらから話を振るなどして、話が縦に広がることを維持できた。地域貢献と利益追求という点で、無印良品の商品価格を調べたり、無印良品がやる意義まで深く詰めることができた。また、班のメンバー個々がタイムマネジメントに長けていた。

1〜2名が率先して資料作成や案出しをしていた。控えめな学生もおり、話を振りながら進めていった。班のリーダーを決めるのにも時間がかかったが、のちのち社員にリーダーが誰かを聞かれたため、リーダーは社員にマークされていると思う。

良品計画は他の小売企業とは異なり、地域貢献を大切にしている企業である。今回のインターンで、現場社員の方からプレゼンの質疑応答やフィードバックの際に良品計画が携わる意義について何度もお話しがあった。このことから、良品計画の使命は現場社員に浸透しているということを強く感じた。

日本全国でどこでどんな地域課題があるのか、有名どころを把握しておけばよりスムーズにワークが進んだのではないかと思う。また、ワークでは売上や利益について具体的に算出する必要があるため、無印良品の商品や無印良品が実際に行なっている施策(例えば保冷剤回収や衣服回収など)を調べておくことも大事ではないかと思う。

入社後にいずれは経験する「店長」という立場で具体的施策を考えることができたため。参加前は正直、店舗運営のイメージがあまり湧かなかったが、インターンでは施策立案ワークの他にも現場社員への質問会にて店舗スタッフとの折衝や関わり方に関してもお聞きすることができた。この点から企業で働いてる自分を想像できた。

かつて無印良品でのアルバイト経験があり、企業理念の理解と共感がすでにあったため。良品計画の穏やかだが意見をしっかり持っているという社風であったり、無印良品が実際に行なっている施策などもいくつか知っていたということから、マッチ度が高く企業研究も深くできていたと思う。

志望度が上がった理由としては、①良品計画の今後の出店戦略に納得した②企業使命が社員に浸透しているという、この2点がある。特に2点目に関しては、説明会で社会的使命をつらつら述べるだけのような企業もたくさんあったが、良品計画ではインターンにて社員様とお話することでしっかりと具現化することができた。また、やりたいこと・挑戦したいことが自分の中で明らかだったということもあった。

プレゼンで優勝すると、一次面接と二次面接が免除になり、いきなり最終面接を受験することができるため。仮に優勝できなかったとしても、企業理解という面ではインターン非参加者と比較しても優位に立つことができると感じた。

非鉄や化学など、メーカーを幅広く志望していた。過去の経験から、環境問題の解決に繋がる事業がある企業に魅力を感じていた。良品計画もプラスチックごみ削減や「これがいいではなく、これでいい」という価値観のもとでシンプルで汎用性のある商品を有しているという点で環境負荷の少ない企業であるという点で志望していた。

誰もが知る大企業ということもあり、年功序列で古風なイメージがあった。しかし、このインターンシップに参加してくださっていた社員様には、若くしてブロックマネージャーになられた方がいた。その点で、若手でもやる気があれば挑戦できる風土があるのだなと感じた。また、国問わず多くの人が長く使えるようなシンプルな商品群により、環境面におけるごみ削減やブランド力を強く感じ、志望度が上がった。