山岳部で一番体力がなかった私はトレーニングに粘り強く取り組みました。私は元帰宅部で大学から登山を始めました。結果開始早々に息切れを起こし、チーム全体の進行を遅らせてしまいました。一人の先輩がずっと付き添い励ましてくれたことが申し訳なく、もう絶対に迷惑をかけない、そして登山を楽しめるくらい体力をつけたいと思いました。そこから放課後や休日に荷物を背負い階段を歩くトレーニングを始めました。始めはすぐ疲れてしまい止めてしまおうと思いましたが、リベンジしようと決心し取り組みました。それでも辛いときは友人を誘い一緒に継続し続けました。徐々に体力がついてきて登山で遅れることもなくなってきたころ、体力向上を目的とした登山を企画しました。すると自分の頑張りを見てくれた友人や先輩が参加したいと言ってくれました。友人には「体験登山で辛そうだったから退部するかと思ったけど成長したね」と言ってもらえました。それからもトレーニングを継続し、結果3年の夏には夢だった○○登頂を達成できました。0からのスタートでも粘り強く努力することで目標を叶えられるのだと学びました。またこの経験を活かし、体力に自信のない後輩との自主トレーニングにも取り組みました。トレーニングは辛いけれど音楽をかける、励まし合うなど少しでも楽しく続けられるように工夫しました。そのうち同期や先輩なども参加し、皆でトレーニングしながらの交流が増えました。結果的に体力に自信のない部員は登山中に遅れることはなく、登頂までの時間短縮に繋がりました。他人の課題を一緒に取り組める環境を作ることはチーム全体の能力の向上にも繋がることを学びました。
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